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携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
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【お嬢さま方のカプセルギア】
色の薄い銀の髪に、赤い瞳。身体が弱くて病気がち。いつもひとり寂しげに本を読んでいる、深窓のお嬢さま。
城ヶ崎 梨々子
のイメージはきっと、そんなところであったことでしょう。
(ああ……お父さまもお母さまもきっと、私のことなんて、もう……)
とある大企業のご令嬢である梨々子。療養を兼ねて環境の良い寝子島へ移り住み、小学校へ通うことになったものの、授業は休みがちです。
今日もまた、少し頑張ってみようと午後の授業までひととおり受けてはみたものの、終わる頃には疲れてぐったりとしてしまいました。
(私、ダメな子だわ……勉強しかとりえがなくて、ほかにはなんにもできない役立たず。私のことなんて、きっと……)
こうしてお迎えの車を待っていると、梨々子は自然とうつむき、気持ちが落ち込んでしまいます。自分がどうしようもなく価値のない、まるで意味のない存在に思えてしまうのです。
今日もまた、心は自虐でずぶずぶと、どこまでも沈み込んでいきます。
(産まなきゃよかった、って。そう思っているに違いないわ……)
と……そんな時でした。
楽しそうにおしゃべりしながら下校していく、同じ年頃の子どもたちの語る、あの噂に出会ったのは。
(カプセル、ギア……?)
内にこもりがちな梨々子が、これほどの行動力を発揮したことがかつてあったでしょうか?
「これが……カプセルギア!」
自分自身の足で、噂に導かれるまま、彼女は善場模型店へ。ついつい、普通の小学生よりはちょっぴり潤沢なおこづかいでガチャガチャを回して、彼女はカプセルギアを手に入れてしまったのです。
そして、今!
「うわぁ~っ、負けちゃったよ~!」
ぼっかーん! カプセルギアネーム『ふ~た』こと
二宮 風太
の操縦する『わんこくん1ごう』が派手に吹っ飛んで、ころころと地面を転がります。
ここは風の原公園。今日もカプセルギアを遊ぶ子どもたちの輪の中に、彼女の姿がありました。
「オーーーッホッホッホッ!! 連戦連勝っですわぁ~!! さあさあ、次に私の『プリンセスダンサー』に挑む方は、一体どなたかしらぁ~!?」
梨々子、覚醒! 元気になって良かったね!
本当に、不思議な不思議なオモチャなのです。カプセルギアというやつは。本当にわけの分からない、ミョーなところでお目にかかったり出会ったりするのですから。
「どーん! うちのどろだんごで、砂んお城いっぱつでゲキハやでー」
苑下 ちか
といえば、砂場! 砂場はちかのフィールドで、彼女は砂や泥遊びのプロフェッショナルです。
だから、であったのかもしれません。
「んー? なんかでてきた」
ふと、ちかが砂の中からずるりんと引っ張り上げたのは、なぜだかドリルでした。先がとがっていてぐりぐりと回転する、あのドリルです。小さな小さな、なにかにくっつけられそうなドリルです。
「にいちゃん、ドリルひろったったー。なんやろこれー」
ちかのお兄さんに尋ねてみますと、これはカプセルギアなるもののパーツではないか? とのこと。
そういえばちかも、聞いたことがありました。男の子たちがしきりに噂している、とあるオモチャのことを。
「へー。これカプギアゆうんやなー」
お兄さんが試しに、そのドリルを自分のカプセルギアに取り付けてみますと……ぎゅいいいん!!
「めっさかっこえー!」
うなりを上げて回転するパーツに、ちかは目を奪われてしまいました。
遊びのプロフェッショナルなちかとしては、もう黙っていられません。さっそくおこづかいを手にお店へ行くと、ガチャガチャ、ガチャコン!
そんなわけでパーツも揃い、カスタマイズを経て誕生したのが、ちかの愛機です。
「これがちかのカプギア、『オケラタンク』や。対戦? よっしゃー、いっちょやったろかー。どてっぱらに風穴あけてどろだんごつめこんだるわ。負けへんでー!」
右腕にはもちろん、砂場で見つけたあのドリルがきらりとカッコよく、日の光を照り返しておりました!
そして今、風の原公園にて。ふたりの女の子たちが、カプセルギアで大激突!
「オーッホホホホ、私のプリンセスダンサーに勝てると思って? バラバラに斬り刻んで差し上げますわぁ!!」
ギアバトルに目覚めた『リリィ』こと梨々子。すっかり元気……というかちょっぴり行き過ぎて、ワガママな高飛車お嬢さまに大変身してしまいましたけれど。
少なくとも彼女の操るカプセルギアは、その名が示すとおりに優雅な動きが特徴で、最大の武器なのです。
「わー、きれーなカプギアやなー。避けー、オケラタンク!」
「逃がしませんわよぉ!!」
ひらり、ひらり。くるくる、くるりん! プリンセスダンサーの踊りは、ただの踊りではありません。華麗なステップは回避行動であり、攻撃でもありました。
翻るドレスの下には、無数の刃。ダンスのステップに乗せて、回転とともにずばばばば! 敵を斬り裂くのです。
「踊りなさい、プリンセスダンサー! 私たちの美しき舞、とくとご覧あれ! ですわっ!!」
内気で自分に自信のなかったお嬢さまも、今やひとりのギアマスター。リリィはカプセルギアと出会い、そこに本当の自分を見い出したのでした。
「城ヶ崎さんも苑下さんも、がんばれ~!」
負けても前向きなピュアボーイ、風太くんが応援してくれる中。
もちろんちかも、いいえ『ドリちか』も負けてはいません。ゴーグルセットON、バーチャルパッドに指を滑らせ、しゅびしゅばっ!
「反撃やー、どーんするでーオケラタンク」
ずごごごごっとキャタピラで地面を踏み鳴らし、重装カプセルギア、オケラタンクは突撃します。
ドリちか本人のキャラクターを色濃く反映するように、オケラタンクはなかなかに個性的です。ボディは言葉どおり、ミミズだってオケラだってアメンボだって~♪ のオケラで、その上には大砲の形をしたヘッドパーツがちょこんと乗っかっています。右手には砂の中から出てきた必殺ドリル。足はもちろんタンク型です。
踊りと斬撃が一体化したプリンセスダンサーの攻撃をびしばしずばんと受けながらも、オケラタンクはちょっとやそっとのダメージではびくともしません。ひるむことなく、頭の大砲がずずいと角度を変えて、どろだんご砲発射!
「きゃあっ、避けなさいプリンセスダンサー! ドレスを汚してしまおうだなんて、ひどい攻撃ですわねまったく!」
「にひひー、うまく避けんとぐちゃーやで」
どん、どどん! 次々に大砲をぶちかまして間合いを離しにかかるオケラタンク。
とはいえ、スピードに優れているのはプリンセスダンサーのほう。どろだんご弾をターンとステップでひらひら避けながら、しゅぱんと右手から伸ばしたリボンで遠距離攻撃! もちろんリボンにも刃が仕込まれていて、キャタピラにぴしりと傷をつけました。
早さで翻弄し、攻め立てるプリンセスダンサー。どっしりと構えて耐え、一瞬の隙をうかがうオケラタンク。なかなかに両極端な2体はどちらも譲らず、押しては引き、引いては押しての攻防が続きます。
「そろそろ決めよかー。オケラタンク!」
勝負を決めるべく動いたのは、ドリちか。オケラタンクのリボンを真っ向から受けて徐々にダメージも深まってきたところで急加速、一直線にプリンセスダンサーへと迫ります。
もちろん狙うのは、右腕のドリルによる必殺の一撃!
「ふっ、甘いですわねぇ! 私のプリンセスダンサーに追いつけると思って?」
迎え撃つプリンセスダンサーは間合いを測り、ギリギリのところでステップからのカウンターを狙います。
ごごごごご、土煙を上げて走るオケラタンク。振りかぶったドリルが、ぎゅいいいいんっと大回転!
プリンセスダンサーはくるりとターン、回避は紙一重! スカートの裾がふわりと浮かび上がって、ぎらりと鈍く輝く刃!
「オーッホッホ! これで私の勝ちです……わぁっ!?」
ドリルは今一歩届かず、リリィのスピード勝ち……かと思いきや。
「えええーっ、変形したぁーーーっ!?」
なんとオケラタンクのキャタピラレッグがガキガキガコンと、人間タイプの二本足に変形!
「これで、ちかの勝ちやんなー」
「そ、そんなのアリですのー!?」
リリィがあっけにとられた隙を突いて、ドリルがぎゅいんと炸裂! プリンセスダンサーの胸元ど真ん中を貫通して、勝負はここに決したのでした。
「良いしょーぶやったなー、ちか楽しかったでー」
と、ちかは言ったものの。
「わー、どっちもすごかったよ~! ねえ、次は僕とバトル……」
「きいいいい! くっくやしいですわぁぁぁ!」
てけてけ駆けてきた風太くん、びくっ。
初めての対戦。初めての敗北。初めての屈辱……! 高飛車お嬢さまは、初めて経験する悔しさに泣きながら、だんだんと地団太を踏みました。
「負けるのがこんなにも悔しいだなんて……リ、リベンジですわリベンジ! 次は必ず私が華麗なる勝利を……」
「あのー。よかったら、私も混ぜてくれないかな?」
ギャラリーのなかから、そろりと控え目に上げられた手。
おずおずと顔を見せたのは、
環 的子
でありました。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
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