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携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
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【真剣勝負!】
ツンツンドライなツンドラ少女、ロシィとカプセルギアとの出会いもまた、少々不思議なものではありました。
「……?」
今日も今日とて、公園へ遊びにやってきたロシィ。いつものごとく、めいっぱい身体を動かしてカロリーを消費して、お腹を空かせて晩ごはんを美味しくいただこう! という寸法です。
ところが。ロシィが張り切って公園へやってくると、今日はそこに、見慣れない人の姿がありました。
子どもではなく、大人です。そして彼は、土の上にぱったりと倒れているのです。楽しく遊んでいるようにはちょっと見えません。
ロシィはきょとんとして見下ろしつつ、尋ねました。
「どうしたんだー? おなか空いてるのか?」
「ああ、うん……そうなんだ。もう3日も食べてなくて……お嬢ちゃん、なにか食べる物とか、持ってないかい……」
どうやら、空腹で身動きが取れないようです。
そしてそんな時にバッチリな物を、ロシィは持ち合わせていたりしました。
「じゃ、これあげるぞー。マーマのピロシキ! 食べたら元気になるぞー?」
「お、おお……! いいのかい……? ありがとう、ありがとう……!」
お母さんが持たせてくれたロシィのおやつを差し出すと、彼はすがるようにそれを手に取り、はぐはぐむしゃむしゃ。よっぽどお腹が減っていたのか、すごい勢いで食べ始めました。
ロシィも食べるのが大好きですけれど、空腹で今にも死にそうでへろへろな人を放っておくことはできません。それに、ロシィの大好きなお母さんが作ったピロシキを、彼がしきりに美味い美味いと言いながら食べてくれるのは、なんだか嬉しくもありました。
「ふぅ……助かったよ、お嬢ちゃん。美味かった」
「そっか? マーマのピロシキおいしかったかー。よかったんだぞ!」
彼はあっという間にピロシキを平らげてしまうと、満足そうにおなかを撫でてから、懐からなにかを取り出してロシィへ差し出しました。
「お礼と言ってはなんだが、これを君にやろう」
「? これなに? くれるのか?」
「知らないかい? カプセルギアさ」
真っ白くて小さな狼の、一見ぬいぐるみにも見えます。けれどよくよく見つめてみると、それはロボットでした。小さな小さな、10センチほどのロボットです。
かっこよくて、かわいらしくて、ロシィは一瞬で目を奪われてしまいました。
「……君のような子が持っていれば、あいつも浮かばれるだろう。楽しく遊んでやってくれ……」
「がうー? それって……」
不思議なことに、聞き返そうとロシィが顔を上げた時、目の前には誰もいなくなっていました。きょろきょろとあたりを見回してみても、まるで風にさらわれてしまったかのように、彼の姿は影も形も見当たりません。
残されたのはもふもふとして柔らかい手触りの、狼の形をしたロボットだけ。
「カプセル、ギア?」
ロシィは首を傾げます。なにがなんだかサッパリですけれど……ともかくロシィは、突然託されたロボットを、ひと目で気に入ってしまいました。なんたって、狼です! 狼の好きなロシィが気に入らないはずもありません。
「よくわからないけど、大事にするぞ!」
不思議なロボットに、ロシィは『さくろー』と名前を付けました。ロシア語で宝という意味をあらわす、『サクローヴィシチェ』が由来です。
「かっこいい狼さん。これからよろしくだぞ!」
こうしてロシィは、カプセルギアと不思議な出会いを果たしたのでした。
なかなかにタイムリーであったのは、ロシィがそんな出会いを果たした直後に公園へとやってきた、ふたりの男の子。
つまりは竜世とタイラでした。
「よーし、行くぜ! えっと……『plat(プラ)』!」
「気安くボクを呼ぶな、『リュウセー』!」
リュウセーはスマートフォンのA.I.C.O.に表示されているバーチャルパッドへ指を這わせて、ついっとスワイプ。そんな簡単な操作だけで、ドラゴンタイプのカプセルギア、スターライトナイトは猛スピードでダッシュ! 小気味の良い操作感に、リュウセーは思わずおおっ! と声を上げました。
「ふん。なんだ、初心者か……お前程度、本気を出すまでもない。迎え撃て、バルティーグル!」
platことタイラの白虎型カプセルギア、バルティーグルは本来、ステルス機能を持つ潜伏かく乱タイプです。虎の縞模様を揺らめかせることで輪郭や遠近を曖昧にして、周囲の景色へ溶け込むことができました。
けれど今回はあえてそれを封印しての、真っ向勝負。まさに竜虎相搏つ! これからのふたりの因縁やライバル関係を予感させる、これが象徴的な初戦となりました。
実際、リュウセーはそれを感じ取っていたのかもしれません。
「わわっ、避けろスターライトナイト!」
バルティーグルが放つ鋭い爪の一撃を間一髪、持ち前の機動力でどうにか回避。
「うめえなアイツ! おもしれえ!」
初めてのギアバトルでも、戸惑いや気後れはありません。
お兄さんのくれたカプセルギアを思うままに動かして、強い相手とバトルする、この高揚感ときたら!
「ちょこまかとすばしっこいやつだ。でも、すぐに終わらせてやる!」
platのバルティーグルは高バランスの中にディフェンスへ重きを置いていて、スピードで言えばスターライトナイトにはかないません。けれど、白虎のレッグパーツにはひとつ、特徴的な機能があるのです。
「げっ、空中を蹴って……!?」
「バルティーグルの豪爪を受けるがいいッ!!」
なにもない空中を駆け上がり、空を蹴って急降下しては爪を振るい、すり抜けては再び壁のように空気を蹴って、背後から強襲!
地面も宙も縦横無尽に駆け巡り、白虎は竜を翻弄します。
「スターライトナイトは素早いけど、防御が弱いみたいだな。これ以上食らったらヤバイぜ、なにかないか……」
『フレイムチャージがありますよ、リュウセー』
「おっ!?」
カプセルギア専用アプリ、A.I.C.O.の音声ガイドが唐突にそんなことを言ったもので、リュウセーはビックリして目を剥きました。
なんと、ちょっとした会話機能まで搭載されているようなのです。
「これ、話せるのか……ふれいむちゃーじってなんだ?」
『フレイムドラゴンレッグに搭載された機能です。スターライトナイトのスピードを一時的に増加することができます』
「そんな機能があんのか、すげえ! なら……フレイムチャージッ!!」
瞬間。スターライトナイトの足元からごうっと炎が噴き上がり、翼を一打ちして、どぎゅんっと突撃!
「な、さらに加速しただと……!?」
左右の竜の爪に切り裂かれ、バルティーグルには瞬く間に傷跡が刻まれます。platは指をあちらこちらへ動かし、バルティーグルも爪を振るって反撃するも、浅くかすめた程度で致命傷にはなりません。
「お、追い切れない!? くそっ、そんなバカな!」
一見クールに見えるplatながら、実は超・負けず嫌いな熱血漢です。プライドも高くて、リュウセーを初心者とあなどっていたところもあったのでしょう。
リュウセーは紛れもないビギナーで、操縦技術はもちろんまだまだ、platには及びません。けれど、純粋にこのバトルを楽しもうという前向きな心が、platとの差を縮めたのかもしれません。
どちらにしても、ふたりは今、拮抗していました。
「今だ! いっけーっ、メテオキャノンッ!!」
「ボ、ボクのギアがあんなヤツに……!?」
ドラゴンヘッドがぎらりと瞳を輝かせて、口から放たれるのは、燃え盛る炎の砲弾。
ちゅどんっ!! バルティーグルを直撃した炎が、まぶしく輝きながら散っていきました。
「す、すごいんだぞー! カプセルギア!」
観客がいることに、タイラも竜世も気が付いていなかったようです。
そしてロシィにとってはまるで、テレビの中のロボットアニメみたいな、夢のようなひと時でした。
「なっ……み、見ていたのか?」
「うんっ! どっちもすごかったぞ!」
ぱあっと目を輝かせるロシィに、タイラはちょっぴり頬を赤らめて、竜世はにかっと笑います。
とても楽しくて、充実したバトルでした。竜世は自然と、タイラへ手を差し出します。
「へへっ。これがカプセルギアか……楽しかったぜ! オレ、
源 竜世
。またバトルしてくれよ」
「……ふんっ! 調子に乗るなよ。今日はたまたま、調子が悪かっただけだ!」
ぺちん! 手は払いのけられてしまいました。どうにも彼はプライドが高く、素直になれない性格のようです。
「いいか……次はボクが勝つ。必ず! 覚えておけ。ボクの名は、
タイラ・トラントゥール
だ!」
それでもばっちりと名乗りを上げると、タイラはすたすた、肩をいからせて行ってしまいました。
けれど、竜世は思います。近いうち、彼とは必ずまた、ギアバトルをすることになるだろうと。
「ロシィも、カプセルギアやってみたい! さくろーうごかしてみたいぞー!」
「おっ、カッコイイ狼だな! それじゃ、オレと練習するか。オレもまだ初心者なんだ、いっしょにがんばろうぜ!」
「がるー!」
ふたりは夢中でカプセルギアを動かし、公園中を駆け巡ります。
そして、タイラもまた。
「俺とも戦ってくれないか」
「……翔?」
後ろからかけられた声に振り返ると、そこに立っていたのは……
鳳城 翔
。
タイラの友人ですけれど、今日はなんだか少し、目つきが違って見えました。
「見てたよ。俺にも勝ちたい相手がいる。アンタにも……そうだろ、タイラ」
「お前も? ふふん。そのために、ギアバトルの経験は多いほうがいい……か。いいだろう。相手をしてやるよ、翔!」
ギアバトルはギアバトルを呼び、少年少女たちは次第に本気で、カプセルギアにのめり込んでいくのでした。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
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