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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●星ヶ丘エリア・逆境(2)●
【ホテル20F:ビストロ・シャ・レーヌ】
その頃、同じステッラ・デッラ・コリーナの20階のフロアでは。
がらんと誰もいなくなってしまった、展望レストランの真ん中で、2人の少女が憤っていた。
李 小麗
と、その友人の
黒依 アリーセ
の2人だ。このレストランで休日の食事を楽しんでいたところ、やはり今回の事件に巻き込まれてしまったのだ。
「むがー! まだデザートが残っていたのにー!」
と頬を膨らませ、ぷっぷく怒っているのはこちらの小麗嬢。ここ、ビストロ・シャ・レーヌは普段なら学生さんにはちょっぴり敷居が高い、高級フレンチのお店なのだけど、今日はアリーセの叔母さんに連れられて、3人で贅沢な食事を楽しんでいたのだった。
ところが、その途中で火災発生の警報が鳴り、階下で火事だと周囲が騒然となった。そして次の瞬間、叔母さんも店中の客も、そして従業員までもが、いっせいにフッと掻き消えてしまった。
いや、消えたのではなく、小麗たちだけが、災害ごと別の世界に切り分けられたのだ。
デザート目前で事件に巻き込まれてしまったことに、小麗はぷんすかに怒っていたけど、やがて切り分けたそのテオも捕まり、またクローネの手下がこのホテルを襲っていることを知って、すぐに気持ちを切り替える。
「火事ってことは、きっとまた動物園で会ったあのクジャクの仕業なのだ。
アリーセ! しゃおりーと一緒に、
ヒルズの捕獲と火事の消火をがんばろうなのだ!」
「デザート……」
「Σ すっごい未練たらたらなのだー!?」
「あ、ううん、勿論それどころじゃ無いわね。間違えたわ。私としたことが」
お茶目なアリーセさんが同じポーズで、もういちど台詞をやり直す。テイク2!
「あのヒルズがいるとしたら、水をなんとかしなきゃいけないわね……」
「そうそう、そんな感じなのだ。
危うくアリーセのイメージが崩れる所だったのだ……」
よかったよかった。そこに、遠巻きに見ていた
御巫 時子
と
新江 天懸
、それから上階のバンケットホールの調査に行っていた
サキリ・デイジーカッター
も加わり、5人で慌ただしく情報交換を始める。
「宴会場のホールの方も、ここと同じく無人だったよ。
どうやら僕達以外の一般人は、このホテルにはいないみたいだな」
と報告するサキリに続いて、時子も、
「私も、鳥さんとお話しようと、ろっこんで声を掛けてみましたが、
近くには1羽もいないみたいでした……」
今回は動物園の事件の時のように、火事から他の動物や人を避難させる必要は無さそうだ。
「でも、このホテルの階下にまだ、私達と同じ
もれいびの誰かが取り残されている可能性は?」
アリーセのこの質問には、「それはある」とサキリが頷く。
「最上階から屋上デッキにも出られたから、下の様子を覗いてみたけど、
地上から10階までのフロアが、全て出火していた。
火元は恐らく1階。このホテルは21階建てだから、
火事はもうこのビルの半ばまで達していることになるね」
「水を火に変えるっていう、例のクローネの部下の仕業か……」
と新江が呟く。この中で直接ヒルズと対決したことがあるのはサキリだけだが、他の4人も動物園の事件の時に、あの高飛車なクジャクは見て知っている。サキリもやれやれと肩をすくめて、
「ヒルズ、あいつ本当に懲りないな。
前回敗けた復讐がそんなにしたいなら付き合おう」
その時だ。アリーセのスマホが鳴り、その画面を見た彼女の顔が、にわかに緊迫した表情になった。
「
獅子目 悠月
さんからのメールだわ。どうやら、悪い予感が当たったみたい。
獅子目さんも含めて4名の人が、故障したエレベーターに閉じ込められてるって。
場所はこのホテルの、9階と10階の間」
メールの内容を聞かされた他のメンバーにも、緊張が走る。ちょうど今まさに、火災の進行しているフロアではないか。このホテル全体の火災状況や、ヒルズのろっこんの性質など、こちらで分かっている限りの情報をメールにして、慌ただしくアリーセが返信を打ち始める。
「よし、俺がそいつら、助けに行ってやるよ」
その話を横で聞いていた新江が、すぐにそう言った。レストランの中をきょろきょろ見回し、掃除道具入れから頑丈そうなモップを1つ拝借すると、そのまま廊下へ飛び出そうとする。
「ちょっと待った。新江、ここから走って10階まで行く気かい?」
けれども、その様子を見たサキリが、鋭く新江を呼び止めた。
「今から階段を使って向かうのでは、救出が間に合わない可能性が高い。
事は一刻を争う。良ければ、僕が10階まで連れて行こうか?
僕の瞬間移動ろっこんなら多分、一緒に近くまで移動できる」
単独行動の方が性に合っている新江は、思わぬサキリの申し出に、しばらく躊躇っていた様子だったが、それで助けが間に合わなかったら、元も子もない。
「そうか、なら頼む」
とこの申し出を受け、一緒にエレベーターまで行くことにした。サキリの方は、ここまでレストランの厨房や食器置き場、宴会場をすでに捜索していたが、残念ながらやはり前回同様、武器に転用が可能そうな包丁やナイフ類は、見つけることができなかった。
けれども、瞬間移動のろっこんを使うだけなら、鏡の破片を刃物代わりにして能力を発動させられることは、すでに経験で知っている。サキリはトイレの鏡を割ってナプキンに包み、そのうちの数枚をいざという時のために隠し持つと、マスク代わりに手頃な大きさの布を巻いた。服も燃えないように、ヒルズ対策も兼ねてあらかじめお茶をふりかけ濡らしておく。
そうして、その全ての準備を済ませると、新江の方を振り向いて言った。
「さあ、行こう。仲間達が助けを待っている」
【ホテル9〜10F:エレベーターA】
一方、
天馬 ひびき
と
壬生 由貴奈
、そして
マンボウくん
が閉じ込められている、もう1つのエレベーターの方では。
マンボウくんが恐がって即気絶するので、優しいひびきはエレベーターを揺するのは諦め、次の脱出手段を考えている所だった。2本のアホ毛をぴこぴこさせて、ふと天井を見上げると、そこに四角いスリットが開いていることに気が付く。救出口の扉だ。
「ひびき、ちょっとお外見てくるね。
上の四角いの、あそこから見て来るね」
ひびきは、「まんぼうちゃん、ゴミン><」と断りながら、んしょんしょとその着ぐるみによじ登り、天井の扉に手を伸ばした。けれども、取っ手のような物はどこにも見当たらず、スリットにも隙間が無い。どうやら、外側からしか開かない構造になっているみたい。ロックも掛かっているようで、押しても叩いてもだめだ。
「でも諦めないにょ! 【カモン・モンスタークッキー】!」
ひびきはポケットに常備しているクッキーを食べて、ろっこんを発動させると、可愛らしい口からぽぽぽぽぽと単語の形のクッキーを撃ち出す。
「硬いの出すよ! クック・ド・ディナンだよ!」
ドガガガガ。ハードクッキーを高速でぶつける等して、ひびきはよく頑張ったけど、さすがに食品では扉もロックも壊すことができなかった。けれども、一緒にその様子を観察していた由貴奈が、すぐに助けを申し出る。
「もしロックが金具なら、うちのろっこんで動かせるかも?
ちょっと試してみるねぇ」
ひびきのクッキーをつまみ食いして、金属製の物を操る【ヘンドリック・モーメント】の進化能力を発動。ここからでは、外のロックの構造がどうなっているのか分からなかったが、
(でもこの救出口は、そもそも緊急時に使うもの。
開けるのに他に鍵が要るような構造では、絶対にない筈だよぉ)
やがて確かな手応えがあり、ろっこんで無事にロックを外すことができた!
「やった! やったにょ!(ぴょんぴょん)」
「ん、まーテキトーに勘で何とかなるもんだねぇ」
2人はマンボウくんを踏み台にして救出口からよじ登り(「まんぼうちゃん、またまたゴミン><」)、エレベーターの上に出てみる。ところがここでそのマンボウくんが、救出口から出られないことが判明。着ぐるみが無駄に大きすぎて、狭い扉をくぐり抜けられないのだ。
「わわわ、そ、そんなぁ〜」
扉の下でぴょんぴょん跳ねて、絶望のあまり今にも気絶しそうなマンボウくん。ひびきと由貴奈の2人が天井から手を伸ばして、強引に引っ張り上げようとしてもだめ。着ぐるみを脱げと由貴奈が説得しても、
「そ、そんなのだめだよぅ! だって中の……中の人などいないんだからぁ〜!」
と涙目で訴えるマンボウくんの抵抗で、てんで埒が明かない。
(仕方ないねぇ……もう1回気絶してもらって、強引に剥ぐか?)
由貴奈が最終手段の決意を固めた、その時だった。
バリィンン!
こんな所で何故か突然ガラスの割れる音がして、由貴奈とひびきが、その方向を振り仰げば。
階で言うと10階のフロア、由貴奈たちのいるエレベーター坑からは半階上の壁に、さっきは無かったはずの穴が開いているのが見えた。そしてそのギザギザの穴の向こう側から、
新江 天懸
と
サキリ・デイジーカッター
の2人が顔を出す。
「よっしゃ、まだ生きてるな、見つけたぜ!」
「待たせたね皆、助けに来たよ」
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動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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