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\ オーバータイム!/
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バレンタインデーなんて知んねーし!
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どうしても落ち着くことができず、なんだかそわそわしてしまう日がある。
朝から落ち着かない。誰か一人の話ではない。街が、いや、島全体がそわそわしているのだ!
この寝子島という特別な場所は、そんな状態になることが年に数回ある。
それはクリスマスイブや大晦日だったり、大がかりな音楽イベントが開催される前夜祭だったり、そして、バレンタインデーの前日だったり……! けっこう頻繁にあったりするのだ。
そう、今日は2月13日。
とはいえ誰もがソワソワフワフワ、略してソワフワ(略す意味は?)するとは限らない。
たとえバレンタイン・イブであろうと安定飛行、普段していることを普段通りに行う。
それが
檜扇 舞華
の生き方である。彼女は今日も今日とて自室にて、ネコネコ動画アップロード用のファイル作りにいそしんでいた。
変に浮かれたり騒いだりせず、機器をチェックしてスムーズに接続する。まさに職人、画質といい撮影角度といい、普段通りの高クオリティだ。匠の技が冴える。本日はさらに、リアルタイム雑談放送つきだ。
といってもそのテーマが今日は、『手作りチョコレート』だったりするわけだが!
「ハロー、舞華がお送りする猫猫動画不定期放送、本日はリアルタイムでお送りしております。今日はですね、バレンタイン間近ってことでつい手作りチョコをつくってみたわけです」
カメラ目線でこぼれんばかりの笑顔を見せ、着せ替え人形のように細い手足で決めポーズ、このあたり、ゆるい放送のようでいてその実は、まったく無駄なアクションがなかったりする。ダンサーさながらに計算されつくした動きなのだ。
「さあ、いよいよ私のチョコ作り動画に入るわけですが、すでに手作りチョコを諦めてる乙女がいるならば、これを見てから材料を買いに行きなさいと勇気づけたいところですね! もちろん、男だって贈りたいんだもんというかたにもレコメンドっ! まあ、既製品買えば済むことですがね……やっぱり『手作り』って言葉にはセンス・オブ・ワンダーがあると思いませんか? あれ? 思わない?」
ここまで本職のラジオDJも顔負けの軽妙なトークをかまして、息継ぎの音も色っぽく、舞華は動画の準備を終えたのである。
「とゆわけではい、ここからは録りおきの動画です。作ってみた動画、何回目でしょ? うん、写真映りいい感じです。流石私。それではどうぞ!」
ここで画面はリアルタイムの舞華自室から、どこか別の調理場へ移った。
実はこれ星ヶ丘寮の厨房を、それっぽく仕立てただけなのだが、ぱっと見ではそうと気付かれまい。知らない人からすれば、料理専門CSチャンネルのセットを借りたように映るのではないか。
「ハロー、舞華です。これから手作りチョコを作ってみますよー、簡単なので是非みなさんもお試しあれ」
と語る舞華の目の前には、コンロ、そこに乗った大きめの鍋、その内側に入れるボウルがあった。大鍋には湯が入っている。
「はいこれわかります? そうです、手作りチョコの基本にして絶対黙示録、湯煎です! これができればもう終わったようなものです。では張り切って参りましょう」
飾り気のない板チョコをとんとんとんとリズミカルに刻む。
そうして、五十度くらいのお湯を入れた大鍋の上で、チョコを入れたボウルをかき混ぜる。
「ボウルのほうにお湯入れちゃいけませんよ。ただのホットドリンクになりますよ~。あと、お湯も沸騰させてはいけません。風味が飛びますので」
楽しげにちゃっちゃっちゃと作業しつつ、舞華はこんな情報も披露している。
「なお、溶かしたチョコに生クリームを熱して溶かした液体を加えればチョコフォンデュになりますよ~。お好みのフルーツをつけてどうぞ! これなら十分でできます。切って溶かすだけです」
さて、と言いながら、新たな準備が整った場所にカメラごと移動する。
「生クリーム入りチョコを固めたものが、いわゆる手作りチョコです」
ぐいと舞華は調理器具を持ち上げた。
「はい、これ見えますか? バットです。調理器具のバットですよ。野球をしたりコウモリ人間だったりはしません。って、一目瞭然でしたか♪」
またも話ながらテキパキと作業する。メイド衣装は伊達じゃないのだ。
「さてさて、このバットにシート敷いてチョコを入れて冷凍庫で1時間冷やします。そうして」
と言って冷蔵庫をバタンと閉じたところで編集が入った。だが切れ目のないスムーズな編集だったため、途中で時間がジャンプしたとは意識しづらい。まるで舞華が冷蔵庫を閉じ、すぐに開けたように見えるのである。
「さあ1時間経ちました。バットとシートを外して温めた包丁で一口サイズに切れば完成です。どうです? 簡単でしょ?」
こうしてできたのが、星型月型ハート型、はたまたクエスチョンマーク型をした手作りチョコレートなのである。
そうして動画は終わった。また映像は、リアルタイムの舞華部屋へと戻る。
「はい動画終了。これが作成したチョコになります。え? 私のチョコ食べたい? 自分で同じもの作ってくださいな。ネットですのであげられませぬ」
ふんふーんと、番組のテーマソング(制作中)を口ずさみながら、舞華は紙製の箱を取り出し、チョコを綺麗に並べていく。
「そうそう、これは明日のおやつとなります。うちのご主人にあげるのですがご主人も料理する人ですし」
といったあたりで、約30分の放送は終了の時間となったのだった。
「というわけでお別れの時間となりました。残念! でもまたきっと、近いうちにお会いできますよ。予告やインフォメーションは公式HPをご確認ください」
そうそう、と言うかのように、人差し指を顎にあてて舞華は言った。
「あ。私のマイリストには他にもチョコを使ったおやつなど上げてますので、よければどうぞ」
そうして彼女は、膝を揃えてちょことんとお辞儀する。
「では皆さん、よいバレンタインを!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月17日
参加申し込みの期限
2016年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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