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マリンパラダイスの黄金週間
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【遭遇戦】
イルカのパフォーマンスが行われている、その裏側。
草薙 龍八
は、コルセットに松葉杖という出で立ちで、川魚展をうろついていた。
別に魚を見に来たというわけではなく、リハビリのためだ。
(ある程度動かさないと、完治した時に動きが悪くなるからな……)
しかし完治していない以上、身体にかかる負担はいつもより大きいわけで。
水槽の前で小休止。
ついでに、柔術で学んだ体内活性の呼吸法を行う。
そうしていると、後ろから聞き覚えのある声。
「……何じゃ、エラい怪我じゃの仇敵草薙」
大田原 いいな
が、そこには立っていた。
じぃっと、龍八を観察する様に睨んでいる。
「ぎぷすにこるせっとに松葉杖……何が原因でそうなったのか、儂は聞かん」
その言葉に、やれやれと龍八は首を振る。
「俺が怪我をしていようが、いいなが気にすることもないだろ……むしろ止めを刺すチャンスだろ?」
鋭く、いいなを睨み返し、
「俺はそうされてきたし、そうしてきた……『フツウ』の事だ。やるならやれよ、たたでは殺られんがな」
その言葉に対し、いいなはずいと近寄って龍八の前に仁王立ちした。
「儂は普段の貴様も気に食わんが、貴様が怪我をしているのが断じて気に喰わんのじゃ!」
「何……?」
「貴様に告げる。良いか、元気になった貴様を完膚なきまでに倒すの儂じゃ、そこをよく覚えておくのじゃ!」
一種の宣戦布告の様ないいなの言葉に、龍八もまた言葉を返そうとした、その時。
「そこに居るのは、我が桃色破廉恥小隊の参謀、草薙龍八こと龍ちゃんじゃないか!」
張り詰めていた場に全くそぐわない、のんきな声が響いた。
その声の主は、
横嶋 下心
。龍八のソウルメイトにして、桃色破廉恥小隊の隊長だ。
一人で来ていたところに、見知った顔を見つけてやってきたのだが。
「龍ちゃん! 君も一人なの? 奇遇だね!俺も……」
そこで下心の目が捉えたのは、龍八の前に仁王立ちする小柄な女子の姿。つまりいいなだ。
「……だよ? あれ? 女の子と、一緒……?」
筆舌に尽くしがたい敗北感が、下心を襲う。
目の前が、一瞬真っ暗になった。
「下心?」
「ごめん龍ちゃん、邪魔したね!」
二人に背を向け、走り出す。
その頬を伝うのは、ソウルメイトへの敗北感やその他もろもろがないまぜになった何かだった。
尚、職員さんに走らないよう怒られたのはまた別の話である。
「……」
「……」
下心の姿が見えなくなった時、先ほどまでのいくらか緊迫した空気はどこかへ失せてしまっていた。
こほん、といいなが気を取り直すように咳払い。
「しかし、貴様は面白い存在じゃの」
「……面白い?」
「他の輩とは、違ったように見える。……どうとは説明位が難しいのじゃが」
少し思案し、言葉を続ける。
「儂は惚れた腫れたというやからが嫌いじゃ、野郎に秋波を送る女子も……怖い目で、儂を見つめる野郎も嫌いじゃ」
ぐっと、何かを思い出したかのように拳を握るいいな。
(惚れた腫れたが嫌いか。外見、口調といい。……コイツも、過去に男にやばいレベルで迫害されたか? それなりの理由がなければ、言えない台詞だが……)
言葉を続けるいいなの様子に、そんな考えを巡らせる龍八。しかし、口にはしない。
「じゃが、貴様はどちらとも思えぬ。ただ、気に喰わぬのじゃ。……儂の見当違いかもしれんがの」
いいなが話終えるとみるや、龍八は額が触れるか触れないかの間合いに顔を近付け、メンチを切った。怪我のせいで、若干足元が危なげだ。
「俺が他と違うと感じるのは、野々ののこが望み描いている『フツウ』から迫害され、捨てられたからだ」
松葉杖を握る手に、少しだけ力がこもる。
話を聞くいいなの表情が、いくらか険しくなるが構わず続けた。
「その上で、仮初だが今の生活を手に入れた。……一人で戦い抜き、踏みつけ、誰の助けもなくな」
だから、
「貴様の様な言葉は、聞いたことがない。初めて聞いた」
「……そうか」
水槽のエアーポンプの音だけが、二人の耳朶に触れる沈黙が流れ、
「ああそうじゃ、一つ忘れておった」
「何だ」
「以前誰ぞに貸したことのあるこおと、貴様のとれえどまあくじゃろ?」
緊張状態が――しかも相手が目の前で――、続いたせいだろう、身体に異変、もといろっこん『TRANSMUTE』が発動し始めるいいな。
以前、二度も龍八に女性扱いをされ、しかも自分だと気づかれなかった時の姿。
発動に気付いてはいるが、その場を動くことはしない。
「……何時、返せばいい、かの? ……埃をかぶってしまうでの」
ほう、と目を細める龍八。
「いいだろう。……大田原いいな、万全の状態で決着をつける。コートを返したくば、俺を完膚なきまでに叩きのめしてからにしろ。俺の――」
「仇敵!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月06日
参加申し込みの期限
2013年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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