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試験勉強しなくっちゃ!
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【そして進級へ……】
放課後の
新聞部
部室は、本日、熱気と活気に満ちあふれておりました。
八神 修
のいわく、
「皆でテスト範囲を倒そう。パーティを組んで挑む……期末クエストだ!」
「「「おーーーっ!」」」
椿 美咲紀
、
七夜 あおい
、
野々 ののこ
がいっせいに、しゅばっ! と手を上げました。つまりは、みんなで勉強会であります。
「修君、張り切ってるね?」
隣に座ったあおいがくすりと笑うと、修は涼しげ。肩をすくめて、
「勉強は大好きだから。楽しいよ」
「ふふ、修君らしいね。そんな風に思えるのって、すごいと思う……私なんて、この試験範囲の広さを考えただけで、ちょっと気が遠くなっちゃうもの」
「大丈夫。実はテストには、教科書と資料集以上の内容は出ないんだよ。決まった範囲をきっちりこなせば問題ない。さあ、始めよう」
「うん!」
彼の方針は、短時間集中型。ひとつひとつの科目に時間をかけすぎず、それでいて密度を濃く、効率良くこなしていくのが理想です。
修のプランに従い、まずは社会科の歴史から取り組むことになりました。
真剣な表情で問題集に向かい始めたあおいの横で、ののこはむむむっと眉毛を額に寄せて、
「えーっと。『1560年、桶狭間の戦いで織田信長が破った武将は、誰ですか?』。修君、これ誰~?」
「今川義元だな。織田家の家臣、毛利 良勝に討ち取られたんだ」
「ふんふん。い・ま・が・わ……っと。じゃあ次、『1871年、明治政府がそれまでの藩制を廃止し、地方統治を中央管下の府と県に一元化したことを、何といいますか』、これは?」
「廃藩置県。大久保利通が行った行政改革で、藩を廃止して府県を設置することで地方と中央が一体となり……」
「も~、ののこったら。ちゃんと自分で考えなきゃダメだよ? 聞いてばっかりじゃ覚えないよ」
「あはは、いや~……修君物知りだから、ついつい」
ぺろり、と舌を出したののこ。
彼女をあおいとともに誘ったのは、他ならぬ修です。あおいの大の親友で、修にとっても大切な友人である彼女が、うっかり期末テストでポカをやらかし、留年などということになってしまったら、
(あおいも、大いに悲しむだろうからな……)
仲良しなふたりを、一緒に進級させてあげたい。つまるところ、本日の新聞部室の賑やかな様子は、そんな修の気遣いによるたまものなのでした。
「分からないことを聞くのも、もちろん大切だからな。遠慮することはないよ。あおいは、どこか分からないところはないか?」
「私? そうだなぁ。『伊藤博文が新憲法を作るため、参考にした国はどこですか』……これって、どこだっけ?」
「ああ、それはな……」
もちろん、こうしてあおいに頼られるのも、悪い気はしません。ちょっぴり、役得です。
「なるほど! 修君、すごいね。何でも知ってるんだから」
「いや……俺にも、分からないことはあるよ」
「そうなの? どんなこと?」
純真な目で覗きこまれて、修はどきり。
何でもないよ、と口では答えつつ、怪訝そうに視線を問題集へ戻したあおいの横顔へ、心の中で。
(誰かさんと、もっと仲良くなる方法……とか、ね)
さて。ここまでは静かに、かりかりと無心を装い勉強にいそしんでいるそぶりの、美咲紀ですけれど。時折、分からないところなどは控えめに、修へ尋ねたりしていながらも、
(ふふふ、作戦通りなのです。シュー君とふたりきりだと、集中砲火が厳しいですからね……!)
万事に置いて頼りにしている彼は、友人同士の親しさがゆえにか、美咲紀には少々、スパルタ気味でありまして……けれど今は、あおいとののこという弾避けがいてくれることで、修の意識はいくらか分散されて、美咲紀への追及の手は和らぎ、思惑ばっちり。してやったり!
なんて……すこーし、気を抜いてしまっていたのかもしれません。社会の勉強をひと通りこなし、美咲紀の苦手な英語へ取りかかり始めた、その時に。
「Hey,Misaki!」
「ふわっ!?」
唐突にこちらを振り返る、いーい笑顔の修さん。びくりとのけぞる美咲紀ちゃん。
「ペラペラペラ、ペラペラペラペーラ(※英語)」
「??? しゅ、シュー君……?」
「ペラペラペラリ、ペラペラペーラ? ペラペーラ? ペペーラペララ、ペラリーノ!(※流暢な英語)」
「シュー君、英語じゃ何言ってるか分からな……シュー君?」
美咲紀が何を言っても、返答は英語。質問しても英語、オネガイしても英語。怒涛の英語攻勢! もちろん、美咲紀のためを思ってのスパルタであります。
「しゅ、シュー君が私をロックオンしてるのです! あおいちゃんののちゃん、へるぷみー!」
と、戦友たちへ助けを求めてみますと、
「ペ、ペラ……ペララ? ぺら、ペラリ……?(※高校レベルそこそこの英語)」
「オー、アオイ! ペラペラペラーリ! ペラペラペーラ!(※とっても流暢な英語)」
「??? あおいちゃんと修君、すごーい! 何話してるんだろ???」
YES! ののこと固い握手を交わす美咲紀。お仲間発見です。
「むむむ……私が英会話苦手と知りながら、英語で何でもお返事するなんて、オニなのです……! でもでもっ」
とはいえ美咲紀も、これが自分のためを思っての彼の優しさであることは、分かっているのです。友であるからこそあえて突き放す、この愛ある仕打ち……! 無下にしてしまうのは、少々申し訳なくもありました。
ぐぐっ! 美咲紀は立ち上がりまして、
「英会話は、気合で何とかするのです! ただの単語の羅列であっても、きっと熱意は伝わるです……ていうかカタコトでむしろ微笑ましかろー、可愛いは正義の精神で!」
「おおっ、美咲紀ちゃんが燃えてるよー!!」
当たって砕けろスタイルで、美咲紀も英語モードへ突入!
「ペ、ペペペペラーリ、ペラポラッチョ! ペラポラペローリ、ペロリーナ!!(※カタコトで文法しっちゃかめっちゃかだけど微笑ましく愛嬌ある英語)」
「ワオ、ミサキチャン……! ペラペラ、ペラーリ?(※そつのない高校生レベルな英語)」
「ペラペラペラー、ミサキ、アオイ。ペラリペラペラ、ペララララ!(※大変流暢かつ爽やかイケメンな英語)」
「うわー、みんなすごーい! 英語だー!」
英語です。英語ですよ!
「楽しそー、私も混ざるー♪ ペニャッタポコリーノ!(※英、語……?)」
発音から文法から何もかもアヤシイののこちゃんも加わって、しばし英会話モードは続きました。ハタから見ると、何語? な感じではありましたけれど……それでも本人たちには、何だかんだでけっこー理解は深まったということです。
英語もバッチリこなしたら、ひと休み。
休憩のおともは、美咲紀の用意してきたチョコレート。
「勉強するときは、頭に糖分が必要なのですよー。んん~、甘~いのです♪」
「適度な休憩は、効率を上げてくれるしな」
それに修の淹れてくれた、あったか紅茶も。
「ついでに身体も動かして、血流あっぷ! よっ、ほっ。これで完璧なのです」
「まぁ、程々にな。少し休んだら、もうひと頑張りといこう」
ともあれ今は、みんなでひと息。ほっ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月19日
参加申し込みの期限
2016年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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