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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●シーサイドタウンエリア・逆境(3)●
【マリンパラダイス:イルカの屋外プール】
(む……うぅん……?)
唇に何だか瑞々しい感触を感じ、闇の底に沈んでいた
龍目 豪
の意識がざわめいた。
それに鼻孔をくすぐる、甘いこの匂いは何だ。
(チョコレ……ト……? ハッ!!)
がばり、と物凄い勢いで起き上がり、そして龍目は目をぱちくりさせて、自分の身体に触れてみる。
「俺、……生きて、るのか? 確か水に流されて、溺れた筈じゃ……」
「ふふ、お目覚め? 王子様」
その声に、えっと龍目が振り向けば、その傍らに腰掛けていたのは、まぶしい笑顔の
入江 みつび
だ。
「王子様、人魚のキスのお味はどう? チョコ味だった?(笑)」
「みつび先輩……先輩が、俺を助けてくれたのか? ありがとな!」
いやでも、人魚のキスって? 前後の状況から考えて、龍目はすぐにこの みつびの人工呼吸で目覚めたのだと悟り、猛烈に恥ずかしくなるが、でも今はあまり深く考えてる場合じゃない。
「そ、そうだ、館内にいた他の人は?
クマ先生やその娘さんも、さっき見掛けたが」
「クマ先生は助けてくれた人がいて、無事だよ。
でもまだ、お子さんが見つからないんだって。チカちゃんっていう、
おかっぱの女の子で、もしかしたら、マグロに食べられたかもしれないって」
「なんだと! そいつを捕まえて吐き出させてやるぜ!」
ついさっきまで自分の命すら危なかったのに、もう他人の身を案じている龍目の姿に、みつびもにっこり笑って大きく頷く。そうこなくっちゃ。
「そういうと思った、うん助けにいこう。
もう息継ぎ忘れないでよ、豪くん!」
【マリンパラダイス:サンゴ礁ゾーン】
(ぶわっ! また変な……夢?)
春山 小枝
もまた、マリンパラダイスの館内で水没に巻き込まれてしまった、お客の1人だった。水槽のガラスにおでこをくっ付け、サンゴを出入りするカラフルなクマノミたちに目を輝かせていたら、とぷん、といつの間にか自分も、深い水の底にいた。
(ちがっ……やっぱりコレ、夢じゃ、ない!?)
この水の冷たさは、本物だ。つい先日も、似たような出来事があった。空に生まれた海の中に、自分も浮かんでいたことがあった。雲のサメに襲われたりして、こんなのゼッタイ夢だと思った。
でも、そこで出会った男の子が、言っていたではないか。
よく見ろ、これは現実だ
と。
(だとしたら、これも? ううん、今までのも……怪獣が暴れてたのも、
動物園が火事になったのも、あれはぜんぶ……ほんとに、あったこと?)
半開きだった小枝の瞼が開き、水の中で大きくその瞳が見開かれていく。
(周りが水で息が……朝人!)
その小枝の幼馴染、
日暮 ねむる
と
日暮 朝人
の兄弟も、ニヒルのろっこん暴走の巻き添えになり、窮地に陥っていた。ねむるの弟・小学生の朝人が、水を呑んで溺れてしまったのだ。
水中を無気力に漂う朝人を見つけ、兄のねむるは慌ててその身体を支えるが、周囲はどこを見回しても水ばかり。穏やかな照明の降りそそぐ、天井の隅々まで一杯の水で満たされ、どこにも逃げられる空間が無い。
(浸水してない箇所はないのか。このままじゃ
朝人に蘇生処置をしても酸素が送れない……どうすれば)
ねむるが絶望に唇を噛んだ、その時だ。
『朝人くんが溺れてる! 大丈夫!?』
『えっ……はるちゃん?』
バタ足でまっしぐらにこちらに向かってくる人影を見て、ねむるは驚いた。春山小枝だ。しかもその背中に、タンクのような物を担いでいる。
『はるちゃん、それって、まさか』
『うん、スキューバダイビングの器材。沈んでた部屋にあったの見つけたの、
これで朝人くんを助けてあげて』
『ありがとうはるちゃん、これで空気を送れる……!』
小枝の補助で弟の身体を床に固定してもらって、水中で心肺蘇生の処置を試みる。レギュレーターはまず自分が咥えて、その空気を口移しで朝人の肺に送り込む。
何度目かのマッサージで、弟の自発呼吸が復活したのを確認すると、すぐさまその口にレギュレーターを咥えさせ、新鮮な酸素を送ってやった。
(頼む……朝人、目を開けてくれ!)
──息が苦しい
空気を吸おうと思いっきり
吸えば吸うほど水の味がして
『目を覚ますんだ、朝人!』
そんな兄の声に呼ばれた気がして目を開くと、
日暮 朝人
はまだ、水の中にいた。
(ねむる……兄さん? それに、小枝おねえちゃんまで)
心配そうに自分を覗き込んでいる2人の顔を見上げて、何か声を掛けようとし、そして口に咥えている、マウスピースのような物に気が付く。水の中なのに、もう苦しくなかった。そのマウスピースから、空気が出ていたから。
(そっか……僕は、助かったんだ)
水中でぺちぺち手を叩き、やったやったね!と喜ぶ小枝の傍らで、
『朝人……本当によかった』
と、ほっと ねむるも安堵の息をもらした。けれどもその貴重な泡が、たちまち天井の方に消えていくのを見て、ねむるが再び表情を引き締め直す。朝人の隣りに横たわる、ボンベの酸素残量の目盛をすばやくチェック。エアはまだ充分残っていたが、この1つのボンベを、これから小枝と朝人と自分の3人で、シェアしなければならない。
何か手を打たなければ、遠からず3人とも共倒れになってしまうのは、明らかだった。
(急がなきゃ、どこか逃げられる場所は……)
慌ただしく周囲を見回す、ねむるの視線がふと、水中を漂うパンフレットに留まった。チケット売り場で無料で配布されている小冊子だけど、きっとテオが切り分けた時に、誰かが落としていったのだろう。
その表紙を飾っているイルカのイラストを見て、ねむるの脳裏にふと閃くものがあった。
(待てよ。ここのイルカって確か、中と外の水槽を行き来してたはず。
つまりイルカを見つけ出せば……外に出られる?)
この頃みつびが発見していたルートに、ねむるもまた気付いた。イルカの絵を指さし、ここに行こうとジェスチャーで示すねむるの意図が伝わったのか、小枝と朝人の2人もすぐに頷いてくれた。酸素ボンベはねむるが背負い、レギュレーターは代わる代わる交代で使うことにして、3人は揃って移動を開始する。
ねむるの願いは、ただ1つ。
(はるちゃんも、朝人も死なせない。全員で帰るんだ。テオや皆が過ごすあの場所へ……!)
シーサイドタウン方面、逆境組・龍目……みつびの人工呼吸で蘇生。
同じく逆境組・朝人……兄ねむるの人工呼吸と小枝のレスキューで蘇生。
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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