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試験勉強しなくっちゃ!
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【変わりゆく世界】
何も、図書委員としての責任感ばかりではありません。
引っ込み思案な
勅使河原 悠
ですけれど、このところは少しずつ、変わっていこう。変えていこう、自分を……そんな風に考えて、努力を始めています。
自分を変えていくことに対する恐れは、ずいぶんと払拭されたように思います……そして、その
きっかけ
となったのは、ある意味で、彼女との交流であったのかもしれません。
(胡乱路先輩のこと……放っておけないよね)
机に向かって、くりん、くりんと首をかしげている、
胡乱路 秘子
のもとへ、悠は再び歩み寄ります。
「あの……胡乱路、先輩」
「あら。勅使河原さん、どうされました?」
問題集から顔を上げ、いつものにんまり顔で振り返った彼女へ、悠が差し出したのは、2年生用の参考書。なるべく分かりやすそうな物を、と悠が選んだものです。
「これ、使って、ください。た、たぶん、お役に立つと……思います」
「まあ! いいんですか? あ、本当ですね、これならわたくしにも分かりそうです。さすがは図書委員さんですね、勅使河原さん♪」
「あ、い、いえ、そんな……」
ほんのちょっとした言葉ではありました。けれど、そう言ってくれたことには、嬉しさがこみあげます。
「んふふ。とっても助かります、ありがとうございます♪」
人の役に立つこと……いいえ、もっと根源的な……人と関わり、会話して、触れ合うこと。
「……どう、いたしまして」
悠はちょっぴり、変わりつつあるのかもしれません。
図書委員のお仕事だって、ずいぶんと慣れてきたように思います。
「あの、すみません。理科の参考書って、どのへんにあるかな?」
「英語もお願いしたいんだけど、いいかな」
佐藤 英二
と
鴻上 彰尋
にそう尋ねられたなら、
「あ、はい。えっと、こちらの……この棚に、ありますよ」
「ここだね。うん、ありがとう」
「ああ、あったあった。助かるよ」
目の前を横切る、小柄な男の子。
卯木 衛
には、
「えーっと、数学、数学。数学の問題集はー……」
「あ……数学なら、こちら、です。どうぞ……?」
「おーっ、ここにあったんだな! サンキュー、図書委員さん!」
ばっちり、教えてあげることができました。
「ふふ。この時期は忙しいですね」
同じように、本を探す生徒たちへ助けの手を差し伸べている図書委員、
綾辻 綾花
が言いました。
「でも、悠さんがいて心強いです。ひとりじゃ大変ですから」
「い、い、いえ。そんな、綾辻さんほどじゃ……私、っ」
私なんて。言いかけて、悠は言葉を飲み込みます。
(私……変われているのかな?)
その確信が、ほのかに、悠の胸へと芽生えつつありました。
とはいっても、悠自身、テスト勉強はしなくちゃいけません。期末試験は、もう目前に迫っているのです。
「古文の勉強法か。そうだな、いくつかコツはあるぞ」
先ほど作品集の棚へ案内してあげたこともあり、ふと思い立って職員室の
永田 孝文
先生を訪ねると、彼は快く悠を出迎えてくれました。
「単語は覚えてるか?」
「はい、少しずつ……でも、ぶ、文法が、少し……覚えにくくて」
「ああ、古典文法はほとんどの問題で必要になるからな。といっても、覚えるべきことはそう多くない。助動詞の意味と活用、接続の使い方さえ分かれば……」
なんて、さすがに専門だけあって、永田先生の説明は分かりやすく、また応用が利きそうです。
と。しばらくそうして教わっていたら、先生が唐突に、
「しかし、最近の勅使河原は、ずいぶん頑張ってるようだな」
「……えっ?」
見透かされているようで、悠は、どきり。
思わずぽわっと頬を赤くした悠に、先生は、にやーり。
「見ていたからな。図書委員として、みんなに頼りにされてるようじゃないか」
「あ、え、いえ……その、私は、えっと……」
「ははは、顔が真っ赤だぞー勅使河原? まぁ、その調子で頑張れ。応援してるからな」
聞きたかったのは、他でもない永田先生の、そんな言葉だったのかもしれません。
帰り際、校舎を出た悠はふと赤い夕日を見上げて、誰ともなく。小さく、こくりとうなずきました。
(せっかく、先生に教えてもらったもの。……言ってもらったもの。うん……頑張らなくっちゃ!)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月19日
参加申し込みの期限
2016年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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