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【星幽塔】第九階層 星が飾ったカナーリス
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1の島は、その呼び名の通りこの階層では一番の港町であった。
交易の地として栄え、様々な商店が立ち並んでいる。アルゴーが到着したのちに、商人たちとの売買を行うために眠たげに船室を後にしたピエロットを見送って、
恵御納 夏朝
は1の島へと降り立った。
人々の姿かたちは奇妙奇天烈なものばかり。
魚の形を模した頭の商人に、タコの足を多数に持った屋台の女将。奔り回った子供達も何処か魚を思わせる。
『海の世界』とは上手くいったもので、魚たちが住まうならこんな街なのだろうかと夏朝は小さく瞬いた。
「おっ、お嬢ちゃん、串焼きはどうだい?」
屋台から身を乗り出して、タコの女将が楽し気に声掛ける。
その声に、夏朝は袋に仕舞いこんでいた『第一階層』の通貨をちらりと眺めて首を傾いだ。
「……この辺りには来たことがないんだ。これって、金銭として使える?」
階層ごとにその場所の文化や常識は違ってくる。それを見越した夏朝の問い掛けに、タコの女将は瞳を丸くして「ふむ」と呟いた。
「アタシはその銭は見たことないねぇ。良けりゃ『両替屋』を紹介するよ。
見た所、アルゴーに乗ってきた客人だろ? 両替屋なら色々と情報を所有しているからね」
あっちだよ、とタコの足で器用に指し示す女将は土産にと串焼きを一本、夏朝へと手渡す。
商人たちは気ままに、そして陽気に暮らしているのだろう。情報収集と言う仕事においては、これ以上にやりやすいことはない。
ありがとう、とひとつ丁寧に返した夏朝は騒めく商業地区をゆっくりと進みながら『両替屋』を目指した。
奇妙な形の果物を積み上げた軒先で子供たちが玩具を手に遊んでいる。
寝子島の商店街での様子を彷彿とさせると
桜 月
は妙な既視感を覚えながら商業地域を進む。
(目指すは2の島――……と言ってもピエロットが勝手にそう呼んでいるだけな気もするが……)
この階層の島々には名前がない。
月が商人たちの集まる食事処で話を聞いた所によれば、この海には大陸と言うものは存在せず、無数の島々が点々と浮いているそうだ。
壁に大々的に張られた地図には地域として『商業地区』などと島の役割だけが記載され、小さな島々は地図上に描かれることもない。
「2の島を知っているかい?」と聞くと、2番目に大きい島の事を商人たちは悩まし気に口にしたのだ。
(もう一度、食事処で話を聞いてみるか……)
商人たちに勧められた食事処。1つ目は海に近く、交易を中心に行っている者たちが集まっているそうだが、月が今から向かうのは少々内陸にあり1の島の住民たちの憩いの場となっているところだった。
「おねーちゃんどこいくのー?」
迷いなく歩く月に興味を示した魚の子供たちが楽し気に走り寄ってくる。
「黄金花というものを探しているんだ」
「それ、御伽噺のやつー? アルゴーのピエロットがいっつも話してたよ!」
丸い瞳を輝かせ、月の袖をくいと引いた子供たちは彼女の目的地である食事処に案内すると御伽噺を語りながら歩き出す。
運動は苦手なのだと、子供たちの歩調にも疲れを浮かべた月は小さく息を吐いた。
(御伽噺になるほどに有名なら誰かが花が咲く場所も知っているかもしれないな……)
――一方で、両替屋に辿り着いた夏朝の前には
旅鴉 月詠
が座っていた。
「やあ。金の話をしに来たんだ」
海と言えば冒険だ。そして、盗人の光を宿す月詠に『商売』の話は得意なものだ。
黄金花の情報収集と共に行うのは、この階層での商売の情報。一層で月詠が経営している店の金銭で商人たちの商品や情報を購入できるのか――そのレートもしっかりと見定めておく必要がある。
「……両替?」
両替屋への案内を受け、到着した夏朝は
遠野 まほろ
と合流していた。
そして、辿り着けば月詠と商人たちの商談が始まっている。
こてりと首を傾いだまほろと顔を見合わせた夏朝は「どういう状況だろう」と瞬いた。
黄金花を見つけることが出来れば、今後の第九層での商機となる。各層から商人たちの交流が始まれば、月詠の店も盛況となることは間違いなしだ。
「大きな金の話だ。好きだろう、金?」
両替屋は商売人たちの情報交換の場所になっていたのだろう。
月詠の言葉に一人の商人が「面白れぇ!」と立ち上がる。それを転機に彼女の『商売』が始まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月02日
参加申し込みの期限
2017年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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