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眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(接触編)
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■Aパート・3:あたらしい遊び
遠野 まほろ
は、豆を入れた袋を手の中でころころともてあそんだ。
「いい? 見ててね……」
まほろはそれを頭の高さまで放り投げると、逆の手でキャッチして、また元の手に投げ渡す。
やがて床に置いていた同様の袋も一緒に投げはじめ、ついには袋が三つになった。
「すごいにゃー!」
「器用ですにゃー!」
「お手玉っていうの。できるようになったら、楽しいよ」
ほんのりと笑うまほろに、子猫たちが自分用の豆袋を手に取った。
どうも投げるだけでも一苦労なようで、頭に当たったりキャッチしきれずに後ろに倒れてしまったりと大慌てだ。
それでもしばらく続けているうちに、一部の器用なネコは二つ三つと袋を増やしていった。
きゃっきゃと騒ぐネコたちの中で、まほろは一緒にお手玉をしながら歌をうたった。
歌いながら、まほろはネコたちから聞いた話を思い返していた。
ゴロゴロ族は新しい遊びに飢えている。
偉大な知恵を持つ王ニャンカーメンがこの世界に現われたのがいつか、それを正しく記憶しているネコはいない。しかしニャンカーメンはその『王の仮面』と『王のねこじゃらし』を継承することで何代にもわたって王国を栄えさせ、ネコたちに豊かな暮らしを遅らせていた。
農耕漁猟狩猟といった食料の調達方法は安定し、薬草の扱いを覚え寿命が大きく伸び、贅沢ができるようになって糸を紡いだり染料を作ったりという技術が盛んになった。
現代の王は野原で石槍を手にシカを狩って暮らしていたニンゲン族と交友を持つことを決め、彼らに農作や医学や芸術を教えた。
代わりにニンゲン族はネコからすれば巨大な体躯をもって、削った石や木材を使って大きな家を作ってあげた。水路の建設や鍛冶の技術を発達させ、ネコたちの国を広げた。
こうしてゴロゴロ族とニンゲン族はお友達になり、互いの知恵や力を分け合って暮らすようになったという。
二つが合わさったことで爆発的に文明は発達し、国は広がり町が広がり、ネコやニンゲンが混じって暮らす豊かな王国となった……という。
その反面、庶民の間で芸術が一般化し、芸術に大衆娯楽の側面が求められはじめた。
文明の発達速度に娯楽の開発が追いつかず、彼らは娯楽に飢えているのだ。
楽しい遊びを、彼らは何より欲していたのだ。
「よしきた、楽しい遊びなら知ってるぜ。世界一のな!」
水守 流
は黒猫たちを集めていた。用意したのは石のテーブルと、賭け事に使う木でできたキューブだ。
石の板に石灰の塊で数字を書いて、流は満足げに頷いた。
「遊びといえばゲーム」
「げーむですかにゃ?」
「とはいえ実機を動かそうにもコンセントがないし、携帯機だって売ってねえ。けどそんな時にでも遊べるゲームを、人類はちゃんと開発してるんだぜ……それが!」
板に文字を書き殴る。
「TRPGだ!」
「「てぃーあーるぴーじー!」」
「みんな、夜寝る前に妄想したことはないか。自分が王様になったり、にゃん闘士になったり、見たことも無い大きな怪物と戦って大活躍する妄想だ」
「あ、あるにゃ!」
「それが形になって目の前に現われたら、興奮しないか!」
「するにゃ!」
身を乗り出す黒猫たちをどうどうとなだめる。
「TRPGっていうのは、トークとサイコロで物語を作るロールプレイング。つまりごっこ遊びだ。ただトークだけだと……エイッ、お前を倒した!」
「にゃ?」
剣を振る動作をする流に、黒猫が首を傾げる。
「……って言われても、納得できないしピンと来ないだろ? だからサイコロをふって、例えばそうだな、俺より大きい目を出したら攻撃をはねのけるとしたらどうだ?」
「わかったにゃ! 大きい目を出すにゃ……アアッ! イチがでたにゃ!?」
「な? どうなるか分からない要素が絡むと、途端におもしろくなる。こんなぐらぐらしたルールの上で、自分の想像通りのことが起きたりすると、ホントに興奮するぜ」
「「にゃにゃー!」」
流は僕が僕がといってジャンプする黒猫たちを落ち着けて、両手を翳して見せた。
「安心しろ、皆で一緒にできる!」
「「にゃー!」」
「みんなで悪いドラゴンをやっつけようぜ! あと時間長くなるからおやつと飲み物忘れずにな!」
「「にゃー!」」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
前回シナリオ
眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(探索編)
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月30日
参加申し込みの期限
2016年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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