this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
41
つぎへ >>
●星ヶ丘エリア・逆境(1)●
【ステッラ・デッラ・コリーナ:エレベーターA】
ガコン、という鈍い衝撃とともにエレベーターが停止し、中にいた
天馬 ひびき
と
壬生 由貴奈
の2人が、あれっと顔を見合わせた。
「にゃっ? エレベーター止まっちゃったね」
「だねぇ……んんー? 故障かなぁ」
9Fの点灯から動かなくなってしまった、エレベーターの階数表示を見上げて、由貴奈が首を傾げる。その隣りにいた
マンボウくん
が、元から青い顔をさらに蒼白にして、
「わわわ、故障なの〜? ど、どうしよう……
きっとボクの体重が、重すぎて止まっちゃったんだぁ! きゅう(気絶)」
「こらこら、こっちに倒れてくるな。ちょ、狭い狭い! 狭いよぉ!」
むぎゅう、と由貴奈を壁にプレスしたマンボウくんの着ぐるみを、ひびきが慌てて引っ張り起こす。すぐに気絶から目を覚ましてガタブル怯えるマンボウくんの頭を、ひびきは優しくよしよし撫でて、
「何かのアトラクションかな? きっと大丈夫だよ。
ほら、はやぶさも恐くないって言ってるもん!(ぎゅっ)」
ここは星ヶ丘の海沿いに建つ、ステッラ・デッラ・コリーナ。お金持ち達が豪邸を連ねるこの星ヶ丘エリアを代表する、21階建ての超高級リゾートホテルだ。本日はこの最上階のホールでちょうど、とあるセレブの結婚パーティが開かれていたのである。
「ひびきも、はやぶさと一緒にパーティに来てたのよ(えへっ)」
天馬グループの1人娘である ひびき(とぬいぐるみのペガサス)も、あと見習いだけどこの島の観光大使のマンボウくんも、今日はそのパーティに招かれていたのだった。
同じくホテルにいた由貴奈も1階のロビーで乗り合わせ、3人で仲良くお話ししながら、その会場へと向かっていた。ところが、途中で何故かエレベーターが止まり、冒頭のような状況になってしまったという訳だ。由貴奈があちこちボタンを押しても、うんともすんとも動かない。しばらく待ってみても、駄目だ。
「……イヤな予感がするねぇ。また何かの事件?
揺れもなかったから、地震とかでもないだろうし」
「そうだ、地震!」
頭のアホ毛をピコンと閃かせたひびきがそこで、「ひびき、知ってる!」と言い出した。
「エレベーターには地震が起こると、自動で最寄りの階に
止まる装置が付いてるんだよ! だから物凄く揺すろう!
エレベーターちゃんが地震だって勘違いして、すぐに動くかも!」
そう言って、エレベーターの中で、ぴょんぴょん跳び始めるひびきに、
「わああああ! 揺すら、ゆすらないでぇ〜!」
とマンボウくんが悲鳴を上げる。ひびきはぬいぐるみも取り出してリズム良く一緒に、
「はやぶさも、ぴょんぴょん楽しいなって!
ほら、まんぼうちゃんも一緒に飛んだり壁ゆさゆさしよう!」
「わああん、ボク、ボク揺れるの恐いよぅ……きゅ、きゅ……きゅう!(気絶)」
【ステッラ・デッラ・コリーナ:エレベーターB】
「……ん? 何だ?」
突然エレベーターがストップしてしまったことに気が付き、
優木 遥斗
は顔を上げた。同じエレベーター内にいた、
獅子目 悠月
、
上下 左右
、
恵御納 夏朝
らと目が合い、4人で怪訝な顔をする。
「あら、階の途中で止まってしまいましたわ。
故障でしょうか、先輩?」
こちらを見上げてそう訊ねてくる女の子、左右は、優木とは同じ寝子高の
卒業生を送る会
の実行委員で、顔見知りだ。ちなみに今、左右に「先輩」と呼ばれたけど、2人は同級の1年生で、べつに上下関係がある訳でもない。これは左右が知り合いや友人を呼ぶ時に使う、愛称のようなものだ。
「ああ、うん……どうだろうな。問い合わせてみよう」
同じ委員仲間とは言え、女の子と話すのが不得手な優木は、微妙に視線を外しながら操作盤に向かう。特にこの左右は髪も肌も白く、儚げなお嬢様という見た目で、可愛い。実際話してみると人懐っこく、意外に庶民的な所もあったりするのだが。
(とと、いや、そんな場合じゃない。まずは外部に通報だ)
優木は受話器のマークの付いた非常ボタンを押して、しばらく返答を待ってみたが、けれどもインターホンが繋がる気配が全くない。隣りの夏朝と顔を見合わせた悠月も、榛色の瞳を訝しげに細めて、
「おかしいな。こういう場合は通常、
外のビル管理会社に、通報が行く筈だが……」
「何かの原因で、連絡が通じてないのか……または」
普段はぼんやりしている夏朝の半目が、僅かに見開かれる。
「そもそも、外に誰も人がいないのかも」
「そうか、テオの切り分けか……!」
とすると、緊急の解決を要する、何かの事件が起きたということだ。このエレベーターが止まってしまったのも、その事件の影響なのかもしれない。優木は肩に担いでいた愛用の竹刀を、竹刀袋から抜いて、その手に油断なく握り直す。
『ハァイ、テオくんに味方する もれいびの皆さ〜ん、こちらクローネよ……』
そうして、このタイミングで全員の脳裏に、あのカラスの声が聞こえてきたのだった。
クローネ曰く、テオは溺れて捕まったこと。配下の三羽烏が、各地区でもれいび狩りを始めたこと。そしてこの星ヶ丘のホテルでは、ヒルズという孔雀が火事を起こしていること……。
等々の話を、癇に障る喋り方でまくし立てると、ぶちんとまたクローネの声は途切れた。
「もれいび狩り……だ?」
あまりに一方的な話を聞かされた悠月が、怒りに燃えた瞳で、ぎりりと歯噛みする。
「そんな理不尽を許容できるわけがないだろう……!」
「クローネ、またこんな事件を起こすなんて」
夏朝もその隣りでもう我慢ならないと、
「
アカースさんの件
もあるから、(羽根を)
むしるの止めようって思ったのに……!」
「星ヶ丘で起きてるホテルの火事って……
つまり、このホテルのことだよな。そういえば」
優木が、自分たちのエレベーターの床に、ゆっくり視線を落とす。
「……何だかこの床、だんだん熱くなってきてる気がしないか?
もしかして、もうこの下まで火が」
「私、確かめてみますわ」
「えっ?」
唐突にそう言って左右が、持っていたステッキの先端を垂直に床に打ち付けた。生まれつき足が悪い左右は、肌身離さずこの杖を持ち歩いているのだ。ちりん、と付いていた鈴がいちど鳴り、
目の前のエレベーターの扉が音もなく開いて、他の3人が驚いた。
「えっ、今のは……」
「私のろっこん、【Open to close】でドアを開けてみたのですわ」
ドアや蓋などの開閉できる物を、手も触れずに開けたり閉めたりできるという、魔法のような左右の能力だ。そして、開いたその扉の向こう側を見て、一同が息を呑む。
扉のすぐ外は、コンクリートの壁だった。このエレベーターは階と階の途中で故障してしまったのだろう、上にも下にも、通路側の扉は見えない。ただし、そこまでは4人にも予測できていた。
問題なのは、その壁とエレベーターの隙間から、赤い火の粉が吹き上がっていたことだ。すぐ下まで迫ってきている炎の揺らめきを照り返し、コンクリの壁が、まばゆいオレンジ色に染まっている。
しゃん!
もういちどステッキを打ち付け、急いで左右が扉を閉め直した。そして皆の方を振り返り、
「大変ですわ! 早くここから出ましょう!」
切羽詰まった状況を理解した全員が、もちろんその左右の言葉に一も二もなく頷く。
けれども、いったいどうすれば脱出できる? このエレベーターは故障して動かないし、テオの切り分けで、その故障を復旧できる外部の人間もいない。いま左右が見せてくれた壁とエレベーターの間にも、人が通り抜けられるほどの隙間はなかった。
「ともかく、まずは現状把握だな……」
長いポニーテールを揺らして、悠月が頭上を振り仰ぐ。階数を示すランプは9Fの表示。
「止まる直前に9階を通り過ぎた所だったから、
現在位置は9階と10階の間か? まだ情報が少ないな」
そう呟くと悠月は携帯を取り出し、流れるような動作でメールを打ち始める。
『緊急事態につき、一斉メールで失礼する
もれいびの鳥によるホテルの火災に巻き込まれた
場所は星ヶ丘のステッラ・デッラ・コリーナ
現在位置はエレベーター内部、9階と10階の間
俺も含めて4名の人間が同乗している
もし外の状況がわかるようなら教えてほしい』
(これで何かわかるといいが……)
アドレス登録されている知り合いにこのメールを一斉送信し、悠月はともかく自分たちの窮状を、外へと知らせるのだった。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
41
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!