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マリンパラダイスの黄金週間
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【思い出を形に】
出口付近にある売店は、当然のごとく多くの人で賑わっていた。
「~~♪」
ペンギンを十分に堪能し、上機嫌の
朝海 瑠歌
。勿論、
霧下 蕎麦人
も一緒だ。
「折角ですから、お揃いのものなんて……あっ、これなんてどうでしょう?」
そう言って、瑠歌が可愛らしいペンギンのストラップを指差す。
蕎麦人も、丁度何かお揃いのものをと考えていたところで。
「いいんじゃないのー? それにしても、朝海ちゃんホントにペンギン好きだね」
「別にペンギンさん以外興味がないというわけではありませんよ?」
そうは言いつつ、お買い物かごにはぬいぐるみをはじめとしたペンギングッズが山とつまれていた。
会計を済ませて外へ出てすぐ、今日の楽しかった気持ちとお礼を言うべく立ち止まる瑠歌。
なんだか緊張がこみ上げてくるが、勇気を出して。
「一日……その……デートの様で凄く楽しかったです、ありがとうございます。も、もしよろしければ、また来ませんか……?」
「俺も今日は意外と楽しかったよ。また来るのもわるくないかも」
その言葉に、ぱあっと瑠歌が笑みを浮かべる。
「ありがとうございます!」
「どういたしまて。そうだ、家まで送ってくよ」
楽しかった一日の思い出話に花を咲かせる帰り道。
「またな、瑠歌ちゃん」
「はい、またお会いしましょう」
最後にさりげなく下の名前で呼ばれたことに瑠歌が気づくのは、また別の話。
(えっと、これとあれと……あ、そうだ)
売店内をあっちこっち動き回り友人や家族へのお土産を探していた
小山内 海
は、ふと気付いて水色が爽やかなイルカのストラップを一つ購入した。
『かたなくん これあげる きょうのおれい』
そうして、先ほど購入したストラップをプレゼント。すると
御剣 刀
は、
「じゃあ俺も、これ」
と海が彼に渡したものとは色違いのストラップをプレゼント。こちらは可愛らしいピンク色。
『ありがとう おそろいだね』
「そうだな、お揃いだ」
出口の方へと移動しつつ、
『きょうは たのしかった』
『また さそってくれたら うれしいな』
「俺の方こそ、今日は一緒に回ってくれてありがとう。そうだな、また何かあったら。」
『そういえば きょう ふたりだったけど』
「?」
『これって いわゆる でーと ってやつなのかな?』
いたずらっぽそうな顔でそう聞くと、
(あっそうか、これ小山内とデートしたようなものか……うわっ、顔がと言うか耳まで熱い)
「まあ、そうかもしれないな」
そう言って誤魔化そうとするものの、刀の顔は耳まで真っ赤。
それを見た海は、とても満足そうに笑うのだった。
『でもたのしかったし さそってくれてうれしかったのは ほんとうだよ』
「どんなのがいいですかねー」
皆でお揃いのストラップを買おうと、ストラップの棚の前で吟味する
薄野 五月
。
「水族館の定番から言ったら、やっぱりイルカとか?」
高梨 彩葉
は、デザインの違う二種のイルカのストラップを見比べている。。
「エイのストラップってないアルねー」
父と母へのお土産を確保しつつ、
畑中 華菜子
はエイを求めて五月と彩葉と反対側の棚を捜す。
しかし、なかなか見つからない。
「みんな、これどうカシラー!」
御薗井 E セレッソ
が三人に見えるよう掲げたのは、デフォルメされたサメのストラップ。
「サメ! しゃーっく! 小さいのはかわいいと思うノ!」
小さく丸っこいデザインは可愛らしいし、色のバリエーションも色々ある模様。
じゃあこれにしよか、とおそろいのストラップはさくっとソレに決まったのだった。
「さっそくつけちゃおう」
と彩葉が取り出したスマートフォンには、既にサンマさんのストラップが一つついていた。
「ちっちゃなサンマさんが居るノ!
「サンマさんって、小さくても存在感に溢れてはりますねー」
「ん? このストラップー? ……うへへ、もらったものなんだ」
にへらー、と彩葉が笑う。
「プレゼントアルか? うらやましいアルね」
そんなやりとりをかわしつつ、外へ。
「そうだ、マリパラをバックに写真撮ろうよ!」
「私も撮るアルよ!」
全員ちゃんとおさまえるよう、ぎゅーっとくっついて。
ハイ、チーズ。
「今日の楽しい想い出で胸いっぱいで……みんな今日はありがとうナノヨ!」
撮り終わり、セレッソが元気よく皆にそう言った、直後。
ぐー。
セレッソのお腹がなった。
一瞬の沈黙の後、こらえきれずに吹き出す皆。
「胸いっぱいでもお腹はすくのヨ!」
「それじゃあ、せっかくですしどこかお店にでもよっていきませんか」
セレッソの方をを微笑ましげに見遣りながら、五月がそう言った。
「今日は楽しかったな、双葉ちゃんつきあってくれてありがとな」
桐野 正也
がそう言うと、
「私の方こそ、誘ってもらってありがとうございました。とっても楽しかったのです!」
紅 双葉
は満面の笑みを返した。
「そうだ。双葉ちゃん、これ。こないだのお詫びと、今日のお礼! さっき買っといたんだ」
ぬっと差し出された、マリンパラダイスのロゴが入った袋。
「へっ、えっ……あ、ありがとうございます!」
袋の中を覗き込むと、手のひらくらいの大きさのペンギンが入っていた。
まるくて大きな瞳が、とても愛らしい。
「わぁ……可愛いです!」
「気に入ってくれたみたいだな。嬉しいよ」
「とっても気に入っちゃったのです。大事にしますね、きりのん先輩!」
願ってもみなかったプレゼントに、心があたたかくなるのを双葉は感じた。
「のこちゃん、売店よってこうよ」
夢宮 瑠奈
が、売店の方を指差しながら
野中 野子
の手を引く。
「おう、そうだな」
「ねえねえ、おそろいのキーホルダーとか買わない?」
瑠奈の提案に、野子はちょっと照れくさそうに、
「おそろいかぁ……いいなあ、買おう買おう!」
いろいろ相談しながら選んだのは、銀色のイルカのキーホルダー。
「おともだちきねん! またあそぼうね」
「もちろんな!」
顔を見合わせ、えへへと笑顔。
「凪ちゃん、今日はつきあってくれてありがとうでござる」
そう言って
夏神 零
が差し出したのは、ペンギンのぬいぐるみ。
タオル生地で、暑くなってくるこれからの季節向きのもの。
「ありがと……」
魂行 凪
はそれを受け取ると、自分も小さな包を零に差し出した。
「私……からも」
「ありがとうでござるよ凪ちゃん。おや、これは……」
凪から渡されたソレは、ペンギンの意匠の施された指輪。
「おそろい……」
そう言って差し出された凪の細く白い指には、同じモノが輝いていた。
出口を抜け、二人歩く
添木 牡丹
と
戌井 創
。
ふと牡丹は立ち止まり、創を見つめだす。
「どうしたの先輩?」
「私……この前の事件で怖い思いをして……昔の嫌な事を、思い出したりして怖かったんです。でも、今日のデートで、落ち着きました。とっても楽しかったです。……ありがとう」
儚く、消え入りそうな微笑。
そんな彼女に、創は言う。
「ねえねえ先輩、ちょっと屈んでもらってもいい?」
「は、はいです。こうですかぁ……?」
創より少し目線が下になるくらいの位置に牡丹が屈む。
「ありがとー。……えいっ」
こっそり買っていたイルカのネックレスを、牡丹の首に。
それに驚いた一瞬の隙に、ほっぺにちゅー。
「えへへ、僕も楽しかったよ……また、来ようね♪」
恥ずかしさで真っ赤になった顔で、創が笑う。
同じく顔を真っ赤にした牡丹は、しばらく呆けた様な表情を浮かべた後……創をぎゅっと抱きしめた。
「……実は、まだ怖くて。もっと一緒に居てくれませんか……創くん」
抱きしめられて、顔をますます赤くしつつも、
「……うん。もう少し、一緒に居るね」
しっかりと頷いた。牡丹が、少しでも怖くなくなるように。
売店でイルカやペンギンのぬいぐるみを買って、とても機嫌良さげな
浮舟 久雨
。
「浮舟君は、イルカとペンギンがいたくお気に入りのようだね」
畑生 言嗣
がそう言えば、
「ああ。自分でもここまでは思わなかったがな」
久雨は初めに比べれば、随分と角の取れた微笑みを見せた。
「……なあ、言嗣」
「なにかね?」
「あのスケッチブック……何を描いていたんだ?」
ふむ、と顎に手をやる言嗣。
「なに、大したものは描いていないよ。水族館に在るモノや風景を主にスケッチしていただけさ」
「そうなのか。少し見せてもらっても構わないか?」
「私程度の絵でよければ、お見せしようか」
立ちっぱなしもなんなので、少し戻って売店近くの休憩スペースへ移動。
ページをめくるたび、、綺麗に描かれたスケッチの数々が顔を覗かせる。
芸術科の生徒たちと比べても遜色ない腕前。久雨には、そんな風に見えた。
「ほう、これは凄いな……ん?」
ページをめくる手が止まる。
そこに描かれていたのは、イルカのパフォーマンスをはしゃいだ様子で見ている久雨の姿だった。
まるで、子供の様にイルカに夢中になっている姿。
「ああ、それは一枚浮舟君の姿もと思って描いたものでね。もし不快に思ったなら、処分しておくよ」
「いや、そういうわけじゃないんだ。ただ、私はあの時こんな様子だったのだな、と。……初めて、だったんだ。イルカを見るのだけじゃなく、水族館に来ること自体が」
そう言うと、スケッチブックを言嗣に返して、
「ふふっ、今日はありがとう。おかげで、良い一日を過ごせた」
満面のとはいかないけれど、とても穏やかに微笑みかけた。
(ようやく人が減ってきたな……)
やはり前回同様、人がまばらになってくる時間を待って売店へとやって来た
市橋 誉
。
お目当ての品である、ペンギンのぬいぐるみを早急に確保。種類は、ちょっと大きめのデフォルメが少ないタイプ。
(こいつを今日の記念にしよう)
素早くレジに並ぼうとしたところで、見覚えのある人影とばったり出くわした。
その人影こと
桐生 計都
は、一瞬迷った様子を見せた後、名前は呼ばずに軽く頭を下げた。
それから、とても小さな声で、
「そのぬいぐるみ……とっても、いいね」
彼には既にバレているので、誉も小さな声で応じる。
「……そう言ってくれるか。桐生の持ってるソレも、なかなかだな」
計都が抱えているのは、デフォルメの強いイルカのぬいぐるみ。
「妹からおみやげを頼まれて……」
「ああ、なるほどな」
そんなやり取りを交わすうち、会計の順番が回ってきた。
お互い目的のものを無事購入し、家路へとつくのだった。
【飾る思い出】
旅鴉 月詠
は休憩スペースで絵を描いていた。
エイやアシカ、イルカに彼らと戯れる人々の姿。
これまで描いたものを改めて描き、水彩で色をつけていく。
色彩を得た絵は、まるで命を吹き込まれた様。
そのまま動き出したとしても、きっと誰も不思議には思わないだろう。
一通りこれまでのものを描き終えて、最後の絵を描く作業に移る。
まずは水彩色鉛筆で輪郭を。
巨大なイルカを一匹描き、その中にパズルの様に区分けするための線を入れる。
線を引き終えたら、区分けした中に今まで描いた絵を生き物中心に写していく。
イルカの形の水族館。
誰かが見たら、そんな風に思ったかもしれない。
水彩で色をつけ、同時に輪郭を消していき――完成。
「できた」
満足げに絵を眺める月詠。
さて、あとは職員さんのところへ持って行って――
「また、絵を描かれたんですね」
それよりも先に、以前も会った中年女性の職員さんが声をかけてきた。
「はい、また。お昼だと、夜とは雰囲気が違うものですね」
「そうでございましょう。絵を見せていただいてもよろしいでしょうか」
「はい、どうぞ。そうだ、その絵はイラストの掲載コーナーに載せてもらえますか」
月詠のその言葉に、女性は微笑んだ。
「勿論でございます」
「ありがとうございます、よろしくお願いします」
それから、限定イベントについての話を少ししたりして。
月詠が館内を出る頃には、すっかり空は夕暮れに染まっていた。
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あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
マリンパラダイスで過ごすゴールデンウィークは、いかがだったでしょうか。
何方も楽しんで頂けたのでしたら、幸いです。
今回は参加して頂き、ありがとうございました。
また別のお話でお会いすることがありましたら、その時はよろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月06日
参加申し込みの期限
2013年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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