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眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(接触編)
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■Cパート:キトキト王国からの脱出
雷鳴と閃光。
暗雲渦巻くキトキト王国。
「次の人間を連れてくるにゃ! 新しいミイラを作るのにゃ!」
いかにも悪そうなネコの王様がミイラを作るとか言ってるこの現状。
新田 亮
はただならぬという顔で、石柱の陰から様子をうかがっていた。
神殿や広場が見下ろせる高い丘の上である。見れば、木製の柵で囲われた人間たちがどこか一点をぼーっと見つめていた。あれがゾンビにされるのを待つ人々だというのか。
「やれやれ、なんてことだ。このままだとあの人たちがゾンビにされてしまう。なんとかしないと……!」
仲間へと振り返る。
仲間そのいち。
椿 美咲紀
は口元を手で覆ってぶつぶつと何か唱えていた。
「ミイラを制御できる魔法っぽいものを使ってるのね。その力でミイラを兵隊として使役してるのね。確かに温厚な人やか弱い人は兵隊にしづらいけど、ミイラにすれば意のままに操れるし、痛がりもしないから兵器としてなかなか使い勝手がいいのかも」
「…………」
「キトキト族、なかなか腹黒い気配がしますにょん」
「その考えがさらっと出てくるのもちょっと……コホン」
咳払いして誤魔化す亮。
仲間そのに。
八神 修
へと助けを求めるように振り返る。
「確かに俺たちの世界でもネコを間引いてミイラにしていたから、分からなくも無い」
「…………」
腹黒コンビに挟まれた。
なんだここは、腹黒ワンダーランドなのか。
とは思わない亮である。
「人間と違うかもしれないけど、見過ごせないな。助けよう」
「そう言ってくれてほんと助かったよ」
「じゃあまずは、柵を守ってる兵隊をやっつけないとですよ」
美咲紀はサッとカメラを取り出した。
頷く二人。
柵を守るミイラたちは退屈だ。キトキト王国の兵力を恐れて、特に攻め込んでくるような人間がいないからだ。それでもミイラは感情がないのか、退屈そうにすることもなくぼーっと前だけを見つめている。
そこへ、
「お前たち、こっちだ!」
物陰から飛び出した亮が、ミイラたちめがけて石を投げつけた。
投げつけてから、すぐに背中を向けて逃げ出す。
「……!」
侵入者を発見したとばかりに眼孔の奥を光らせ、剣を片手に追いかけ始めた。
それから暫くして。
「もう行ったか」
「大丈夫、周りに誰も居ないですよ」
「よし……」
別の物陰から姿を見せた美咲紀と修が、柵に閉じ込められている人間たちに駆け寄った。
「大丈夫だ。今助ける」
柵は頑丈なロープで固定されていたが、それを分解能力でほどいて柵の扉を開ける。
多くの人は何が起こっているのか理解できないようで、まだ一点をぼうっと見つめていた。
「美咲紀」
「おまかせっ」
美咲紀はミイラの手(前に回収したやつ)を持って不思議な踊りを踊った。
っていうか綺麗に舞った。
ここにいる人間たちが最初から野生動物みたいにものを考えられない人たちだったなら無意味かもだが、もしどこかを傷付けられて考えたり喋ったりできなくなっているなら、美咲紀の力で元通りに修復できるはずだ。
「どうですかっ!」
ビシッと天空を(ミイラで)指さすポーズをとって振り返る美咲紀。
すると一点を見つめていた人たちがあたりをきょろきょろと見回し、うーうーとうなり始めた。
「意識をもうろうとさせられてたみたいですね。シュー君っ」
「よし」
修は目立つようにねこじゃらしを振って、こっちにおいでと手招きしながら人々を誘導し始めた。
人々の歩みは遅い。危機感がないのか、それともミイラにされるという事態を理解できていないのか、けれども修の誘導には応じているようで、ぞろぞろとついてくる。
「このねこじゃらしに気を取られているようだが……」
「みんな、ねこじゃらし好きなのですかねー」
と、そこへ。
「みんな、無事か!」
剣を持った亮が飛び出してきた。
びくっとする修たちだが、亮だと分かって胸をなで下ろした。
「ミイラは大丈夫だったんです?」
「あのくらいなんてことない。けど、急がないとまずいぞ。脱走に気づいたミイラたちが追ってきてる」
修は表情を険しくした。美咲紀の顔を見る。
美咲紀は言わんとしていることを察して、ふところからねこじゃらしを取り出した。
「分かってる。ゴロゴロ王国で待ってるから、必ず来て!」
「ああ」
頷くと、修は三段ロッドを展開、きびすを返した。
「暫く付き合ってくれるか」
「それはこっちの台詞だ。なんなら一人でやっても良かったんだぞ」
亮と修は拳を突き合わせると、逃げる人々とは逆の方向へと走り出した。
――眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(介入編) につづく
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
お疲れ様でした。
次回をお楽しみに!
あ、全然関係ないんですが、我が家でもネコを飼っています。我が家の用語で『飼わせて頂いている』というんですが、このネコがひたすらヤンチャで、三秒以上抱っこしていると暴れ出す爆弾のようなにゃんこです。
妻などは『かわいー! かわいー! かわ痛いっ!』と身体を張って愛でております。
とはいえ甘えん坊な性格も併せ持っているようで、夜眠る時には必ず布団の中に入ってきてぴったりくっついているのです。
なんだろうなあ、このネコ心は。乙女心よりわからない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
前回シナリオ
眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(探索編)
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月30日
参加申し込みの期限
2016年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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