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携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
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【チャレンジバトル!】
ヴァネッサの子猫型ヘッドにきらめくつぶらな瞳が、ひらひらはためく黒いマントを見つめます。
「そこよ、ヴァネッサ!」
ローザの操作でキャットクローがぶおんと弧を描き、ファントムマジシャンめがけてずばっ! 薙ぎ払います。胴体にざっくりと爪痕のようなエフェクトが刻まれて、RUN◎は大ピンチ!
「やったわ、あたったわ!」
「うわっ、まずい……! こうなったら奥の手だ!」
慌てて距離を取ったファントムマジシャンは、構えたステッキの先端からまばゆい光を放ちます。これぞ奥の手、めくらまし攻撃!
ヴァネッサが一瞬相手を見失った隙に、
「決めるよ、ファントムマジシャン!」
スピード、そして巧みな戦略で圧倒する濫丸がステッキで華麗な連続攻撃を繰り出して、どががががっ!
この連撃が決め手となって、ヴァネッサは健闘むなしく、どかーんと爆発のエフェクトをまき散らした後に、ころんっと地面へ転がりました。
「ああっ! ま、まけちゃったのだわー……」
「ふうっ。危なかった! でも、丹精込めてカスタマイズした甲斐があったね!」
がっくりと肩を落としたリタ。けれど濫丸は、勝ちポーズをキメるファントムマジシャンを回収して、すっと手を差し出します。
「楽しいギアバトルだったよね。ありがとう。またやろうよ!」
「……ええ! つぎはまけないんだから!」
ふたりは笑顔で、きゅっと握手を交わしました。
わだかまりや後くされなんて、もちろんありません。ギアマスターたちはこんなふうにして、バトルを通じて交流を深めていくのでした。
「えっとそれじゃ、このA.I.C.O.ってやつで俺のカプセルギアを登録したら、動かせるようになるんだな?」
「そうそう、そういうこと。これは『簡易端末』だけど、カプセルギアについての機能は全部盛り込まれてるからね」
真剣に善場さんの語ってくれる説明へ耳を傾けているのは、
白石 龍樹
です。携帯ゲーム機のような見た目のカプセルギア用簡易端末を手に、彼はわくわくが止まりません。
今や学校でも、カプセルギアは話題沸騰! クラスメートたちが熱っぽく語るそのオモチャが気になって気になって、龍樹もさっそく善場模型店へと足を運んでみたのでした。
「登録……っと」
『あなたのカプセルギアの登録が完了しました』
「うん、これでOKだね。じゃあ、さっそく動かしてみなよ?」
A.I.C.O.は、やわらかいお姉さん風の音声で、ばっちり丁寧にガイドしてくれます。
導かれるまま、龍樹はさっそくバーチャルパッドへ指を滑らせまして、
「よーし、動け! オレの『ムテン』!!」
ガチャガチャを回し、自分なりにカスタマイズを施したカプセルギアが、龍樹の操縦によって動き始めます。あっちへ駆け、こっちへジャンプし、剣を振るってずばっ! 拳を繰り出しどかん!
「す、すっげえ……!」
ただ動かしているだけなのに、ロボットを自分の思いどおりに動かすことができる感動は、思いのほか、龍樹の心を熱くさせてくれました。
と、そんな時。
「ん、なんだ?」
ギャラリーから歓声が上がり、龍樹はきょとんとして首をかしげます。
「ああ、牧くんか。今日も絶好調みたいだね~」
大人びた黒髪の少年が、年上の中学生らしいギアマスターを相手に、余裕の動きで翻弄しています。善場さんが言うには、牧くんと呼ばれた彼は模型店の常連で、ベテランギアマスターであるそうです。
始めたばかりの龍樹にも、なんとなく分かりました。
彼はきっと、強い!
「あいつ……女みてえな顔してるけど、すげえな! 俺も戦ってみてえ!」
「うん、彼は強いよ~? けど挑戦してみるのも悪くないね。今の対戦が終わったら、声をかけてみるといいよ」
「おう!」
そんなわけで、しばらく後。
少年の手のひらから、トリコロールカラーの兵隊のようなカプセルギアがひょいと飛び降りて、こちらへ駆けてきます。
「シロウトかい? ふぅん……どのくらいヤルのかな。見せてもらうよ」
やけに自信ありげな口ぶりの少年、
牧 雪人
。彼は少しも表情を変えずにそんなことをつぶやくと、ぴしりとスマホのバーチャルパッドをなぞります。
「へへっ、初めたばっかりだけど、ナメんなよー! オレさま最強ッ!」
どうやら相手は熟練マスターのようですけれど、龍樹はもちろん気後れしたりしません。初対戦から飛ばしまくり、ノリノリの全開です!
雪人のカプセルギア『ボナパルト2』は、スピードタイプの遠距離型。間合いを取りながら、ビームスナイパーガンで的確に攻撃をヒットさせるのがセオリーのようです。
さっそく一発の光弾がどぎゅんっと龍樹のムテンを直撃し、機体をよろめかせます。
「うわっ、あんなとこから攻撃してくんのかよ!? よーし、突っ込むぞ!」
対して龍樹のムテンは、一見どこかチグハグにも見える、これまた個性的なカプセルギアです。ハンチング帽をかぶった探偵風の猫型ヘッドはかわいらしく、かと思えばボディはどこかロックミュージシャン風。右腕はドラゴン風で鋭い爪を持ち、左腕にはなんともヒロイックでかっこいい剣が握られています。脚は金色の鱗を持つドラゴンのようで、お尻には尻尾もゆらゆら揺れています。
まだまだ良く分からないなりに、ひとまず強そうなパーツを集めてみたという風情ではありましたけれど、
「おっと、あぶねえ!」
「! へぇ。いきなり魅せてくれるね」
ボナパルト2の銃撃を、ムテンは左腕の剣を振るい、ぎゃりーん! 切り払って弾き返してしまいました。
全ての攻撃は防げないまでも、どちらかというとアタック、スピード重視でディフェンスには不安を抱えるムテンにとってはダメージを抑えつつ、大きな攻撃チャンスを作り出すことにも繋がりそうです。
「わぁ、すごいうごきなのだわ!」
「どっちも頑張れー!」
ギャラリーの中では、リタと濫丸も応援の声を上げる中。
ムテンは右の爪、左の剣を交互に振るって
「くらえーーーッ!!」
ずばずばずば! 波状攻撃が、ボナパルト2へじわじわとダメージを刻み込んでいきます。
けれど雪人は、慌てずクールに。
「チョットくらいはね。本命はコッチさ」
「うわっ、カウンター!?」
ゼロ距離でマスケット銃型スナイパーライフルが輝き、ムテンを貫きました。大ダメージを受けて、ボディにはぴしぱしと電気のほとばしるようなエフェクトが走り始めます。
「へへっ、やっぱり強いなーお前! でも、俺だってタダじゃやられないぜ!」
「……!?」
瞬間。無表情な雪人の顔に、ちょっぴり驚きの表情が生まれました。
「バックミュージック演奏機能? そんなパーツあるんだね……」
ムテンのロッカー風ボディパーツから唐突に流れ始めたのは、ギンギンのロック・ミュージック!
別に驚かせるのが目的ではなくて、単純に、カッコイイから。採用の理由はそんなところだったかもしれません。
「今だ! くらえ、サンダーブレイド……」
「驚いた……チョットね。イイとこ行ってたよ」
「うわ!?」
とはいえ、相手はずいぶんと手慣れていて、格上でした。
ムテンの剣が稲妻を帯びて、放つ必殺の一撃……けれどボナパルト2は辛くもこれを回避。後方へ跳びながら、どぎゅーん!
トドメの一発をまともに受けて、ムテンはどかんと爆発し、地面に倒れ込んだのでした。勝負あり!
「避けられたかー、決まってりゃいけそうだったのに! けど、楽しかったなー!」
「そう? ヨカッタね……」
そっけなく言った雪人の手を、龍樹は勝手に握ってぶんぶんと握手をかわします。
「良い勝負だったぜ! また今度リベンジするから、そん時はよろしくな!」
「……スジいいよ、君。次は分かんないかもね」
明るい龍樹へ、に、と少しだけ歯を見せて、雪人も笑いました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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