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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●星ヶ丘エリア・反撃(4)●
【ホテル21F:バンケットホール】
「2人とも、こっち、こっちだよ!
だって誰かが助けを求めてるの。ピーコッコって言ってるの!」
そう言って、アホ毛をゆんゆんさせながら走る
天馬 ひびき
に続いて、
壬生 由貴奈
と
新江 天懸
の2人も走る。こちらはエレベーターA組のひびき&由貴奈と、その2人をレスキューした新江たちの一行だ。
彼女たちは今、21階のバンケットホールに向かっている所だった。マンボウくんをサキリに託して、エレベーターから脱出して以後は、大きなトラブルもなく比較的スムーズにここまで来れた。ところが突然、ひびきが冒頭のような台詞を言って、2人を先導し始めたという訳。
そうやってたどり着いた宴会場の前で、由貴奈と新江は顔を見合わせ、せーのでその両開きのドアを開ける。中のホールはいくつもの丸テーブルが並ぶ開放的な空間で、天井が高い。事件の直前までは結婚パーティでも行われていたのか、華やかな花や料理がテーブルいっぱいに並んでいたけど、今は無人だった。
そして、その奥のステージの上。塔みたいに馬鹿でっかいウェディングケーキのてっぺんで、羽根を広げてキメポーズを取っていた孔雀に向かって、新江と由貴奈の2人が叫ぶ。
「ヒルズ!」「鳥公、見つけたよぉ!」
『ピーコッコッコッ! 遅い! 遅すぎるぞキミたち!
この美しいキメポーズで、どれだけ僕が待ったと思ってるんだい。
危うくこのまま固まって、国宝になる所だったじゃないか!』
由貴奈と新江とひびきの3人、このバンケットホールにて三羽烏のヒルズと遭遇。ヒルズは15階であの絢たちと接触した後、この21階に先回りして、彼らもれいびを待ち伏せていたのだった。綺羅びやかなスポットライトまでばっちり当たるように、自分で調整したみたいで、無駄にゴージャスな演出も抜かりない。
「全く……相変わらずの勘違いナルシストっぷりだねぇ、鳥公」
このヒルズとは、前回も交戦経験のある由貴奈が、苦々しく言う。
「けど、ちょっと意外だったねぇ。あんたの自尊心の高さを考えれば、
もっと空に近いところで、ふんぞり返ってそうな気もしてたけど」
この由貴奈も新江も、てっきりヒルズは屋上にいると考えていたのだった。けれど、屋上には水が無い。水を火に変える、その能力を存分に発揮できる戦場を選ぶなら、ヒルズがここを決戦の場と定めたのも無理からぬ話だ。ケーキの上っていう、高い所にはいちおう居たし。
そしてこの宴会場の各テーブルには、グラスやピッチャーの水が豊富に並んでいた。
『さっ、じゃあ早速始めよっか……ピーコッコッコ!』
飾り羽根を大きく広げて、ヒルズがそうひと鳴きした瞬間、ホール中のテーブルの水が瞬時に炎へと変わり、たちまちテーブルクロスやナプキンへと燃え移った!
「あっ……ヒルズ、お前、この野郎!」
毒々しい炎の照明にいっぺんに塗り変わったホールを見回し、新江が悪態をつく。このろっこんが、空気に触れている水しか火に変えられないことは、新江もとうに知っている。水類は全て蓋をしてケアするつもりだったのだけど、ヒルズに先回りをされてしまった。
エレベーター組の救出をやめて水の始末に専念していれば多分その対策も実行可能だったけど、それでは由貴奈やひびきが助からなかった。この判断でベターだった筈だが、それでもみすみす火事にされてしまったのには、腹が立つ。
「あの鳥公、やっぱり動物園のときに〆ときたかったねぇ」
「にょえええ、なんで火事になっちゃったのかな?」
由貴奈がぼやきながら、ここまでの避難の道中、用具室で作っておいた洗剤水で、手近のテーブルの消火に掛かる。ひびきもその洗剤水を含ませた濡れタオルで叩いたりして、消火を手伝ったけど、ホール中の火事を消すには、とても量も手も足りない。
『プププ……なら、僕が消火を手伝ってあげよっか?
そう、下の火事に反応して、天井のスプリンクラーがそろそろ作動する頃……』
勝利を確信するその声に由貴奈が、ハッとホールの天井を見上げる。
(まずい……最初っからそっちが本命ってことぉ!?)
2段構えの発火。スプリンクラーのシャワーを浴びて、ずぶ濡れになった所に点火されたら、3人とも一瞬で火だるまだ。そしてヒルズの言った通りその数秒後、炎を感知したスプリンクラーがすぐに自動鎮火を始め、天井高くから降りそそぐスコールのような雨……。
「オイ、あんた達! 俺の近くに寄れ!」
そう叫んだのは、新江だった。近くのテーブルからまだ燃えてないテーブルクロスを一気に引き抜き、それを3人の頭の上からバサッと被せる。ろっこん【アンハッピーバード】で素早くその布をガラスに変え、即席の雨合羽にした。新江の咄嗟の機転で、3人ともずぶ濡れになるのを免れて、ヒルズまでもが、
『へえ……小癪な真似をしてくれるじゃアないか』
とちょっぴり驚き顔。けれどもすぐに高笑いで、
『でも所詮は、死ぬのが少し延びた程度……
そんなガラスのシェルターの中に閉じ籠もった所で、
このホール中を火事にしてしまえば、やっぱり数分で蒸し焼きになるのがオチさ!
さあ、覚悟し給え……ピーッコッコッコック!』
高らかな鳴き声と共に、バッとその羽根を広げるヒルズ。水を火に変えるその ろっこんの効果により、スプリンクラーのシャワーが、一瞬で炎のスコールに……
ならなかった。
『へっ!?』
それどころか、降りそそぐスプリンクラーの雨は、本来の用途そのままに、各テーブルの火事を次々に消し止めてゆく。ヒルズはみるみる火勢が衰えていくホールの火事を見回し、
『そっ、そんな馬鹿な! 一体どうしてさ? ピーコ、ピーコ、ピーコッコ!』
何度も鳴いて能力を発動させようとするが、スプリンクラーの水はちっともヒルズのろっこんに反応しない。その時だ! ばーーーーーんとホールのドアが左右に開いて、そこから3人の少女が勢い良く飛び込んでくる。
「ヒルズ! もうその手は通用しないのだ!」
「そのスプリンクラーの水は、私たちの手で変質させておきました……。
水以外の液体は火に変えられない……そうでしたよね?」
『なっ、何だってーーーーーーーーーーーーーー!?』
20階の貯水タンクに向かった、あの
李 小麗
、
御巫 時子
、
黒依 アリーセ
の3人だった。貯水タンクは、やはりスプリンクラーの水の供給元だったのだ。彼女たちが混入させた混ぜ物が、このタイミングで効果を発揮し出したのである。アリーセが1歩進み出て、ヒルズに宣告する。
「ヒルズ、水を使った消火設備を、武器としてあなたが利用するなら、
今度は逆にこっちが、それを利用し返すまで……!」
『ぐ、ぐぬぬぬ……こらっ、僕の美しい狩りの邪魔をするなよっ。
僕がこのゲームに優勝して、クローネ様のチョコを貰うんだから。
クローネ様のご寵愛を得るのは、世界で1番美しいこの僕なんだから!』
「ほー? ヒルズはクローネからチョコをもらいたいのか?」
そう言って次に進み出たのは小麗だ。何だかにやにや笑いながら、自分のスマホの画面をヒルズにも見せて、
「すでにクローネは別の人にチョコを渡してるけれど、
ヒルズの分はもうないんじゃないか?」
『なっ、何だとううううううううう!?』
ヒルズが慌ててその写メを見れば、そこに写っているのは確かに、チョコを手に笑っている
十文字 若菜
と主人クローネのツーショット。さらに小麗が画面をスワイプしてみせると、お次の1枚にはそのチョコを満面の笑みで頬張っている、
八十八旗 信彦
のドヤ顔が。
『ばっ、馬鹿な、アリエナーーイ!?』
ものっすごい動揺して、孔雀はばさばさとケーキの上から飛び立ち、
『こうしちゃいられないよ、早くその連中を狩って、
クローネ様のチョコを、僕の手に取り返さないとっ!』
ホールを横断して、そのまま窓から九夜山方面へと行こうとするヒルズ……。
「どこへ逃げるつもりだ、行かさんぞっ!」
その時、裂帛の大声と共に突如ホールの中に風が巻き起こり、その強風が、孔雀をしたたかに窓ガラスへと叩き付けた。
『ぷへっ!? だ、誰だあ!!』
「えっ?」
由貴奈がそちらを振り向けば、さらにホールの入口から一団となって駆け込んでくる、7人のもれいび達の姿が。あれはエレベーターB組の
優木 遥斗
に
恵御納 夏朝
、
上下 左右
、
獅子目 悠月
、そして彼らがここまでの道中で助けた
青山 絢
、
クロセル・ラインツァート
、
新田 亮
たちだ。たった今、ろっこん【風の籠手】でヒルズの逃亡を阻止した優木と、続いて現れた彼らの姿を見て、新江もまた驚く。
「獅子目たち……? 生きてたのか!」
てっきり死んだと思っていたけど、全員無事だった。獅子目たちが運んできた新田やクロセルはまだ気を失っていたため、アリーセが素早く駆け寄って具合を診たけど、どちらも治療が必要な怪我はしていない様子。
これで、このホテルの中にいた13人がこの場に集結。サキリとマンボウくんを除けば全員だ。一挙に形勢が逆転し、多勢に無勢となってしまったヒルズが、わなわなとその身を震わせる。
『有象無象が数に任せてゾロゾロと……まったく、美しくないったらないね!」
そんな負け惜しみを言うヒルズに向かって、小麗の方は心強い味方を背に再び1歩前に出る。
「ヒルズはこの間説得してくれた人達の気持ちを裏切って、
手のひらを返して襲って、しゃおりーの友達や生き物を傷つけたのだ。
そんな酷い事をするヤツを野放しにするなんて出来ないのだ。
今度こそお前を捕まえて、二度と悪い事できないようにするのだ!」
アリーセ&小麗&時子の対抗策で、スプリンクラーの機能復活──各階で鎮火が開始。
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50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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