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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●星ヶ丘エリア・決着(1)●
【ホテル21F:バンケットホール】
李 小麗
の宣言が決戦の合図になった。小さな身体で走り出した小麗に続けと、もれいび達が総力戦でヒルズに挑む。
「もう能力発動はさせない……自分で起こした火の粉でも浴びてろ!」
まず
優木 遥斗
がろっこんで強風を叩き付け、羽根を広げようとするヒルズの先手を打つ。
「今度はもう逃がさないよぉ」
壬生 由貴奈
も同じく遠距離攻撃でこれに加勢し、進化能力で射出した工具や500円硬貨で、ヒルズ自慢の羽根を次々に穿つ。
新江 天懸
はモップの柄をガラス化させて、その棒術でヒルズをステージ際まで追い詰め、さらに
恵御納 夏朝
が料理運搬用のホテルワゴンを盾にヒルズへ突撃。
「いい加減懲りろ、『みにくい』孔雀の子ぉぉぉ!!」
『ゲポアーーーーーーーーッ!?』
夏朝のワゴン特攻をもろに喰らって、ちょうど後ろにあったウェディングケーキに、半ばまで埋もれちゃうヒルズ。慌てて身を捩って抜け出したはいいが、すでに全身生クリームやデコレーションでべっちゃりだ。
『わああっ、僕のビューティフルな羽根が、こんなにきちゃなくっ!?』
「そんなことありませんわ! 素敵ですわ、その美しい羽!
ひゅーひゅー! ひゅーひゅーですわ!」
上下 左右
と
御巫 時子
の女子2人は、そんなヒルズに向かってやんややんやの黄色い声援を飛ばしてる。
「飛ぶ姿が特に美しいですね……。羽根のお手入れは大変でしょう……。
綺麗に保つ秘訣はありますか……?」
『ピーコッコ! 美しさの秘訣だって? それは毎日のエステ通いさ!』
そんなあからさまなお世辞にも、ついついポーズを取って反応しちゃうヒルズ。その隙を見逃さずに小麗は、八極拳特有の肩や背中を使った体当たり技や肘撃で、次々とダメージを与え、再びヒルズをウェディングケーキに埋め戻してしまう。敵が身動きが取れなくなった所で後ろを振り向き、
「今なのだ、アリーセ!」
「ええ! ありがとう、小麗さん!」
ばしゃあっ。真正面から水を浴びせられたヒルズが、「なっ……?」と目をぱちくり。目の前には、空のペットボトルを持った
黒依 アリーセ
の姿。展望レストランで回収していたあの水入りペットボトルで、孔雀の全身を濡らしたのだ。アリーセがクールにそのヒルズに告げる。
「次にろっこんを発動させたら、あなたまで燃えてしまうわね。
これで、勝負あったんじゃないかしら……?」
『ぐぬぬ……こ、こんなことで僕を追い詰めたつもりかっ。馬鹿にするなああっ!?
ピーッコッコッコッコッコッコック!!』
けれどもヒルズは、降参などしなかった。あろうことか、この状態で能力を発動させたのである。
『ギャーーーーーーーーーーーーッ!?』
全身火だるまになって悲鳴を上げ、それでも我が身そのものを焼夷弾と化して突っ込んでくる、そのクジャクの決死の姿に、アリーセが呆然と立ちすくむ。
「そんな……!? ろっこん発動を牽制するだけで良かったのに」
追い詰めすぎてしまったらしい。ヒルズは前回の事件で2度も敗北を喫し、今回もまた多勢に無勢で敗色が濃厚。プライドの高いヒルズはさすがにもう後がない、クローネに合わせる顔がないと思ったのかもしれない。
『まばゆく光り輝くこのビューティフルな姿……美しい! 美しいぞおおおおおおおおおお!』
自分自身を紅蓮の火の玉に変えてこちらに特攻してくるヒルズ、
対峙していた者たちの顔がさすがに青ざめた、その時だった。
ドオォン……彼らのいるバンケットホールの床が、突然大きく揺れた。
【ホテル21F:バンケットホール】
「大変! 地震ですわ!?」
ただ揺れているだけではない、ホールの床に傾斜が付いてズルズル傾き始め、危うくステッキごと転びそうになった
上下 左右
を、慌てて
優木 遥斗
が支える。
「大丈夫か? いったい何が起こって……」
その間に、
御巫 時子
はろっこんでゴシキノジコに素早く変身して、半屋外の屋上デッキから外へと飛び出していた。空からこのホテルの惨状を目の当たりにして息を呑んだ時子は、即座にまたホールに戻って変身を解除すると、その場にいる全員に告げる。
「このビルが、倒壊し始めています……!」
「にょええええ、そんなー!」
悲鳴を上げる
天馬 ひびき
に続いて、
李 小麗
の顔もいっぺんに真っ青になった。
「スプリンクラーの消火が、間に合わなかったのか?
下の階の火事も今頃、鎮火に向かってるハズなのだ!」
「いや……これは恐らく、例の爆発の影響だ」
「そうか……あの1階の爆発!」
重々しい
獅子目 悠月
の言葉に、
恵御納 夏朝
がハッと目を見開く。このエレベーターB組を、危うく天国まで吹き飛ばす所だった、あの1階のガス爆発。崩壊した1階の一部が上の階を支えきれなくなり、ついにビルが傾いて倒壊を始めたのだ。
「……冗談じゃない。すぐに逃げましょう」
真っ先にきっぱりそう言ったのは、
青山 絢
だ。その目には再び生存への意志が宿っている。
「せっかくこんなところまで逃げ延びてきたのに、
ここまで来て死ねるわけないでしょ!」
もちろん全員が、絢の言葉に頷いた。貯水タンクからここに来るまでの間に、避難経路の表示を確認していた、
黒依 アリーセ
が即座に言う。
「非常階段を使いましょう。屋内に1つ、屋外に1つ表示があったわ。
屋外階段の方は、普段は施錠されているみたいだけど……」
「私、その扉なら開けられますわ!」
すぐに手を挙げる左右にアリーセが頷き、その左右とここまで行動を共にしてきた夏朝も、
「うん、僕も外の階段の方がいいと思う。最悪の場合は、
シーツをパラシュート代わりにして、飛び降りる!」
その時、大きな振動がビル全体を襲い、ホールの傾斜が激しくなった。さらにバンケットホールの床に、地割れのようなヒビ割れが走り、あちこちで陥没が始まる。
もうぐずぐずしている猶予などない。屋外階段へと走り始めた皆に続こうとして、ひびきはまだ燃えるヒルズと交戦中の、
壬生 由貴奈
と
新江 天懸
の方へと呼び掛ける。
「2人とも、クジャクさんと喧嘩しないで、ひびきと一緒に逃げよう!」
「そうとも。ほっといてもそいつは勝手に自滅する……関わるだけ損だぞ!」
優木もそう言って一緒に来るよう説得したが、新江と由貴奈は2人とも振り向かない。
「先に行け! 俺はこの野郎とここでカタを付ける!」
「どうにかして逃げるから、うちらなら大丈夫だよぉ〜」
【ホテル21F〜10F:屋外非常階段】
こうして新江と由貴奈を除く11人になった彼らは、アリーセの道案内で、屋外階段への扉目指してひた走った。
「ようやく目が覚めたと思ったら、何でこんなことになってるんだ……」
「はーーーはっはっはっ! このお茶の間のヒーローが来たからには、もう安心ですよ!」
「クロセルちゃん、起きるの遅い!」
ひびきに怒られながら、ここでようやく
新田 亮
と
クロセル・ラインツァート
の2人も気絶から目覚めた。ビルの倒壊が始まったと聞き、優木たちの背から降りて彼らも自力避難を開始する。
「着きましたわ! この扉ですわね」
そして宣言通り左右がろっこんで鍵を開け、一行は最上階のフロアから外の非常階段へと躍り出る。
「「うわあ……」」
ビルの下からは、大量の煙が噴き上がっていた。煙の色は、黒色から白へと変わっている。煙に多くの水分が含まれているためだ。下階でスプリンクラーによる鎮火が始まった証拠だけど、視界が悪く、階段の下がどうなっているのか分からないのが恐い。
「それでも、行くしかないわね。
こんなところでまごまごして死ぬよりマシ……!」
ハンカチで口元と鼻を抑え、先頭を切って駆け下り始める絢に、残りのメンバーも続く。優木は立ち止まって左右の足を気遣ったが、階段を降りるぐらいなら何とか大丈夫そう。獅子目もその傍に付いて、何かあったらいつでもろっこんで守れるように気を配る。
けれども、過酷な試練がまたしても彼らを襲う。その獅子目たちがビルの半ば、10階付近まで非常階段を駆け降りた時だった。
ベキベキベキベキイッ!
ホテルの白亜の壁に突如稲妻のような亀裂が走ったかと思うと、その壁ごと階段が千切れた。
「なっ……!?」
危うく落下を免れた獅子目たちが、失われたその階段の半ばで、呆然と立ちすくむ。先に降りていったメンバーと、こんな所で分断されてしまった。この場に取り残されたのは獅子目を含む、優木と左右、夏朝の4人。奇しくも、エレベーターB組の脱出メンバーだ。
そして先に降りていった仲間たちは、このひどい煙でおそらく、彼らの落伍に気付いていない。
「困りましたわ、どうしましょう?」
お馴染みのメンバーの顔を見回す左右に、夏朝が決意を固めた表情で、
「やっぱり、パラシュートで飛び降りるしか……!」
「落ち着くんだ、恵御納。シールで体重を軽くしても、ここはまだ高過ぎる」
そう言って優木が、アリーセが言っていたことを一同に思い出させた。
「非常階段は、まだ屋内にもある。迂回して、そちらから脱出しよう」
そうやって彼ら4人は再び階段の扉を開け、10階のフロアへと降り立つ。あのエレベーターからの脱出時には、ついに降りることのなかったフロアだけど、まさかこんな形で戻ってくるとは思いもしなかった。
その通路は、ビルの倒壊の影響で、すでにあちこちの天井や壁が崩落し、瓦礫が床に散乱する酷い有様だ。けれども優木が獅子目の方を振り返って、
「な、獅子目。万一に備えて、その喉を温存しておいて良かっただろ」
共に死線を潜り抜けてきた仲間に、絶大な信頼を寄せるその表情を見て獅子目も、
「ああ……ああ! 優木、上下、恵御納、俺の近くへ寄れ!
【Holly Knight】の防御障壁を展開する……必ず全員で、生きて地上に戻るぞ!」
その喉から再び、豊かな響きの聖歌が、通路いっぱいに溢れ出す。
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50人
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2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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