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携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
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【ふたりはライバル】
友だちがこぞってガチャガチャをしにいく後ろ姿を、
源 竜世
は、あくまで笑顔で見送ります。
「ガチャ? オレはいいや! じゃあまたなー!」
強がりです。
カプセルギア……そんな遊びが流行っているらしいことは知っています。けれど竜世は一歩引いて、関わらないことに決めていました。
(そりゃ、スッゲー気になるけどさ。母さんに負担、かけらんないしな……)
母子家庭の源家で、いろいろなものを切り詰めながら竜世を育ててくれているお母さんに、これ以上なにかを買ってもらおうだなんて言えるはずがありません。
友だちと同じ遊びを楽しめない寂しさをひしひしと感じながらも、竜世はガマンすることに決めたのでした。
「ただいまー! っと、なんか来てるな」
そんな矢先のことでした。ぱ、と目の前が明るく開けたような気がしたのは。
竜世が家へ帰ると、郵便受けになにかが届いています。荷物を取り出して差出人の名前を見たとたん、竜世はびっくり!
「こ……これ、兄ちゃんから!?」
数年前に行方知れずとなり、以来音沙汰の無かったお兄さんからの、それは唐突な知らせでした。
大好きだった兄。どこかで死んでしまったのかも……なんて思っていた彼が、どこかで生きているらしいのです!
大慌てで包みを開けると、まずは短い手紙が一枚。
「『竜世へ お前だけのギアだ』……? まずは元気か、くらい書けよなバカ兄ぃ……!」
そして……赤と黒のボディに燃え盛る炎のペイントを施された、ドラゴン型のカプセルギアがそこにはありました。
「これが、オレの……オレだけの、カプセルギア……!」
手紙とカプセルギアを大切にぎゅっと抱きしめて、竜世は少しだけ泣きました。
ふと、まぶたの裏に残るお兄さんの思い出が、彼へと語りかけます。
「……兄ちゃん、よく言ってたな。リュウセー、お前は俺の流れ星だ……」
手の中で、竜の瞳がきらりと竜世を見つめています。その瞬間、彼は決めました。
「お前の名前は、『スターライトナイト』だ! よろしくなっ!」
めいっぱい楽しもう、って!
「そこだ。仕留めろ、『バルティーグル』!」
伝説の霊獣、白虎が吠え声を上げて、両腕の爪をバツの字に振るいます。
ずばばん! 相手は手も足も出ず、爪あとから噴き出した炎に包まれて大爆発! ことりと倒れて動かなくなりました。
「ふふん。カプセルギアか……ことのほか、楽しませてくれるじゃないか」
しょせんは子供だましのつまらないオモチャだと、
タイラ・トラントゥール
は決めつけていたのです。けれどお母さまから贈られたカプセルギアを半信半疑ながらに遊んでみると、それはタイラを惹きつけました。
忙しい両親の代わりに家のあれこれを任されているシッターさんを相手に、タイラの操縦の腕前はめきめき上手くなり、今ではすっかりハマってしまったのでした。
「しかし、家の中で遊ぶのにも飽きてきたな……」
休憩時間を終え、お仕事に戻っていくシッターさんを見送りながら、タイラは腕組み。考えます。
「今日は新しいパーツでも探しに、街へ出てみるか」
シッターさんもたびたびギアバトルに付き合ってはくれるものの、あまりお仕事の邪魔をしてしまうわけにもいきません。それにタイラとは少々腕の差が開きすぎてしまって、勝負にイマイチ新鮮味がなくなってきたのも確かです。
「バルティーグルもママンに贈られた時のままだからな。良いパーツが手に入れば、カスタマイズしてみるのも悪くない」
カプセルギアのガチャガチャを探して、新しいパーツのひとつも手に入れれば、さらに楽しみが広がりそうです。タイラは家を出ると、白虎を手の中でくるくると弄びながら、星ヶ丘の自宅からシーサイドタウンまで足をのばしてみることにしました。
4月から留学中で、そろそろ通い慣れてきた寝子島小学校のあたりへ差しかかったところで、
「……うわっ!?」
「なっ!?」
曲がり角から飛び出してきた誰かと真正面から衝突しかけて、タイラは慌てて飛び退きました。
「っと、わりぃ! 前見てなかったぜ……!」
「あ、危ないだろうが! どこに目を付けて歩いてるんだっ」
見ると、自分と同い年くらいの男の子です。
思わず悪態が飛び出すと、相手もむっとして眉を吊り上げます。
「なんだよ、だから謝っただろ?」
「それで謝っているつもりなのか? あんな勢いでぶつかって、ケガでもしていたらどうする気だったんだ?」
「う、うるさいなー! ちょっと興奮してたんだよ!」
「ん? お前、それは……」
タイラは気付きました。彼が大切そうに持っている、赤と黒のドラゴン型カプセルギアに。
「ふぅん? お前もギアマスターなのか」
「へっ? ああ……」
お互いの手の中にあるカプセルギアを認めて、ふたりははたと見つめ合います。
そう。どちらもギアマスターとなれば、こんな時どうすればいいのかは、すぐにも分かりました。
「ちょうどいい。償いに、ボクの暇つぶしの相手でもさせてやる」
「なめやがって、このやろう……ああ、いいぜ。やってやる!」
タイラ。そして、竜世。
「「ギアバトルで、勝負だ!!」」
後にライバルとなる少年たちの、運命的な出会いでありました!
寝子島小学校のすぐ側、風の原公園にて。
「がうー!?」
ロシィ・イシロ
は青い目をまん丸くして、目を見開きます。
「す、すごいぞー、カプセルギアー!」
目の前では、ふたりの男の子たちがスマホへ指をなぞらせて、目まぐるしく動き回る小さなロボットたちがどっかんどっかん! 派手なエフェクトを空中に散らしています。
そしてロシィの小さな手の中にもまた、白くてもふもふなオオカミ型カプセルギアが、しっかと抱き込まれているのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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