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チビタカ。 ~平行世界鬼ごっこ~
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遂にカウントダウンは終わり、寝子島中学校の校舎に鬼たちが放たれた。
はじめに鬼——馬桐に見つかったのは、水道を探していたタルトだ。英二から聞いていた「大体この辺り」に目的の場所があるだろう廊下をひた走っている途中、折しも視界に水道らしきものが入った辺りだった。
タルトは激しい呼吸のなかで悶えつつ叫ぶ。「せっかく水道が見えてきたのに!」
「水が欲しいならトイレでも理科室でも美術室でも行けば良かったんじゃないですか?」
馬桐の一言は、『小刀』を意味する彼の名の通り、女子高校生のハートを鋭利に抉ってくる。中学生にツッコミを入れられて色んな意味でもうダメだ! と思った矢先、物陰から誰やらが飛び出してきた。
「大丈夫か?」
「ムッツルギくん!!」
突如現れた刀が、タルト手を引いたのだ。タルトのゆっくりになっていた足は、彼に引っ張られてぐんぐん速度を上げていく。格好良い場面なので、ムッツリはどうかなと馬桐は思いつつも己の不利を悟ってがっかりした。刀は「遊びだからろっこんは使わない」と宣言していたが、あの能力が無くとも彼の運動神経を考えると相手にしたくはないタイプなのだ。
が、今回は馬桐にも風は吹いている。
「この足なら、長さによる優劣はない! 筈ッ! だからチビの俺でもイケる! ような気がするッ!」
自信があるのかないのか……。
しかしまあ勢いを増すように見える彼を、タルトは振り返り振り返り気を揉んでいたが、彼女の手を引いている刀は楽しげだ。
(普段見慣れている空間が別世界に見える。いきなり小人になった人はこんな気持ちなのか。ちょっと冒険をしているようでワクワクしてきた!)
周囲を興味深げに見ていた彼は視界に水道を捉えて、「そうだった」とタルトの目的を思い出した。
しかし、水道台はこの身体にはデカイ。高い。
「だがどうするか考えている暇はない!」
刀は馬跳びの馬のような姿勢をとって、戸惑っているタルトへ指示した。
「俺を踏み台にして上に登れ!」
「ええっ!? ドエムプレイ!? このシチュ、薄い本が厚くなるね!」
「っ……いいから俺を踏んでくれ!」
「凄いセリフ生で聞いちゃった!」ちょっと腐った女の子タルトは歓喜しつつ、「……でも」と普通の女の子として躊躇していた。
「猫になったら俺の肩にのせて『高いところにいるよ!』とか出来るかもしれないだろ。俺のことも薄い本のことも気にしなくていいから!」
急かしてくる刀へ、タルトは覚悟を決めて頷き、彼の背に手をかける。
「パンツ見ないでねムッツルギくん!」
「そっち気にしてたのか!?」
刀がショックを受けている間に、タルトは無事水道台に手をかけていた。馬桐は舌打ちしながら、せめてあそこに止まっている刀だけでもと狙いを定めてくる。
「後輩の下克上カプ!? この体格だとどうしてもショタ系になるけど、アリだね♪」
「いいから早く猫になれ!」
と、言うだけのだけが精一杯の刀だ。
事前にチェックしたこの身体の様子では、確かに馬桐との明確な差は持久力を除いて大きくないだろう。そうなるとこの場でタルトとの協力はもう諦める他なく、刀は水道に背を向けて階段を目指した。
だが彼は、普通に階段を降りたりはしなかった。
「
俺は飛べる!
」
叫びながら思い切り大ジャンプすると、もうあとは野となれ山となれ。
地面に叩きつけれれた身体がボヨンと跳ね、またボヨンと跳ねていくのに、本人すら「なんかスゲー!」と言葉を残しながら、刀の姿はその場から消えていった。
* * * *
さて同じ頃、最も敵に見つかりやすい校庭にあえて逃げた誉は、竹高と音春の鬼2人を相手に大立ち回りを繰り広げていた。
誉は先行の利を持っていたが、何度かもたついた事で、2人との間は僅か数メートルの距離しか開いていない。
デフォルメ誉の命は今や風前の灯火だ。
よもやここまで小さい手足が難儀なものだとは! 鉄棒もバスケットゴールもしがみついて登るには時間がかかりすぎるし体力も奪われた。諦めては別のものに登ろうとする度に、状況は悪化の一途を辿ったのだ。
(不恰好でも良いから登り切ってやろうと思ったのに! 他は……何だったら登れそうなんだ!?)
誉は必死に片手で二階から撮影した校庭の写真を確認し、一つの場所を思い当たる。
「ここしかないっ!」
その時、まさにその場所から声が飛んきた。
「こっち!」と手を振って呼んでいるのは、サッカーゴールに登っていた桜だ。誉が気づいたと分かるや、桜は手を伸ばして彼を助けようとする。
「こっちこっち! ここなら安全だから!」
「今行く!」
決死の思いでサッカーゴールに辿り着くと「早く登って!」と桜の祈るような声を聞きながら、ゴールネットに手足を引っ掛けた。これはデフォルメ化された小さな手でも登りやすい。
と、今度は別方向からも声が飛んでくる。
「鬼さんこっちら☆」
「私を捕まえてごらんなさーいっ」
武道と陽毬が竹高と音春の注目を煽り、スキップしながら校舎の方へ向かっていく。3人は連携して誉を助けにきたのだ。
誉はネットを登りながら、感謝の気持ちを込めて、武道と陽毬に忠告を投げた。
「音春の『目』に気をつけろ!」
武道と陽毬の出した了解のサムズアップを見て、誉はほっと息を吐きながらこちらに伸びる桜の手に掴まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月18日
参加申し込みの期限
2017年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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