this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
バレンタインデーなんて知んねーし!
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
30
つぎへ >>
げに逆らいがたきは店長命令……! というわけで、今日も今日とて、文具店店員
豊田 華露蘿
の身には非情の命令が下った!
「な……なんですって……!」
と、いうのはちょっと大袈裟に書きすぎたか。
「……なんてね」
実際のところ彼女は、ちょっと配達を頼まれただけだったのである。
というわけでそろそろ暗くなる時間帯、華露蘿は書かれた住所のところまで、ラッピング用の包装紙やリボン、蛍光ペンにPOP用のスタンド等々を詰めた箱を運搬するのだった。箱は確かに大きいものの、配達車として白のセダンならぬ白の自転車が与えられてはいたので、さほど重労働というわけでもなかった。
「お届け先は……えーと、インド料理店の店長ね。でも店はインド料理店じゃなくて、この人のやってるもう一つの店ってことだけど……」
店長(鯖尾寅之丞)にはなんの店か聞いていなかった。けれど優秀なナビ、という名の地図(※元・売り物)はあるし、住所通り行けば大丈夫だろう。
空飛ぶフラミンゴのように優雅に、シーサイドタウンのキャットロードを漕ぎ進み、華露蘿は妙に、このあたりの地形に見覚えがあることに気がついた。
――ここって前にも来たことあるかも?
目的地が近づくにつれて、それは確信に変わる。
ああ、ここだったのか。
ほんの少し前のことだったのに、もうなんだか懐かしい記憶である。かつて華露蘿はここで働いたことがある。たった一日だけだけれど。
そして今日は出入りの文具屋として、取引相手のこの店を訪れたのだ。
「こんにちはー、鯖寅文具店でーす!」
なおこの名称は、店長の名前が鯖尾 寅之丞というところから名付けられたそうである。以上、豆知識。
「はーいー」
と出てきた中年男性は、やっぱりあのインドのおじさん、
アーナンド・ハイイド
なのだった。
「おー、やっぱり
瑠住(ルース)
さん来てくれたね。お久しぶりよー」
なるほど鯖尾店長に頼んで、わざわざ配達に来てもらったというわけだ。
まだ昼の時間帯だからかなり印象が違うが、ここはキャバクラ『プロムナード』の裏口なのだった。アーナンドはここのオーナーである。
「あー……いや、いまはその源氏名じゃなくて、本名の豊田です……」
配達に上がりました、と華露蘿は言ったのだが、
「みんなー、瑠住さん来てくれたよー」
アーナンドは振り返って、しっかり源氏名のほうで店内に告げた。
すると、
「あら、久しぶり」
髪をかき上げる色っぽいしぐさに泣きぼくろ、くすっと笑って
夕顔
が姿を見せ、
「元気してたっすかー?」
わはー、と、満面の笑みとともに
あんな
も顔を出した。色っぽい服を着ている夕顔と違い、あんなはなんと赤いジャージ姿である。キャバ嬢というより、卓球部の女子高生のよう見える。
「ういーっす」
くわえ煙草で
まみ子
が出てくる。髪には寝癖がついており、目の下にもクマがあった。どうやら彼女は、あまりよく寝ていないものらしい。アンティークドールみたいなゴシックロリータファッションをしている。
この三人から少し遅れて、
「……こんにちは」
泰葉
が出てきた。メイクが薄いせいか、夜見るのとは印象の違う顔だ。大学生風のシャツワンピースにレギンスパンツを合わせた姿である。
「こんにちは。夕顔さんにあんなさん、まみ子さん、泰k……じゃなかった、泰葉さんも!」
とまで言って、華露蘿は「あれ?」という顔をする。
「恋々さんと九鬼姫さんはお休み……ですか?」
「ええ」
と答えたのは夕顔だ。
「恋々ちゃんは実家よ。ほら、旧正月の時期だから里帰りしてるのね」
その言葉をあんなが継ぐ。
「九鬼姫さんは来ると思うっす。あーでも、紗央莉(さおり)さんは多分来ないっすねぇ……」
「……あの人、お金になんないことには絶対参加しないもんねー」
まみ子は言いながら、まだろくに吸っていない煙草を灰皿に突っ込んで消していた。
「そんなこと言うもんじゃないの。それに、瑠住ちゃんは彼女のこと、知らないと思うから」
とりなすように夕顔は言って、
「それで今日は、いよいよ『プロムナード』に本勤務するために来たのかしら?」
とほほえみかけた。
「……あ、いやそうじゃなくて、今日は本業、文具店のお仕事です」
事情を説明し、逆に華露蘿は聞き返す。
「でも、店長はともかく、みなさん開店には早すぎませんか?」
状況を聞いて華露蘿は目を輝かせた。
「ならば、当日の店内を飾るPOPやイベント告知ポスターを準備しましょう! この前、いろいろとお世話になりましたし今回はサービスで!」
そういうことなら華露蘿にとっては得意中の得意、腕の見せ所なのだ。デザイン用のノーパソは自転車に積んでいるし、ハサミやカッターなど基本的な文具は常に持ち歩いている。プリンターは幸いこの店にもあるそうだ。
「あら~、助かるわ~」
手を合わせて夕顔はニコニコする。
「そういやうちら、こういう作業得意な人いないっすからねー」
あんなもやんやと喝采を送るのだ。いささか緊張しつつ華露蘿は自分のアイデアを話した。
「えーと、うちの店で使ったものをテンプレにしますが、ハートを赤やピンクからワインレッドに変えて、ワインボトルやお酒のグラスのイラストを加えれば、一気に夜の社交場の雰囲気になると思うんです。ボトルキープしてくれた方のボトルには、バレンタイン仕様で、みんなの写真を入れたボトルタグを付けてもいいかもしれないし……」
それいいね、やりましょう、とアーナンダは即答し、こうして皆が見守るなか早速、華露蘿はバレンタインデコレーションを開始するのだった。
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
30
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
バレンタインデーなんて知んねーし!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月17日
参加申し込みの期限
2016年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!