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マリンパラダイスの黄金週間
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【イルカ!】
さっきのアナウンスの影響もあってか、屋外プール周辺の観覧席は多くの人で溢れていた。
観覧席の真ん中の辺りで、
小山内 海
は悩ましげに目の前の席と最前列近い席を見比べた。
(前の方で見たいけど、前過ぎると水しぶき飛んできちゃうし……難しい)
「水しぶきが心配なら、俺のジャケット羽織りな」
海の考えを察したのだろう、
御剣 刀
がジャケットを脱いで寄越す。
(でも、それだと刀くんが……)
自分のわがままで濡らしてしまうのは申し訳ないと、刀とジャケットの間で視線を往復させる海。
そんな彼女に、気にするなよと刀。
「濡れても乾かせば良いだけだし、折角だから近いで見たいよな」
そう言われると、厚意に甘えない方がかえってよくないように思えて。
(ありがとう、刀くん)
こくんと頷いた。
ショーが始まる前から、イルカ達はプールを自由に泳ぎ回っていた。
(ほへー、大っきいなー可愛いなー)
野中 野子
はその姿に内心メロメロだが、なかなか積極的になれず離れたところで立ち止まってしまう。
「せっかくだから、最前列で見ようよ。濡れても大丈夫なように、タオルもちゃんともってるから、ね?」
そんな彼女の手を、
夢宮 瑠奈
がそっと引いて最前列へと連れて行く。
「うわわっ、……そうだよな、その方が迫力もあるだろうしな。ありがと、瑠奈」
「うーうん、あたしも最前列で見てみたかったから」
(そういえば、ナイトアクアリウムで遊んだイルカさんも出るのかな?)
少しして、いよいよパフォーマンスが始まった。
まずは、挨拶代わりにジャンプを一つ。水しぶきの中、きれいな弧を描いて宙を舞う。
「おおっ……!」
浮舟 久雨
は、思わず立ち上がってしまいそうな程、イルカのジャンプに大興奮。
となりでは、
畑生 言嗣
がスケッチブックに鉛筆を走らせている。
「イルカのジャンプを見るのは、はじめてかね?」
言嗣の問いに、視線を完全にイルカに奪われたまま、久雨は答える。
「ああ、そうなんだ。……それにしても、イルカとはあの様に跳ぶんだな! ははっ、すごいな!」
目を輝かせてイルカを見ているその様子は、まるで子供の様。
(折角だ。彼女の姿も一枚、描いておこうか)
そう頻繁には見られそうに久雨の姿、形にして残しておくのは悪くないかもしれない。
そうと決まれば、早速スケッチ開始だ。
ページを改め、素早く、綺麗で丁寧に鉛筆を走らせていった。
周りは多くがカップルや親子連れ。そうでなくても、一人で来ている人は少なくて。
(一人は浮きまくりでヤバいのだ)
後木 真央
は、ちょっとだけ焦りを感じていた。
(……ショーが終わったら、知り合いに声かけて誤魔化すのだ)
ひとまず、今はイルカ達のパフォーマンスを楽しむことにしよう。
弧を描き、宙を舞う姿は可愛いし――、
(美味しそうなのだ。みそ煮や湯引き旨いのだ……でも)
流石に、それをここで言うのは憚られた。
(ああでもやっぱり美味しそうなのだ……)
彩華 紫乃愛
と
風雲児 轟
の二人は、最前列でショーを見ながらお弁当。
紫乃愛の膝の上のバスケットには、お手製のBLTサンドが並ぶ。
「轟君、あーん」
紫乃愛が、手にしたサンドイッチを轟の目の前に。
(……あーんをやるのか)
ちょっとばかり恥ずかしい。だが、
「ええい構うか! あーん!」
躊躇せずに、サンドイッチにかぶりついた。
もぐもぐ……ごくん。
「美味いよ、紫乃愛!」
轟がぐっと親指を立てると、
「なら、よかったわ」
と紫乃愛が微笑んだ。
「あ、轟君見てあれ」
彼女が指差したのは、高く高く跳んだ一頭のイルカ。丁度真正面らしく、イルカの姿がよく見える。
「お? すげえ……あんなに高く飛ぶもんなんだな! ……あれ?」
不意に、既視感を覚える轟。それも、あまりよくない既視感だった。
(このシチュエーション、覚えが……アシカが居て、水が飛んできて紫乃愛の……思い出した!)
そう、以前ナイトアクアリウムで、アシカが跳ねた水が――!
イルカが着水、水しぶきが派手に飛ぶ。
轟は咄嗟に、水しぶきから紫乃愛を庇った。
「轟君、大丈夫?」
庇ってもらったことにときめきつつ、紫乃愛が心配そうに見つめる。
「大丈夫だ。それより、紫乃愛は濡れてないか?」
「私は大丈夫。轟君がかばってくれたから……。そうだ、今日はタオルと着替え持ってきてたの」
前回の経験から、対策をしてきていた紫乃愛。今回は黒系統の服を着てきたのも、その為だ。
「放っておいても乾くから、大丈夫だって」
とは言うものの、轟の服は結構濡れてしまっている。
「それで風邪ひいちゃったら、困るのは轟君よ? 私としても申し訳ないし」
「それもそうだ。じゃあ、着替え借りるな。……とりあえず、ここは出ないとな」
着替えるならお手洗い辺りに行かないといけないし、このままいるとまた水をひっかぶりかねない。
紫乃愛も、バスケットをしまってついていく。
「……そうだ、轟君」
「どした?」
「ありがとう」
紫乃愛のふわりとした笑顔。つられて、轟も笑い返す。
「ほら、あの時の二の舞になるよりは……あっ……だ、大丈夫! あの時あんま見えなかったし濡れててもすげぇ綺麗だった……じゃなくて!」
うっかり自爆し始めた轟を見て、紫乃愛は可笑しそうにくすりと笑うのだった。
「イルカ……可愛い……」
最前列で、イルカのパフォーマンスに見入っている
魂行 凪
。
どことなく、纏う雰囲気も楽しげだ
「そうでござるな。……凪ちゃん、あまり前に出過ぎると危ないでござるよ」
凪の隣に腰掛けていた
夏神 零
が、見入るあまり自然と体が前に出ていた凪を制する。
「なんで……?」
「あまり前だと、水が」
ざっぱーん。
「あっ」
零が言い終わらないうちに、跳ねた水しぶきが凪に直撃した。
「……」
「凪ちゃん、大丈夫でござるか」
「ポンチョ……ある……平気……」
零としては、ポンチョ一枚は止めたいところだが……凪の服はびしゃびしゃだ。そうも言っていられない。
「じゃあ、移動して着替えるでござるよ」
「ん……」
こくりと頷くと、凪は零に手を引かれつつその場を後にした。
プールの中を、イルカとトレーナーのお姉さんと共に進む
旅鴉 月詠
。
パンフレットに記されていたロケットジャンプ体験に参加したのは、
(離れて描いているだけでは、見えてこないものもあるのだ)
という信条によるものだった。
それを描く為に、いざイルカとトレーナーのお姉さんに引き連れられ――ロケットジャンプ!
水と空が入り混じる風景が、一瞬にして水飛沫の舞う空の風景に。
(そうか、これがイルカの見ている風景)
しっかりと、その両目に焼き付けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月06日
参加申し込みの期限
2013年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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