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寝子島高校
授業風景 ~1年1組の場合~
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授業終了のチャイムが鳴った。
一組はもう終わったかと教室の前にやって来たのは、
八神 修
と
逆巻 天野
だった。
八神は手に授業の教材を、逆巻は家庭科で作った料理の余りを持って。
「一組、もう授業終わったかな」
逆巻が一足先に教室の前に着いていた八神にそう声をかけると、彼は肩をすくめて首を振った。
「……よく分からない。二人が先生に怒られてるみたいだけど」
その言葉に逆巻も教室を覗きこむと、教壇で島岡先生に怒られている草薙と大田原(もっとも二人は先生の話を聞くフリをして、お互いの足を蹴ったり手でつねったりしているが)、そして教卓の上にはなぜか駄菓子の山が。
「大方、授業中に菓子でも食って怒られたかな?」
「としか思えないな。……が、大田原はともかく、草薙って授業に菓子食うようなヤツだったんだな」
逆巻の言葉に、八神もかすかに首を傾げて言った。
菓子を投げ合って怒られたなどと、知る由もなく。
どうにか発表せずに済んだ、と安心して教材を片付けていた
真辺 伸幸
は、教室の前に逆巻が来ているの気づいて手を振った。
「あ、逆巻くん! どうしたの~?」
「ちょうど通りかかってね。一組は英語だっけ」
「そうそう。英作文作れって言われてさ~」
ねー、さくくん。真辺がそう言って隣の桜井に声をかけると、大田原と草薙の抗争を止めた疲れから突っ伏してた
桜井 ラッセル
は、顔を上げてうなずいた。
「おー、まじ不意打ちでさ……って逆巻じゃん!」
だるだるな顔からぱっと笑顔を見せる彼に応じるように軽く手を上げると、どれどれ、と逆巻は桜井のノートを覗きこんだ。
「英作文か。1、2行くらいなら簡単にできそうだけど」
「できねーよー! 優等生かお前は!」
あ、見るな見るなと桜井はノートを慌てて隠す。逆巻が面白がって覗き込もうとすると、更に死守しようとばたんとノートを閉じてしまった。
「真辺はどんなこと書いたんだい?」
「んー、俺は潮干狩りに行ったことかな。大した英作文にはならなかったけど」
隠す桜井とは対照的に、真辺はぽややんと笑ってノートを差し出した。
「テスト近いみたいだし、みんなで勉強するのもいいかもね」
ふんふんなるほど、と英文を読みながら提案する逆巻。その腕にかけてある紙袋に桜井は目ざとく気が付いた。
「お、なんだコレ。食べ物っぽいじゃん」
桜井の言葉に、ああ、と逆巻はその紙袋を真辺の机の上に置いた。
「いや、家庭科で作りすぎてね。二人に差し入れしようと思って」
「家庭科! 差し入れ!」
逆巻の言葉に、真辺は目を輝かせて差し出された袋を覗きこんだ。そんな友人の無邪気な様子に少しだけ微笑むと、逆巻は彼の机の上に余った料理を置く。
「なになに、ハンバーグ? それとも豚カツ?」
「残念、肉はない。精進料理だよ」
袋から出したのは、団子の入ったパックだった。白玉団子と胡麻のかかった団子は、まるで売り物のように丁寧に丸められパックの中に整列している。空腹だった二人は思わずお腹が鳴った。
「わぁおいしそ~、これって白玉?」
「うん。こっちの白玉は、中にくるみ餡が入ってるんだ。そしてこっちは胡麻ペースト」
「めっちゃ和風だな。三組はこんなもん作るのかー」
早速ひとついただきまーす、と桜井が白玉団子をつまんで食べる。
じゃあ俺はこっちー、と真辺は胡麻ペーストの方を手に取る。
もちもちと柔らかい団子は、しかし程よい弾力があって食べ応えがある。ほのかな甘みは和風の味付けによくあっていて、二人はあっという間に一つ目を食べ終えた。
「うまっ! 逆巻って意外に女子力高いんだな」
「女子にしては渋いスイーツだけどね」
僕は甘いのそんなに好きじゃないし、全部食べていいよ。
おいしそうに団子を頬張る友人に、逆巻はかすかにゆるめた表情でそう言った。
もう授業中にお菓子は投げません。
棒読みでそう言った草薙と大田原に、島岡は「約束ですよ~?」と念を押して二人を解放した。
クラスを見回してみると、もうすっかりお昼休みムードになっていた。他のクラスの生徒の顔もちらほら見える。みんな仲がいいのね、と島岡は和気藹々とした教室の空気に顔をほころばせた。
そんな島岡の横を、威勢のいい金髪頭が猛スピードで通り過ぎていく。
「ベガちー! ほらほら急いで!」
「わわ、待ってよひこにゃん、そんなに慌てなくても」
「購買は戦場だよ! パンなくなっちゃうって!」
教室に飛び込んで来たのは
八十八旗 信彦
だった。教材を片付けてお昼休みの準備をする
瑠璃条 ベガ
の腕を引っ張ると、待ちきれないといった様子で駆け出していく。
「きゃ!」
勢いあまって周囲を見ていなかったのか、すれ違い様にぶつかりそうになった
屋敷野 梢
が小さな悲鳴をあげた。彼女は驚いた様子だったが、それが腐れ縁の八十八旗だと気づくと途端に口を尖らせる。
「あ、ひこにゃんったら性懲りもなくまた来たんですねー! もう、危ないじゃないですかー」
ぷんぷん怒る屋敷野に、八十八旗は足を止めて彼女に詫びるように手をあわせた。
「おわ、悪い悪い! 今ちょっと急いでて……」
「ごめんで済んだら警察いりませんよー! お詫びにプリン奢ってくれたら、許してあげないこともないですけど」
「プリン? よし分かった、昼休み終わるまでに買ってくるから」
じゃ! 軽く片手を上げると、再び瑠璃条の手をつかんで駆け出していく八十八旗であった。
そんな三人の様子を微笑ましげに眺めていた島岡は、先生、と声をかけられハッとそちらに顔を向けた。
「あっ、八神くん。こんにちは」
「こんにちは、先生。あの、授業が終わったばかりで恐縮なのですが」
八神はそう言うと、小脇に抱えていた教材を手近な机の上に広げた。その様子に、島岡も歩み寄ってふんふんと覗き込む。
「あらぁ……ずいぶんと難しそうな内容ね。授業以外のお勉強もしているんですか?」
「ええ、来年の夏までには高校の範囲は終わらせておきたくて。自主的に大学の入試問題をしているんですが」
そこまで言うと、八神はかすかに困ったような表情を浮かべた。落ち着いた雰囲気を持つ彼であるが、そうした面持ちは年相応の少年らしさを感じさせる。
「この英文、80字程度に訳さないといけないのですが、制限字数以内に訳そうとするとどうしても分かりにくくなってしまって……」
「えっと……そうですね、ちょっと待ってください」
示された英文は、恐らく最難関クラスの大学の問題なのだろう。教師の島岡でも厳しい問題に、彼女は手近な椅子に座って真剣に考える。
「すみません。ありがとうございます」
礼を述べると、八神も近くにある椅子を引き寄せて腰掛けた。
そして二人で問題を覗き込み、真剣に考える。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
23人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月20日
参加申し込みの期限
2013年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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