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チビタカ。 ~平行世界鬼ごっこ~
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「この歳で鬼ごっこか」とぼやいてみたものの、鬼ごっこは体力と知力の『勝負』だ。ボクシングや柔道で培われた闘争心が、亮の瞳をぎらつかせている。
「まぁ、やるからには勝ちたいよな」
ふたつの拳を勢いよくぶつけ合ったが、角と言う角が取れた丸っこい身体では、いまいち格好がつかないのだった。
——締まらない。亮が複雑な顔で両手を見つめていると、横から声をかけられた。
「同じチームだね、宜しく」
佐藤 英二
の平均的でフレンドリーな挨拶、更に警戒心を解くための笑みの効果はてきめんだった。接客アルバイトで日夜鍛えられているだけはあり、亮はのせられて笑みを返している。しかしこの挨拶の際、あるろっこん暴走事件で亮が見せたはっちゃけ——変身ヒーローの件だ——については、互いに触れないでおいた。黙っていたままの方が良いものもある。
英二は顔に笑顔を貼り付けたまま、残りのチームメイトの
響 タルト
と
御剣 刀
の方を向いて、彼らを会話の輪に引き入れた。
*
「どうやって水をかぶろうかな……」
タルトは眉を寄せながら、長い黒髪をくくっている髪ゴムに触れている。彼女のトレードマークと言うべきポニーテールが崩れていないのだから、装身具の類も肉体のデフォルメ化と共に縮小して貰えたのだろう。
「でも小さくなったのは服とか通信機器だけかあ」
彼女の隣では、亮が、持っていた手鏡が自分の上半身程の大きさになって横に寝ているのを見て苦笑していた。
「これで後ろから来る鬼との距離が測れたらよかったんだけどな」
亮の期待する効果は、縮小された携帯とスマートフォンのインカメラや、校舎中にある窓などでも出来たかもしれないが、この時の彼はそれに気づいていなかった。
さて。タルトが仲間に軽く説明したところによると、彼女のろっこんは猫に変身出来る能力で、水やお湯が身体に触れる事が発動条件であるらしい。
「水道の水? ポンチクのよだれ?」
ジョークに仲間が笑ってくれたのに打ち解けたものを感じつつ、タルトは刀の方へ首を回す。
「ムッツルギくんは楽でいいよねえ」
「楽って……、ああ、ろっこんの発動の事か?」
「うん。イメージすればいいんだから!」
自分のろっこんの発動条件が、刀のように当人のイメージによるものだったら、こんなゲームは楽勝だったろうとタルトは考えていた。『猫になってしまえば』、高い場所へのジャンプなどお手の物だ。
「難易度高いなあ……僕寝子中出身じゃないから地の利がないし。誰か水持ってきてくれないかな?」
はあっと嘆息したタルトは、仲間へ縋る視線を向ける。
英二は眉を下げながら、考え込んでいた。以前この中学でオープンスクールが開催された際、彼はアルバイト先の縁で校舎内を訪れていた。しかしあの時のメインイベントは
イリヤ・ジュラヴリョフ
の応援であったし、校内地図を見るまでもなく同校出身の先輩二人に先導されていた為、校舎内の細かい部分まで覚えてはいない。
「水道か……、曖昧にしか思い出せないなあ」
結局英二が口から出せたのは、確かこの辺りだったような……と言う不確定な情報のみだった。
*
作戦会議の時間はあっという間に去り、カウントダウンが始まろうとしていた。
「そろそろいいかなー?」と皆に合図した鬼ちゃんが、さて何十秒前から始めようかと逡巡していた矢先、タルトが「待って!」と慌てて挙手した。
皆の注目を集めたタルトは、神妙な顔で大事な事を忘れていると話す。
「チーム名決まってないよね?」
言われてみればである。パッションに任せて行動していた鬼ちゃんが、「ほんじゃぁ」と本能赴くままに適当な名前をあげようとすると、タルトがもう一度手を挙げていた。
提案があります。
「攻めチームと受けチーム」
「サッカーか何かか? でもそれだと受けの方が弱そうじゃないか?」
市橋 誉
が割とピュアな反応を返した。
「左チームと右チーム」
「会話がややこしくなりそう」と、
水上 桜
は至極まともな意見を述べる。
「だめ?」
「提案して貰ってるのに悪い。でももう少し他の……」
「そうね。分かりやすいヤツってないのかしら?」
誉と桜が考え込むポーズを見せる間、英二はタルトが発した言葉の意味を大体理解しまった自分に、落胆を滲ませていた。こうなったら自ら口を開くしかない。
「固有名詞の方が認識しやすいんじゃないかな」
「それならロマンティックな名前のほうがいいね♪ 薔薇チームはどう?」
「ならばこちらは百合チーム、だね」
そう言う
伊橋 陽毬
は、いつもの親しみやすいタヌキ顔から、大空から陸を見下ろす孤高の鷹のような顔に変わっていた。
簡単に言うとキリッ。だ。
彼女の中で一体何が「ならば」と繋がって「百合」に帰結したのか。参加者のほぼ全員がなに一つ納得できないまま、戦いの火蓋は切って落とされなんとやら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月18日
参加申し込みの期限
2017年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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