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空想ラストバトル!?
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うにゃああ! と巨大猫に変身した
桜庭 円
が声を上げる。
「いったーい! ちくちく! ちくちくした! ちょっと血が出てる!」
「だけど、あの攻撃を受けてそれだけで済むなんて……」
表情は殆ど動かさないままで、
椎井 莉鳥
が瞳を瞬かせた。
ほう、と安堵の息を吐くのは
志波 武道
だ。
数多の《氷の矢》が迫る中、武道がイメージしたのは円の想像力の威力を強化すること。
結果、より強さを増したねこ円は攻撃への耐性を幾らか高めたのだった。
「小癪な……!」
大魔女
タカコ
が、再び《氷の矢》の群れを召喚する。
「よーし、次は弾いちゃうよ! 何度も痛い目は見ないもんね!」
斜めに構えて、ねこ円は、迫る《氷の矢》を受け流すようにして払い落としていった。
その様子を目に――しかし、口元に薄く笑みを乗せるタカコ。
「こっちも、何度も失態をみせるつもりはないわ」
幾らかの《氷の矢》が、突如軌道を変えてぐんと曲がり、円の後ろにいる一行を襲った。
「っ、ウイ姫、危ない!」
瞬時に、
大天使 天吏
が想像力を働かせる。
元より鳥籠に宿っていた鴉の代わりに、大蛇が召喚されるイメージだ。
――挑戦者・大天使天吏、想像力熟成完了まであと僅かです。
声が聞こえると同時、召喚の寄り代たる鳥籠から、男の手首ほどの太さの大蛇が現れる。
大蛇は、天吏が想像した通りに迫る《氷の矢》を飲み込んだ。
タカコが歯噛みをするのを、首を上げて見遣るのは
骨削 瓢
。
瓢はごく序盤から、最初の想像力を使ってステンドグラスの下側の空間に潜っていた。
「いつぞやのお嬢を助ける気にもなれないし、律義に戦うのは阿呆共に任せりゃいいさ」
という調子で、自分は安全圏から、ステンドグラス越しに喜劇の観覧。
悪魔達と同じく観客に回っている……と、見せ掛けて。
「ふむ、順調そのものだねぇ。これじゃ、眠たくなってくるよぃ」
なんて、瓢は大あくびを一つ、戦況を大きく動かす策を練る。
旗色がいいというのは、勿論、瓢にとっても悪いことではない。
けれど、そのまま静観、というのも面白くはないと瓢は考えているのだ。
「こんな試合をしてちゃあ、視聴者が喜ぶまい、ってねぇ」
にたりと口元に弧を描いて、2度目の想像力を働かせる。
途端、ドーム内のあちこちに現れるは、置き型の、煙を拡散させるタイプの殺虫剤だ。
――挑戦者・骨削瓢、想像力熟成完了まであと僅かです。
声が響く中、瓢はケラケラと笑った。
「煙幕の代わりにもなるから、両陣営視界を遮られた泥沼の戦いが楽しめるよぃ」
煙が、見上げたステンドグラス越し、床から広がっていくのが見える。
悪魔達が手を叩いて喜びそうな仕掛けを施して、喜劇を愛する狂人はにまにまとした。
一方、戦場にて。
最初に異変に気づいたのは、《氷の矢》を雷を纏った拳で叩き落とした莉鳥だった。
「皆! 足元から煙が広がってる!」
見る間に、奪われていくドーム内の視界。
「くっ、今度はどういうつもり!?」
事情を知らないタカコが、これも一行の策と判じてがむしゃらに《氷の矢》を飛ばす。
風を切る音に上着を振るってその1本を叩き落とした後で、武道が声を上げた。
「いやぁ、益々ピンチって感じ? これは……十中八九、瓢くんの仕業ダヨネ☆」
おちゃらけた調子で言うが、口元に乗る笑みは幾らか引き攣っている。
ドーム内に響いた機械的な声、姿を消している瓢、そしてこの煙。
原因にこそ当たりをつけることができるが、対策は中々に難しい。
(瓢くんの本意はわからないし……要注意だけど、これ以上想像力は使えない)
1回分の想像力は意地でも残す、というのが武道のスタンスだ。
(敵になって皆に負担をかけるのは避けたいし……できる限りで何とかしないと)
そう考えていたところに――煙に阻まれた視界の向こう、
サキリ・デイジーカッター
の声が響いた。
「ピンチ、か……でも、ここから活路を切り開く!」
蛇腹剣を手に、サキリは頭の中に空間を切り裂く。
ろっこんが発動し、《氷の矢》を避けながら瞬間移動でタカコに迫るサキリ。
あらゆる方向から牽制攻撃を繰り出せば、
「な、何……?」
と、タカコはサキリの思うままにかく乱されてくれた。
とめどなかった《氷の矢》の攻撃が、ぴたりと止む。
タカコの頬に、ピッと一筋、血が散った。
(北風先輩を傷つけるのは心が痛むけど……)
やるしかないなら躊躇いはしないと、隙を作り出すサキリ。
それに乗じて、一行は態勢を整え直した。と、その時。
「や……やめなさい!!」
痺れを切らせたように、タカコが叫ぶ。
瞬間、タカコを起点にぶわりと広がるように形成された《氷の壁》が、サキリの連撃を弾いた。
あっという間に広がった《氷の壁》が、ドーム状になってタカコを包む。
「これは……成る程、面倒な技だね」
「えーい! 次は、ボクに任せて!」
蛇腹剣の鋭い攻撃さえももろともしない鉄壁の守りを前に、円が名乗りを上げた。
「てやーっ!」
武道に強化されている円の猫の手が、《氷の壁》のドームに空手チョップを食らわせる。
がらり、と音を立ててドームの上部が崩れたが、
「って、痛い! 手が! 肉球が!」
という具合で、思った以上に《氷の壁》は固かった。
円が痛みにじたばたしている間に、あっという間に復元される《氷の壁》。
口元に手を宛がって、莉鳥は思考を働かせた。
(これは……一度にあの壁を壊す必要がありそうね)
莉鳥が、新たな作戦を提示しようとした、その時。
「待って! ……何、あの光は……?」
ウイ
を庇うように構えていた天吏が、煙の中、ぼうっと小さな火が灯ったのを見て取って声を上げた。
――波乱の火は、煌々として燃え上がり、嗤う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月06日
参加申し込みの期限
2017年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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