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空想ラストバトル!?
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赤の試練 ~邪神の復活を阻止せよ~
ドームの中、
壬生 由貴奈
はブブ・ベルゼが残した言葉の意味を考える。
「黒い翼の君、ねぇ……」
脳裏に浮かんだのは、鴉の神――クローネの姿。
「あの悪魔もクローネのこと知ってるのかなぁ、意味深なことを」
呟いて、「それにしても」といっそ厳かな赤いドーム内を油断なく見回す。
「まさか、悪魔の見世物として使われるなんてねぇ……」
あのような名乗りを上げた手前、約束は必ず守るだろう。
勿論、従うのは癪なことではあるが、
「とにかく、敵とやらを倒して悪魔どもに文句言ってやる」
と、由貴奈は滑らかにベルトポーチに手を遣ろうとして、はたと気付いた。
「……へ? ポーチがない?」
「武器等のアイテムは持ち込めない、でしたっけ」
厄介な話です、とちょっと難しい顔になるのは
綾辻 綾花
。
今、ドームの中には綾花と由貴奈の2人きりだ。
「うーん、ろっこんが使えないとなると……」
綾花の言葉を受けて由貴奈が口元に手を宛がった、丁度その時。
ドーム内、2人が立っているのとは対極に位置する場所に、人影が2つ現れた。
綾花が、黒の双眸を見開く。
「っ、あれは……」
声に、漆黒の神官服を纏った男――邪神官
ケイ
が振り返った。
そしてその奥には、神子
ユキノ
の姿。
越えるべき《試練の物語》が、2人の頭の中に流れ込んでくる。
「どう見てもうちの担任の早川せんせーだねぇ。捕まってるのはゆきのんせんせーだ」
「珪先生と島岡先生を巻き込むなんてひどいです! 怪我でもしたらどうするんですか!」
「怪我かぁ。確かにやっつけるのは気が引けるけど……倒さなきゃね。正気に戻るかもだし」
由貴奈の言葉に、綾花は「正気に……」と短く繰り返して改めてケイを見遣った。
ケイの口元には緩やかな笑みが乗っているが、その目は爛々と、そして冷たく輝いている。
「うう、珪先生には白い神官服の方が似合うのに!」
これは綾花の個人的見解だが、確かに悪役は似合わない先生だと由貴奈も同意した。
「じゃ、いつもの早川せんせー、さくっと取り戻しちゃおっか」
「はい! 絶対に、皆で一緒に元の世界に戻ります!」
頷き、キッと真剣な表情を作って、最初の想像力を働かせる綾花。
「珪先生、いつもの先生に戻ってください!」
美しい黒の翼が、綾花の背を彩る。
「成る程……僕の邪魔をするつもりなんだね」
綾花がそのままぶわりと飛翔するのを前に、攻撃を危惧してか巨大な《炎の壁》を構築するケイ。
「邪魔をするんじゃありません。珪先生達を、助けたいんです!」
確固たる意志の下言い放って、綾花はその立派な翼をはためかせた。
「く……!」
炎の粉が、邪神官の黒い衣装をところどころ焼き焦がす。
風が散らした炎は、守るべき術の主を成す術もなく傷つけていった。
その様子に眉を下げながらも、綾花は懸命に声を張る。
「島岡先生、今のうちに逃げてください!」
「あ……は、はいっ!」
ユキノが、綾花が生んだ隙に乗じて駆け出した。
「っ、させるか!」
「それはこっちの台詞、ってねぇ」
ケイが何らかの術を行使しようとするのを、由貴奈が矢のように飛ばした金属の弾が遮る。
想像力で生成した、由貴奈の意のままに飛び回る小さな武器だ。
(イメージはうちのろっこん……ポーチがないのは想定外だけど、諦めないよぉ)
金属の弾はケイの頬を掠め――冷えた眼差しが、由貴奈へと向けられる。
追撃は再構成された《炎の壁》に飲み込まれたが、その隙に、ユキノは由貴奈の元へと逃げ切った。
「僕の顔に傷をつけるだなんて……万死に値する」
頬を伝う血を拭いながら言って、ケイは、何やら呪文のようなものを唱え始めた。
ユキノが、ハッとしたように声を上げる。
「だ、駄目です! 折角あなた達が負わせた傷が……」
言い終わるよりも早くに、柔らかな光がケイを包み込んだ。
ケイの頬の傷も、綾花が負わせた火傷も、幻のように消えていく。
「回復魔法、か。……成る程ねぇ」
「こ、このままでは、永遠に……」
「ん、大丈夫だよぉ、ゆきのんせんせー」
由貴奈がユキノへと告げると共に、辺りに響くは無機質な声。
――挑戦者・壬生由貴奈、想像力熟成完了まであと僅かです。
声が響いたとほぼ同時、由貴奈はもう一度金属の弾を一気に放った。
その多くは《炎の球》に撃ち落とされたが、幾らかはケイの身体を再び傷つける。
「馬鹿だね。何度やっても同じことだ」
「さあ、それはどうだろうねぇ」
《炎の球》に身を焼かれながらも、由貴奈は不敵にそう言い放ってみせた。
ケイのごく短い詠唱が終わる。
光がもう一度ケイを包み――瞬間、ケイは血を吐いてその場に膝をついた。
「おお、成功したみたい?」
「ぐ……一体、何を……!」
「『反転』させたんだよぉ。全ての回復の効果を、ね」
「くそ……」
ケイの目の前に、《炎の球》が幾らともなく現れる。
「これは……もしかして、ピンチって感じかなぁ」
邪神官の全力の攻撃に備えて、由貴奈は頬に汗を伝わせながらユキノを庇うように立ち塞がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月06日
参加申し込みの期限
2017年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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