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FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
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新聞部の部室。
さすがに日曜まで出てくる生徒はないため、がらんとした室内はやけに静かだ。
普段はパソコン、電話にファックス、慌ただしく出入りする生徒の音に満ち戦場のように騒がしいだけあって、その寂しさもひとしおである。
八神 修
は雑用を終えて部室を後にした。このまま帰宅しても問題はないが、せっかくだし、教室に足を向けてみよう。
なにか奇妙なチャイムが鳴った。試験放送だろうか?
がらりと教室の戸を開けると、そこに
七夜 あおい
の姿があった。
「待った?」
修が問いかけると、「ちっとも」とあおいは微笑む。
昨夜、いつものように彼女と電話で会話していて、「日曜に、部室で雑用を片付ける予定があるんだ」ということに修は触れた。あおいの返事は「私も行くよ」だった。教室で待ち合わせて、そのままどこかに行かない? と。
「デートの待ち合わせ場所が休みの日の教室なんて、ちょっと不思議な気分」
あおいは自分の席に座って、足をぶらぶらとさせていた。
「たまにはいいね、こういうのも」
修は手を机に載せた。机の表面はひやりとしている。
その手に、あおいが自分の手を重ねた。くるりと手を返して、修は彼女の手を握る。
くすぐったいような声であおいが笑った。
指と指を絡め合う。シャンプーのものだろうか、あおいの髪はややシトラスの香りがする。いや、もっと甘い。タンジェリンの香りに近い。
あおいと付き合うようになってどれくらい経つだろうか。
最初は嫌われたかもしれない。けれどこの、短くも長い一年で、彼女との距離は少しずつ縮まっていった。こうして、きわめて近い関係に至るまで、紆余曲折あったのも事実だ。
けれど今はそれさえ愛おしい。
姫君をエスコートするように修が片膝をつくと、「大袈裟だよ」と笑いながらあおいは応じた。
今日はどこに行こう。
それが単なる散歩であろうと、あおいと過ごす時間はすべて、修にとって宝石のように貴重だ。
「あお……」
名を呼ぼうとして、
つまずく。
目の前の椅子だ。足を踏み出したところで、椅子が倒れ大きな音を立てた。
それで修は、我に返ったのだった。
タンジェリンの香りが消え失せている。
教室には誰もいない。
誰一人、だ。修を除いては。伸ばした手の先に触れている手はなかった。
都合が良すぎたな、と修は微苦笑していた。だが同時に、これが異常事態だとも察知している。
想像の世界に遊ぶことは、もちろん修にもある。けれど今のは、そんなレベルを超越していた。夢や幻と呼ぶにしても存在感がありすぎる。よくわからないが、平行世界、もうひとつの『現実』に迷い込んでいたような気がするのだ。
いずれにせよ、そんな『現実』は望ましいものではない。楽しかったことは否定しないが、サッカリンの甘さは、本当の甘味とは違うものだ。
「あおいと会えるならリアルが良い。都合の良い『現実』は幻でしかないからな」
何気なく窓に近づき、校庭を眺める。
やはり――。
日曜の学校に生徒はまばらだが、確実に何人か、異常な状況下にある姿が確認できた。いずれも立ち尽くしていたり、しゃがみこんでしまっている。よくは見えないものの、きっとうつろな目をしているに違いない。
修は携帯電話を操作した。準備が済むと、これをポケットに入れ慎重に教室から出る。
あのチャイムがスイッチだったのだろうか。誰かの意図を感じる。
目的を明らかにせねば、そう修は決意している。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:前哨
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月22日
参加申し込みの期限
2017年01月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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