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【星幽塔】第九階層 星が飾ったカナーリス
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「君の力になりたいんだ。もしも、今困っていることが有ればその問題を解決したい」
優しく問いかける修の声に、花はどういえばいいのかと、困った様に首を振った。
「だいじょうぶですか?」
ゆっくりと問い掛ける美咲紀の声に黄金の花――彼女は小さく頷いた。
洞窟の奥で、一人だと寂しいでしょうと問い掛けられた「こわいわ」と小声で囁くそれに月は小さく息を吐く。
「……もう大丈夫ですよ」
曰く、彼女はアルゴーと共にあるべき存在だが何らかの影響のもとで、離れてしまったのだという。
花はそれを「良く分からないけれど、バランスが崩れてお姉さんは枯れたの」と呟いた。
「アルゴーで咲いていたのは君のお姉さん?」
「そう、そうなの」
枯れることがないはずの黄金の花。
それでも、枯れてしまえば次の芽吹きが訪れる――そうして保たれてきた平穏が僅かなバランスの崩れでそうなってしまったのだという。
「今までの階層みたいに、どうしてかオーブが消えてしまったっていうのと……」
「きっと、一緒ね」
花は、只、枯れてしまっただけ。
わからないと不安げにぼやいた彼女に修はこれからはみんなで守ると柔らかに声かけた。
「おおっと、お花さん。私の事も頼って下さいよ?」
ひょこりと顔出した梢は、彼女が星の力を持つ者たちに囲われているからか、より黄金の輝きを増したことに気づく。
「ふふーん、なるほど……この階層に私達が沢山遊びに来てあげればお花さんは喜びますね?」
「お話をたくさんしてくれればうれしいわ」
舌足らずに言った彼女に梢は満足げに頷いた。
彼女の話を纏めるとこうだ。
何らかの影響を受け、先代の花が枯れてしまった。
その為、アルゴーには次の花が必要になったが……花を咲かすためには星の力を持つものが迎えに来るべきだがピエロットがアルゴーから離れてしまっては『アルゴーを護る者』がいなくなってしまう。
「じゃあ、お花さんが元気なくなって周りの生物が暴れ始めたのですね」
小さく頷く花は、自分がアルゴーと共にあれば『元のピース』が嵌った状態になりかいぶつたちもアルゴーを襲わなくなるだろうといった。
「何にせよ、君と出会えてよかったよ。此処まで迎えに来たからこそ『お宝』も出会えたからね」
商売人としては、流石の行動であった。
炸裂芋を投げつけたり、殴る程度でも進んでこれたのだとドヤ顔を見せる月詠は袋に詰め込んだ『いろんなもの』にニィと唇を釣り上げる。
「よければ君の話を聞きたいんだ」
「……わたしでいいのかしら、おなまえもないのに」
名も無き花はいつかは萎れてしまうから――そう呟く黄金の花に月詠は「誰かが名付け親になればいいんだな」と頷いた。
どうせならその希望をかなえてあげたいという豪の言葉で一先ずはアルゴーに向かってピエロットを交えての話をしようと2の島を後にすることとなる。
帰り道は穏やかだというに相応しい。
周囲に生える薬草を指さしては「これは煎じ薬だわ」「これは毒草なの」「これはここでしか食べれないわ」と黄金の花は饒舌に語る。
「月詠さん」
アルゴーの前で待って居た月――
桜 月
は1の島での買い物が楽しみだと手を振った。
「やあやあ、皆。待たせたね。さて、黄金の花を救い、アルゴーへと持ってきた。これで、一件落着といかないか?」
その後の話だが、穏やかな海を走り抜け1の島に戻れば、皆、思い思いに観光へと出かけ始めた。
月はデザインの参考になると特徴的な衣服や、貝や海のものをあしらったアクセサリーの購入を進めていく。荷物はアルゴーにひとまず置いていていいとピエロットの言葉があれど、荷物が増えることはイコールとして金銭を使用していることだ。
気を付けないと、とぼやく彼女は月詠と、服やアクセサリー、月詠の絵や今回の冒険について話そうと食事処へ向かった。
「うわー、すげー、見た事ねえ商品がいっぱいある!! 宿で使えそうな食材さがそーぜー!」
走り出す衛を見送ってアカリは小さく肩を竦める。
猫島亭に飾れるインテリアでも探そうかなと商店を巡りながら、彼はサファイア・リリーとシュガーメロンを入れた皮袋を見下ろした。
「ふー終わったぁ……あれ、買い物中?」
「あ、ロベルト先輩」
ぱちくり、と瞬くアカリは緊張したように肩を揺らす。この場所では両替をした方が買い物を行いやすいというアドバイスを口にしてゆっくりと歩き出す。
へとへとになった、と疲れを隠せない桜はまずは街を散策すると賑わいの中を歩き始める。
「お嬢ちゃん、寄ってかないかい?」
アルゴーに黄金花を差し入れたとして、島民たちからも受け入れられる事となった桜達は、その盛況さに楽し気に脚も動き出す。
今日はどこかで食事をとって、温泉に行こう。それから、あとはゆっくりと休もうじゃないか。
いろんな島に行こうと提案する刀にピエロットが案内するのは星と月が浮かんでいる島。
どんなところにだっていける―――交易船『アルゴー』に灯った一つの光。
潮風は、穏やかに吹き荒れた。
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あとがき
担当マスター:
日下部あやめ
ファンレターはマスターページから!
【星幽塔】第九階層 星が飾ったカナーリスへのご参加ありがとうございました。
九階層は海をステージとしておりました。
1の島、2の島以外にも様々な島があります。
皆様のおかげでアルゴーも自由にいろいろな場所に行き来できるようになりました。
沢山の場所にお出かけする気持ちで、この海の事を感じてくださると嬉しいなと思います。
この度はご参加ありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月02日
参加申し込みの期限
2017年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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