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R&R Agency:File03:1999年からの使者2
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● 迷宮内部:ワニの道
迷宮内部に残されたメンバーがまず試みたことは、現状把握と食糧の調達であった。
黄金のキャップストーンは、夏朝のろっこんがあれば軽くして運ぶことが可能かもしれない。問題はどのルートで運べるかだ。水中を行くワニの道、空中回廊のハヤブサの道、狭いネコの道……いずれにせよ困難が予想できる。また、万が一にも敵が残っていて襲撃を受けても困る。
一方で、次のような話も出た。
「重さがあるとはいえ、なんでキャップストーンを地下にわざわざ置いておいたのかしらね。封印する意味があったのかもしれないけど、何かあったときにエレベーターみたいに運ぶ装置でもついていなかったらこれ、無用の長物もいい所じゃない」
これは
弘明寺 能美子
の弁であるが、かなりの重量であるがゆえに、なにか仕掛けがあるのでは、と考える者も少なくなかったのだ。
夏朝のろっこんに必要なねこシールには限りがある。思わぬアクシデントでろっこんが切れたらそこで立ち往生してしまうだろう。そこで、能美子のろっこんによるキャップストーンの調査と、各ルートの調査を同時進行で行ったのちに、最終的な決断を下そうということになったのだ。
「俺たちはワニの道で敵がおとした武器やアイテムを回収しておこう」
この状況は色々手持ちが足りないと察した
志波 武道
は負傷した部分をしっかり止血すると、
握 利平
、
入江 みつび
とともに、ワニの道へと戻っていた。
武道は、来るときに使用したチクワ型ボンベを集めて残量を確認した。このワニの道を通ってキャップストーンを運ぶという案はさすがにないだろうから、残っている分を自分たちの探索に使って差し支えないだろう。
利平は利平で、野生の男の顔になりつつあった。
「まずは生きる! サバイバルだぜ!」
水の確保と食糧の確保のために、何か使えるものや食べられそうなものがないかと目を光らす。
「食えそうな虫とか……」
「ムシー? それはできれば遠慮したいなー」
みつびが苦笑いする。もっとも、虫に限らず下層に生き物の気配はない。
「となるとやっぱりワニ肉か!」
「利平くんが漁師の顔になってるよ。獲るならワニより魚の方がいいよ。ワニがいるなら魚だっていそう」
「魚かー。来るときは見かけなかったな」
言いながら利平は掌に空気を握り込む。
武道は水中へ向かう階段へと歩を進めつつあった。
「一応マッピングもしてるし、戦った場所も大体は分かるからそんなに時間もとられないだろうし。ワニにだけ十分に注意して、回収作業をすすめよう」
「了解」
「ラジャー」
ボンベを咥えた武道と利平に続き、かまぼこを齧って<寝子島マーメイド>を発動させたみつびが続く。
潜水で潜ると、水中に扉がある。ワニから逃れた扉だ。
扉を開けた途端ワニにがぶりはまっぴらなので、みつびが耳を押し当て、物音を探る。とくに不審な音はなかったので、慎重に扉を開けてみた。そこにもう一つ部屋がある。
(いない、な)
部屋の中をよく観察して安全を確認すると、三人は続く通路へと向かった。
滅亡教の男たちはこの先でワニにやられたのだ。
武道が顔を出して左右を確認し、問題ないとわかると利平とみつびについてくるよう手で合図した。
(たしかワニは、こちらの方へ突進していったはず……)
行く手に曲がり角がある。武道は再び慎重に先を伺った。
(あった)
道の奥の方は暗く濁っているが、明かりの届く手前のところに、黒い荷物が落ちていた。
目当てのものを前にして、武道の気が一瞬緩んだ。荷物に向かって泳ぎ出した瞬間、道の奥の暗がりから、ワニがものすごい速度で突進してきた。
(!?)
武道は仰け反った。
その武道の腕をグイと引き、ワニの導線から逃させると、この機を狙っていた利平が拳を前に突き出す。
(てめぇのでかい口にお見舞いしてやるよ! 喰らえ! にぎりっぺ!)
牙の並ぶ巨大な口を大きく開けて突進してきたワニに怯まず、利平は口内に突っ込んだ拳を解放する。
ばあん、と白くしぶきを上げて、ワニの口内で空気が弾けた。
ワニは思わぬ反撃に目が回っている様子だ。
そこにすかさずみつびの攻撃。
(ボヒナムで鍛えたキックもお見舞いよ! それ、かまぼこ三段蹴りーっ! ちょいさー☆)
ワニの脳天に綺麗に決まった水中三段キック。
その隙に荷物を回収した武道が、荷物の外ポケットに入っていたナイフを抜き、ワニに突き立てる。
結局これが止めとなった。
『食料ゲットだぜ!』
利平がマッピングに使っていた耐水ノートに書いた。
ワニは利平と武道で横抱きにし、回収した荷物をみつびが持って、いったん元の部屋まで戻る。荷物の中にはナイフのほかに、ビスケットのような食料と、水筒が入っていた。その後、もっと大量に水を容れる容器が欲しいという利平の希望に応え、三人は泉のある部屋まで戻って、華麗な装飾の壺も手に入れた。
利平はとても満足そうだった。
「ひとまず目的達成。壺は洗って水汲んで、キャップストーンの部屋に持っていこう」
「レーザーガンはなかったな」
と、荷物を持った武道が言った。
「水中には持って入らなかったんだろうな。ハヤブサの道のほうで回収できることを祈ろう」
「ワニ、どうするの?」
魚屋『魚新』に下宿しているみつびは、捌けと言われたら捌けるかもしれないけど……と利平を見遣る。
すると漁師の息子である利平は、それには及ばないと、イイ笑顔でナイフを持った。
「開いて丸焼き。だーいじょうぶ、焼けば大体食えるからさ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
R&R Agency:File03:1999年からの使者
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月04日
参加申し込みの期限
2016年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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