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天界で新年会!
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【お配りしますなの!】
何という映画のワンシーンだったでしょうか。それともアニメ? マンガ? ちょっぴりうろ覚え……けれどまぶたの裏に残るイメージは、ほのかな憧れとなって、今さらながらに
橘 明里
の胸を打ちました。
場所は宴会場ではありますけれど、桜並木の咲き誇る屋外で、人々の合間を縫うように駆け回りながらの給仕。そう、これはさながら、オープンカフェのウェイトレス!
「ローラースケートみたいのは、無いなのなの?」
つまりはウェイトレスといったら、明里にはそんなイメージだったのでしょう。
けれど尋ねると、ねこたちは首をかしげて、きょとん。
「ローラースケートニャ?」
「そうなの!」
背中に翼も生え、天界を訪れるのも二度目となり、今や立派な天使となった明里。飛ぶのにはもうさほどの苦労もありませんけれど、イメージはやっぱり、大事です。お客さまたちの間をすいすい、ローラースケートで駆け巡る可憐なウェイトレス……しかも天使だなんて、とっても素敵に違いありません!
とはいえ、ローラースケート。発祥の地、下界においても昨今見かけないような、どうにも古いイメージなのは否めません。せめてインラインスケートと言うべきだったかも……それはさておき、神さまたちや、天界に暮らすねこたちが、そんなものを知っているとはちょっと思えません。
「やっぱり、ないなの? それじゃあ仕方ないの、空をとんでおくばりするなの……」
「あるニャ!」
「あるなの!?」
ありました!
さして間も置かず、ぱたぱたと駆けてきたねこが胸に抱いているのは、確かにローラースケート! それも四輪のついた、古式ゆかしいクワッドスケートです。
「倉庫にあったのニャ、遠慮なく使ってほしいのニャ!」
「あ、ありがとなのー!」
桜にも負けじと咲くような笑顔で、明里はさっそくローラースケート装着! さっそく華麗な滑りを……と思いきや、
「……だ、大丈夫ニャ? ニャんかフラフラしてるんニャけど……」
「だいっ、じょう、ぶっ、なの!」
ゆらゆら揺れながら、背中の羽も使ってどうにかバランスを取り、明里はしゅいーんと滑り出し、
「コケてぴぎゃらないようにがんばるなの! だってあかりは天使なの、天使だからきっと大丈ぴぎゃーーー!?」
車輪は大いに回ります。しゅごーーーっ!!
「むんっ」
「すごい……澪乃先輩、気合入ってるね!」
たすきを、ぎゅっ! やる気十分な
澪乃 澄佳
は、ポップな色合いの可憐な振袖姿。よくよく見ると、あしらわれているのは可愛らしいクッキー柄で、お菓子好きの彼女にピッタリ、似合っております。
「神さまのお世話さするんだから、おめかししねえと……って思って。ちょっと頑張りすぎちゃったかなあ?」
「ううん、すごく綺麗だと思う……!」
「ほんと? ありがと、夏朝ちゃん!」
お隣、
恵御納 夏朝
はいつもの恰好ではありますけれど、左手のハルくんをぱくぱくしつつ、
「それじゃ、運ぼうか。ねこさんたちも、一緒に頑張ろうね……?」
「「「はいニャー!!」」」
猫好きが伝わったものか、ねこたちにたいそう慕われているようです。
配膳係として、ふたりもさっそく、豪勢なお料理の運搬にかかります。
「うわぁ、美味しそう……ねこさんたちは、そっちの小さい器をお願いするね」
「はいニャ、お任せなのニャー!」
「じゃ、あたしらはこっちの……わあ、結構重たいねえ。これは、ろっこん使わねえと。いくよう、夏朝ちゃん!」
「うん!」
女の子の細腕には、少々しんどい作業……けれど、大丈夫! ふたりには、こんな時には大変に便利なろっこんがあるのです。
澄佳は多様な料理が満載のお盆に手を触れて、たもとから愛用の懐中時計を取り出すと、時刻を確認。夏朝はお盆の底に、ぺたん! とねこシールを張り付けます。すると……ふわり、ふわり! 澄佳の周りにはいくつものお盆が浮かび、夏朝も重たいお盆を軽々ひょいっと持ち上げてしまいました。これなら、運ぶのもラクラク!
「はーい、お盆がとおりますよう! お盆が浮いてとおりますよう!」
「お料理、お持ちしました……! あ、こちらのお皿は、お下げしてもよろしいですか?」
たくさんの神さまでわいわい、きつきつの席の合間を、ふたりはするりと通り抜けながら、あっちへいったりこっちへいったり。お料理運んで、お皿も下げて、ぱたぱたぱたぱた。大忙し!
そんな風にわたわたとしている中で、
(わああ……あれ、伊勢海老? あんな贅沢なの、食べたことないなあ……やっぱり、身がぷりぷりっとしてるのかなあ)
澄佳はふと、思わず美味しそうな食べ物に見とれて、
「ふへうっ!?」
「澪乃先輩、大丈夫……!?」
ごちんと、桜の枝へおでこをぶつけてしまいました。
「わはは、大丈夫かいお嬢ちゃん?」
「おお、こりゃまた、なまらめんこいお嬢さん方だべや!」
かけられた陽気な声に振り返ると、大きなフキの葉っぱの傘の下に、小さな人影がいくつもいくつも。
「あっ、小人さん……!?」
「か、かわいい……!」
鮮やかな赤や青、民族風の衣装を身に纏った小さな小さな人たちがちまちまわいわい、酒盛りをしています。これは……かの有名な、コロポックルです!
小さな男の子のようにも見えるコロポックルのひとりは、澄佳がついつい見つめていたのに、気づいていたのでしょうか。伊勢海老の身を小さく切り分けたものをひとつずつ、ぷす、ぷすっとフォークを刺して、ひょいとふたりへ差し出すと、
「あんまりめんこいから、ほれ!」
「え? で、でも……あたしたち、お仕事中だし」
「わはは、遠慮せんと、食べたらいいっしょ!」
などと赤ら顔で言われてしまっては、断るのも失礼かも? ふたりはかがみ込むと、ぱく、ぱくり。
途端、口の中へと広がる、えもいわれぬ美味と食感! 澄佳も夏朝も、思わずぱあっと表情を明るくして、
「お、美味しい……! 身がぷりぷりで、甘くて……あたし、こんなの初めて食べたよう!」
「うんうん。お仕事大変だろーけど、おかげでこのとおり、楽しませてもらってるべさ。頑張ってなーお嬢さんたち」
「ありがとう、小人さんたち……!」
何ともありがたい心づかいに、ふたりは、ほくほく。活力も新たに、ますます張り切って、お仕事へと戻るのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月03日
参加申し込みの期限
2017年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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