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【星幽塔】第八階層 妖精のオーブと2人の乙女
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●音楽と共に
「ん~、やっぱこの糸厄介だね。数も多いし、直接叩くにはちょっと遠い」
オルカが大蜘蛛を眺めながら呟いた。取れないベタベタの糸に眉をしかめていた悠月が顔を上げた。
「オルカ、どうした?」
その強い輝きを持った榛色の瞳が、オルカに向けられる。オルカは心を決めた。
「Va benone. 悠月、君の道を作ってあげよう」
オルカが言う。その言葉に悠月が首を傾げた。
「……道?」
オルカの真意を確かめるように、悠月は彼の青く輝く瞳の奥をじっと見つめる。オルカは悠月の瞳にウインクで答えた。
「アップテンポで行くからついてきてね」
オルカは小さく「Il mare di ombre」と呟き、パチンと指を鳴らす。とぷん。オルカが床の影に沈んだ。
一瞬の事に悠月は戸惑った。その次の瞬間にはオルカが数メートル先の影にその姿を現し、ヒュンと双剣を振るう。その横に大蜘蛛の糸が飛んできた。
「オルカ!」
悠月は駆け出しながら聖歌とともに障壁を出現させる。糸は跳ね返り、オルカはニッと笑うとしなやかに駆け出した。
(道か……!)
悠月は理解した。オルカの後ろを追っていくと、少しずつ、少しずつ大蜘蛛に近付いて行く。悠月はにっと笑うと自身の弓を握り締めた。
踊るように子蜘蛛を斬り払い進んで行くオルカ。その動きに合わせて悠月はろっこんの聖歌を少しアップテンポに変更した。広大な舞踏場に体を揺すり踊りたくなるような聖歌が響く。そのリズムに合わせて華麗に糸を斬り、道を斬り拓くオルカ。
オルカは安心していた。悠月の聖歌が守ってくれる。
悠月は安心していた。オルカが大蜘蛛に導いてくれる。
声もなく2匹の赤と黒の獣がリズミカルに進んで行く。
だいぶ大蜘蛛に近付き、オルカは振り返った。
悠月は少し眉を上げ、チラッと左前方に視線をやる。オルカは苦笑した。
(信頼されてるな……まったく、あとでご褒美の取り立てでもしてやろうかな)
そこに毒液が飛んできた。オルカは素早く影に沈み、悠月も障壁で身を守る。そのままオルカは悠月の視線の先に姿を現し、子蜘蛛を斬り裂きながら振り向いた。
「上手く隙間を狙って射ってくれよ!」
悠月は弓を構えきりきりと引き絞った。
ここまで近付くと子蜘蛛だけでなく大蜘蛛の糸も頻繁に飛んでくる。オルカが守ってくれているこの一瞬のチャンスを逃してはならない。
(この一撃に星の力を込める……!)
ピタリと狙いは定まった。迷いも、緊張もない。オルカが作ってくれたこの絶好の機会に失敗などありえないのだ。
ヒュ……ン! 神話の少年のように悠月は凜と矢を放つ。矢は一直線に蜘蛛の目に刺さった。
大蜘蛛が頭を振って苦しがる。悠月は生き生きと叫んだ。
「オルカ! もっと道を!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月24日
参加申し込みの期限
2016年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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