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Nekojima Nyantasy ~晴雲の章~
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■チャプター4:ギルドマスター
「銀の狼が見える」
賑やかな町の市場にて。
突然聞こえたそんな声に、イデアたちは思わず振り返った。
水晶に手を翳し、くるくると光を操作する
夢呼・ステイシー
がそこにはいた。
椅子に座り、折りたたみ式の机には『辻占』と書いてある。
ステイシーはイデアたちを見て、眼鏡をきらりと光らせた。
「あんた、ある男を追っているね。いや、魔物かな……」
「お前、奴を知ってるのか!」
詰め寄るイデアに、ステイシーは左右非対称に笑ってみせる。
「俺は何も知らないさ。星が知ってるんだ」
「とぼけるな! 奴はどこにいる!」
襟首を掴み上げるイデアに、ステイシーは水晶を翳して見せた。
一瞬まばゆく光った水晶に驚くイデア。
ステイシーは片眉を上げた。
「覗いてみな。俺ができるのは占いだけだけど、だからこそハッキリわかる。あんたの進むべき道って奴がさ」
言われたとおりに水晶を覗き込むと、氷でできた洞窟の更に奥。少年のような魔物が閉じ込められた壁の更に向こうに長い長い通路が見えた。
通路をずっとずっと進んでいくと、銀狼の鎧を着た後ろ姿が……。
「これは……」
「見えたか?」
「教えてくれ! この洞窟はどこに――」
再び詰め寄るイデアの顔に手を翳し、ステイシーは首を振った。
そして机の上にあるプレートを指さす。
『占い一回500G』。
「俺は知らない。けど、知ってる奴を占えるぞ」
イデアはコイン袋をひっくり返した。
「いらっしゃいませー。何ものもはじき返す盾はいりませんかー? 何ものも貫く槍もありますよー!」
屋敷野 梢
がハリセンで机を叩きながら市場の真ん中で装備を売っていた。
それを腕組みして眺める流。
「それ、槍で盾を貫こうとしたらどうなるんだ?」
「うちゅうのほうそくがみだれる」
「こわっ!」
そこへ、串焼き肉をくわえた亮が通りかかった。
「お、どうした? 楽しそうだな」
「俺にはお前のほうが楽しそうに見える……」
亮の胸にはクッキリと狼の刻印が残っている。
蛇那伊によって刻まれた呪いの印だ。やがて呪いは全身をむしばみ、命をも奪うという。
亮はその時のことを思い出した。
『そいつの呪いを解く方法はあるにはあるんだが、難しいぞ』
などと武道が難しい顔で語ったことによれば、『世界樹の実』を食べることで呪いを解くことができるらしい。しかし世界樹は魔王城の下に封印されている。実を手に入れるには魔王の打倒が不可欠となるのだ。
『道のりはキツいものになるだろうな。そうだ、この魔法銃を持っていけ。魔法が使えないお前の助けになるだろ。ただし絶対魔法弾を拳に握って殴ったりするなよ。腕が吹っ飛ぶからな』
亮は懐から魔法銃を取り出し、あらためて眺めてみた。
宝石や金装飾がなされた美しい品だが、これを武道はいちから作ったのだという。
「呪いを受けたのは不幸だったが、こいつを貰えたのは幸運だったな」
「おや、お客さん珍しいものもってますねー」
亮の銃に梢がめざとく食いついた。
「魔法銃ですか。特別な魔法弾を沢山ご用意していますよ!」
「それは助かるな。呪いを解く薬なんかも売ってないか」
「お前そんなものあるわけ……」
流のリアクションを待たずして、梢は筒状の缶を取り出した。
「ありますよ!」
「「あるのかよ!」」
手を出そうとする亮たちから缶を遠ざけ、梢はニヤリと笑った。
「これは速効青汁。いかなる呪いでもたちどころに解いてしまうという幻の緑黄色野菜なのです」
「今、緑黄色野菜って言ったよな」
「効果には個人差があります」
「ないやつだ! これ効果ないやつだ! 騙されんな亮!」
などとやっていると……。
市場を布袋抱えて走る男が現われた。
そこらの人や売り台を倒して駆け抜けていく。
「泥棒! 泥棒だ! 誰か捕まえてくれ!」
振り返る亮たち。慌てて商品を引き下げる梢。
市場が混乱するそのさなか。天空から一人の男――
服部 剛
が飛び降りてきた。
泥棒の前に着地すると、遅れて降ってきたハルバートを使って相手の足を引っかける。
急速に身体を反転させられた男は、後頭部を強く打って気絶した。
「なんや、泥棒のくせに根性のない……」
ハルバートを肩に担ぎ、剛はため息をついた。
彼の頭上高くを黒いドラゴンが滑空していく。ドラゴンはぐるりと旋回すると、身体をみるみる縮小して剛の肩へと乗った。
「おおっ、ギルドマスターの剛さんじゃないですか! これはどうも!」
追いかけてきたどこかの店主らしき男が頭を下げる。剛は手を翳して笑った。
「ええてええて。町の平和は大事なことやし。ところで」
ちらりと、亮と流を見る剛。
「ジブンらがイデアのお仲間っちゅう二人やな? 特徴ピッタリや」
顔を見合わせる亮と流。
剛はにっこりと笑って言った。
「ついてきぃ、あんたらに依頼のハナシがあるんや。氷の洞窟で魔物退治やで」
一方、市場の物陰では。
「氷の洞窟? 難しくて誰も受けなかった依頼だよね」
深く被ったフードを脱いで、顔をさらす
黒兎 都
。
「これって、一攫千金のチャンスかも」
語尾に音符がつくかのような弾み声で、都は再びローブを被った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月13日
参加申し込みの期限
2016年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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