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R&R Agency:File03:1999年からの使者2
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● 迷宮内部:コンソールルーム
ポン……と音がして扉が開き、コンソールルームに着いた。
上層の中でこの部屋だけは、古代遺跡的な雰囲気ではなく、下層と同じような超文明を感じさせる雰囲気が色濃い。白くのっぺりとした壁に囲まれた半ドーム状の部屋。部屋のてっぺんには、下層への道を開く標となったハヤブサの像が羽根を広げている。ハヤブサの道へ続くエレベータの対角線上に、下層へのエレベータがある。下層行エレベータの脇にもハヤブサのレリーフがあって、現在起動中であることを示すかのように、ゆっくりと明滅を繰り返している。まもなくポンと音がして扉が開き、そこから能美子が現れた。
「お待たせ。今度はここを調べるのね」
「そうよ。下層へ向かうときは素通りに近かったから、改めて念入りに調べてみましょう」
エヴァの言葉を受け、全員がゆっくりと室内を見て回った。
壁面に幾何学的な形のパネルがいくつも嵌っている。エヴァはその一つに触れてみた。
すると突然、空中に謎の文字が投影された。
「わ。なにこれ。なんて書いてあるのかしら?」
ぱたぱたと繰り返し綴られてゆく文字は、知っているどんな文字にも似ておらず、皆、首を横に振るばかり。
エヴァは能美子に場所を譲った。
能美子はパネルに触れて<役立たずの逆さ時計>を発動させると過去に使っていた者たちの思いを読み取り、
「これ、かしら……」
と違うパネルを押してみる。
すると、今度は空中に3Dの図面が表示された。
どうやら迷宮内の見取り図のようだ。
と、同時に音声が流れた。この声は、翻訳機を介して聞き取ることができた。
『命令をどうぞ』
「これ、ビンゴじゃない?」
エヴァと刀は顔を見合わせる。エヴァはまず、音声で命令できるか試してみた。
「現在地を示して」
すると、地図の一か所が赤く明滅した。ドーム状の形状からして、たしかにコンソールルームのようだ。
使える。刀は身を乗り出した。
「ブランシェ。これで、この世界の現状を知ることはできないか? 多分現状になるまでの歴史って言うか、流れだな。それを知らないと俺達を襲った地球滅亡教の成り立ちとか目的の予想とか出来ないだろ?」
「やってみるわ」
エヴァはいろいろ言葉を変えて命じてみたが、1999年の現状や地球滅亡教についての情報を引き出すことができなかった。
そのことについて、楓はこのように分析した。
「このヘロドトスの迷宮って紀元前の書物には記録が残っているけど、俺たちの時代には地中に埋まっていた。ここ自体が、何千年も起動してなかったとしたら、最近のことはわからないんじゃないか?」
試しに、らっかみやもれいびについても問い合わせてみたが、これもヒットしなかった。
刀は諦めなかった。
「じゃあ、もっと過去の記録はどうだろう?」
ふたたびエヴァは、さまざまな言い方で過去の情報を表示させるように言ってみた。
すると今度は映像が出た。
豊かな緑に囲まれたナイル。この世の楽園のような都市。そこに暮らす人々の様子。
人々はを纏い、男も女も顔に美しい化粧を施し、華美な装飾品を身に着けている。
「これって……この迷宮よね」
ハヤブサの道の空中回廊に切り替わる。かつては底にまんまんと水が湛えられていたようだ。立体的に交差しあう回廊が水面に映って、より荘厳な雰囲気だったことが見て取れる。
映像は徐々に歴史を遡っているようで、この迷宮を建造中の様子になった。
するとそこに、建築に従事する人間たちにまじって、頭からつま先まですっぽりと白い衣装に身を包んだ者たちが映っていた。白い服の彼らは肩幅ががっしりしていて手足が長く、麻の衣の人間たちより頭ふたつか、みっつ分は大きい。
「この白い服の巨人たちが指示を出しているみたいだ。現場監督のような役割か……?」
時代にそぐわない雰囲気の白い服の巨人については説明がない。
この映像が具体的に紀元前何年、というようなこともわからなかった。
おそらく何千年も前のものなのだろう。映像が残っているというだけでもオーパーツである。
彼らが、この迷宮の下層を形作っている近未来的な仕組みや、『ピラミッドエミッション』計画の核となる古代高度文明の担い手で、隕石を打ち砕くほどの装置を大ピラミッドに仕込んだのだろうか。
「キャップストーンの来歴が知りたいわね」とエヴァが言った。
「最初はピラミッドの上にあったものを誰かがここに運んだのかしら。だとしたらどうやって?」
このシステムは答えてくれるだろうか。
固唾を呑んで見守っていると、映像が変わり、立体的な球体が現れる。蒼い星。
「地球、か?」
我々がよく見知っている大陸の様子とは違う部分もあるが、おおまかには似ている。
地中海があり、大陸があり、ナイル川が判別できる。視点は、ナイル川へ向かってズームアップしてゆく。川の左手に湖がある。視点は湖のほとりに『墜落』した。
音声による説明はなかった。エヴァは半信半疑でつぶやく。
「これって……ピラミッドストーンは宇宙から降ってきた、みたいな話?」
「さっきの白い服のヤツはじつは宇宙人、ってか?」
楓は自分の言葉を欠片も信じていない顔で肩を竦めた。
「大ピラミッドやキャップストーンについての情報は他にないか?」
刀が問いかけると、大ピラミッドを線画で示した立体映像が表示される。
大ピラミッドの頂上部分は欠けている。
「ピラミッドは最初から欠けた形で作られていた……? いつかキャップストーンを載せるために?」
線画は徐々に俯瞰となり、3次元地図であることがわかってきた。視点が変わるにつれ、ヘロドトスの迷宮と思われる都市が表示される。地図の都市の地下に、キャップストーンと思しきピラミッド型のオブジェクトが明滅していた。
「昔の人は、黄金のキャップストーンをどうやってピラミッドの上に運ぶつもりだったんだ?」
すると、映像の中のキャップストーンを含む都市の一部が切り離された。ちょうど、迷宮の下層部分にあたり、カヌーのような形状をしている。
「舟だ……空飛ぶ舟……」
刀はそれを見て呟いた。エヴァも映像に見入っている。
「そういう伝説、エジプトにあったわよね。たしか、太陽の舟……」
キャップストーンを載せた船は、大ピラミッドの方へ横滑りするように進んでいく。大ピラミッドの上空に着くと、船底からピラミッド頂上に向かって一筋の光が放たれる。キャップストーンを示すオブジェクトは、光に誘導されるように下りてゆき、ピラミッドの頂上にぴたりと嵌った。
「……これって」
映像は都市の地下でキャップストーンが明滅している様子に戻り、繰り返されている。
「……どう解釈したらいい?」
刀は戸惑いの瞳をエヴァに向けた。
「どう……って、見たままを報告するしかないわ」
エヴァは、キャップストーンの部屋で待つ仲間たちへ宛てて通信のチャンネルを開こうとした。
そのとき外から通信が入っていることに気づいた。
『庚ーこずこずー聞こえるー? Leidenschaftの誰かー。おりおんさんが助けに来てるよー。……もう、誰でもいいから出てよぉ!!』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
R&R Agency:File03:1999年からの使者
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月04日
参加申し込みの期限
2016年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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