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花の名は。
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もう一人の私より
漆黒のスカートを揺らしながら、
三宅 葉月
はしばらく無言で咲き乱れる花々を観察していた。摩訶不思議な花園に首を傾げながら、それでもこの光景を忘れまいと花の一つ一つを瞳の奥に刻み込むように熱心に見て回る。
気ままな感性の赴くままに配されたような花々は、その気ままな美しささえも誇り、辺りに振りまいているみたいだった。風にそよぐ様は、花の精が思い思いのドレスを着て気ままに踊っているよう。
(……私にはそう見える)
事実、彼女のスケッチブックには、優雅に舞う花々の姿が鮮やかに描かれていた。
そんな展覧会の中で、一際異彩を放つ花に葉月は出会った。庭の隅の、華やかな薔薇園の影に隠れるようにしてその花は植えられていた。
「どうしてこれだけ、蕾のままなんでしょうか?」
葉月が抱いた疑問を、同じようにその花に目を留めた
宮祀 智瑜
が呟いた。
「……きっと何か意味があるんじゃない?」
葉月はこの花園を見て回って、悪意のようなものは感じなかった。むしろ、独特ではあるが花を愛でる気持ちで溢れかえっていた。この花だけを辱めるようなことは、けっしてしないだろう。
「あ、もしかして……」
智瑜は何かに気が付いたようだった。葉月が首を傾げると、嬉しそうにこの花のプレートを指差す。そこに記されていた言葉に納得した葉月は、スケッチブックの隅に小さく花を素描するだけに留めておいた。
一通り外を見て回った葉月は、温室にも足を踏み入れた。相変わらず季節感のない空間ではあったが、それなりにテーマはあるらしい。その温室には、人工的な水辺が再現されていた。
水草、苔、藻。翠の花園の中に、葉月は不思議な百合を見た。
翡翠を溶かし込んだような稀有な色合いの花弁と、黄色みを帯びた凛とした茎草。
どこか儚げな雰囲気を纏うその花は翠の草木の中にしっとりと佇んでいる。しかしながら自らの存在を主張するだけの、我の強さも併せ持っていた。
この花のことを知りたい。胸の奥底から湧き上がる欲求のままに、葉月は近づいていく。
けれど触れれば壊れてしまいそうなその花に手を伸ばすのは憚られ、迷った右手は無意識のうちに色鉛筆へと伸びていた。
視線で花の輪郭をなぞっていると、自ずとプレートの文字も視界に入り込んだ。
葉月の翠瞳
花言葉:啓示、秘めたるもの
(……私と同じ名前)
色鉛筆を握る手に、力が入る。
その名を知ると、目の前の花にはただ心惹かれるというだけではない価値が浮かび上がる。
『葉月の翠瞳』の名の通り、葉月の瞳と同じ色だ。
その色合いを再現するために、葉月はいくつもの翠を重ねていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月22日
参加申し込みの期限
2016年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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