this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第八階層 妖精のオーブと2人の乙女
<< もどる
1
…
18
19
20
21
22
…
25
つぎへ >>
●ミニドラゴン
ミニドラゴンは城の広大な裏庭で飼育されていた。
「おー、ドラゴンだべ」
鈴野 海斗
が目を輝かせた。あちらこちらで馬程の大きさの竜が、のんびりと昼寝をしている。竜の放牧。何だかのどかな光景だ。
「大蜘蛛に食べられてしまうんじゃないかと思ってひやひやしたんですけどね」
裏庭に案内してくれた騎士が海斗に言う。彼はミニドラゴンの飼育を担当する1人で、蜘蛛の襲撃を受けた時、慌ててミニドラゴンを森に逃がしたと教えてくれた。
「じゃあこいつら戻ってきたっちゃ?」
「勿論こちらも探しましたけど……全員戻ってきてくれました」
海斗は感心しながらも騎士達とドラゴンとの絆を感じた。
「触ってもいいっちゃ?」
海斗は近くでのんびりしているドラゴンを指して言う。騎士は頷いた。
「勿論。人慣れしてますので大丈夫ですよ」
海斗はおそるおそるその体に触れてみる。その軽い金属のような固さに驚いた。これだけ立派な鱗に覆われていれば、少々の剣など弾いてしまうだろう。確かに戦闘でいえば、馬よりもよっぽど役に立ちそうだった。
「あんたもドラゴンに乗れるだべか?」
海斗の問いに騎士は笑って頷いた。
「ええ。乗れないとダソス国の騎士にはなれません。と言ってもめちゃめちゃ練習しましたけどね」
「ドラグーン……とは言わねぇな。そりゃ拳銃もった騎兵のことだっちゃ。この場合はきっとドラゴンライダーとかドラゴンナイトとかいうはずだべ」
ふうむと腕組みをする海斗に、騎士は脇に抱えていた鞍をドラゴンに着けながら言った。
「どうです? 乗ってみませんか?」
「え?! だってめちゃめちゃ難しいんだべ?」
「大丈夫……とは言いませんけど、低く飛ぶようにさせますよ。勇者様達なら平気でしょう」
「……これでオラが乗ったらオニオンドラゴンナイトとかにならないだべか……?」
強いのか弱いのか分からないような名前を呟きながら、海斗は言われるままドラゴンに跨がった。
「じゃあいきますよ……ソレッ」
騎士の合図と共にバサッとミニドラゴンが折り畳んでいた翼を羽ばたかせる。あっという間に海斗はドラゴンごと数m浮き上がった。
「わっ、ちょ、ちょっと待つっちゃ!」
何とか手綱を持って操作しようとするが、そんな事を出来るはずもない。海斗はすぐにバランスを失い、慌ててドラゴンの首にしがみついた。
「落ちる、落ちるっちゃ!」
「ドラゴンが落ちる事はありませんよ。勇者様が落ちないよう頑張ってくださいー」
笑いながら騎士が言う。ミニドラゴンは海斗の指示がないので、好き勝手に飛び始めた。
「……うわぁーーー!!!」
オニオンドラゴンナイトのほろ苦いデビューとなった。
*******
「おー、飛んでる飛んでる! 楽しそうだね!」
裏庭に出ると、オルカが手をかざして言った。視線の先には海斗とミニドラゴンの姿。悠月もつられてそちらを見るが、すぐに眉をひそめた。
「楽しそう、か……?」
そこに海斗を案内してきた騎士がやってきた。
「ドラゴンに乗られますか? 鞍ならありますから言って下さい」
「勿論! 鞍って着けるの難しい?」
オルカが訊く。騎士は首を振った。
「いえ? 簡単ですけど」
「じゃあ俺が着けるよ。いいかな、悠月?」
「別に俺は構わない……ロベルト達はどうする?」
悠月は振り返ったが、ロベルトとアカリは別のドラゴンを眺めながら2人で仲良く話している。悠月はちょっと肩を竦めてオルカに向き直った。
「乗るも乗らないもお前に任せるよ……俺は待ってる」
「了解~」
オルカは騎士に鞍装着のアドバイスを受けると、すぐ近くのドラゴンの元に歩み寄った。
「本物のドラゴンってカッコイイねえ」
オルカは小さく呟いた。ミニドラゴンがオルカに応えるように、首をもたげ、深い紺色の眼でじっと見つめてくる。
(これでなめられるようなら乗りこなすのはかなり大変だろうけど)
オルカは自分と同じ色の瞳を持つ異世界の生き物を、静かに見つめ返しながら言った。
「どう、君は俺を乗せてくれる?」
オルカの言葉にドラゴンはしばらく動かなかったが、ゆっくりと1つ瞬きすると、静かにその首を地面に下ろして伏せた。
「Grazie」
オルカは優しく笑みを浮かべるとドラゴンの背に丁寧に鞍を着ける。そして悠月を呼んだ。
「本当に乗るのか?」
ドラゴンの横で、悠月は何だか気乗りしなさそうだ。オルカはドラゴンに跨がると、悠月に片手を差し出した。
「大丈夫……じゃないかもしれないけど、悠月がいれば1人よりずっと楽しいよ」
悠月の両眉が上がる。悠月はふうと溜息をついたが、その顔は笑っていた。
「……もし落ちたらお前のせいだからな」
悠月がオルカの手を取る。バサリとミニドラゴンがその翼を羽ばたかせた。
<< もどる
1
…
18
19
20
21
22
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第八階層 妖精のオーブと2人の乙女
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月24日
参加申し込みの期限
2016年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!