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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●旧市街エリア・逆境(2)●
【旧市街:澪乃澄佳の祖母宅】
「またクローネの大事件なの?
フツウを壊すこおっかねえこと、いつきたって許すわけねえべや!」
旧市街のお祖母ちゃんちで、今回の事件を知った
澪乃 澄佳
は、もうカンカンに怒っていた。怒りすぎてて、いつもより訛りもちょっぴり強め。前回の動物園の事件も酷かったが、今回はさらに輪を掛けてひどすぎる。
「観覧車の中に人さ乗せて、それで街を壊して……
なんて止めるしかねえしょや!!」
固くそう決意すると、澄佳は家の中を走り回り、使えそうな物を急いでかき集める。元の世界にいるはずのお祖母ちゃんにいちおう、「これ借りてくね!」と大声で断って、澄佳が持ち出したのは数枚のシーツと、それに布団とバスタオルが1枚ずつだ。
「この枚数なら、どうにかなるべか……えいっ!」
胸に提げた懐中時計の文字盤をちらりと見て、ろっこんを発動させ、シーツと布団をふわりと自分の周りに浮かべた。いつもより飛ばす物のサイズが大きくて、ちょっと心配したけど、そんなに重くはない。どうやら大丈夫そうだった。バスタオルは別に自分の手で持って、これで準備完了。
ズゴゴゴゴゴゴ……
そこで地響きが近付いてきて、家全体が揺れた。慌てて靴をはいて庭に出た澄佳は、街並みの屋根の向こうからやって来る、巨大な車輪のような物体を見上げて、呆然とする。
「こ、こったらでっかいなんて……」
シーサイドタウンの大観覧車は何度も見て知っているけど、こんな街のど真ん中を走っている観覧車は、比率がおかしく見えてシュール過ぎだ。
それでも澄佳は気を取り直し、ろっこん【空飛ぶ散歩のお時間です。】を自分にも掛けると、はためくシーツとともに、ぴゅるるるる……と空高く舞い上がる。
「なんとかしてあれを止めねえと……気合さ入れてくね!」
そのまま観覧車の進路に割って入ると、澄佳はその直上の空に一気に飛び出した!
いた! あれがクローネの手下、ハチドリのハッチだ。エメラルドグリーンの可愛らしい小鳥の方も、こちらに気付いて、ククク……と不敵な笑みで名乗りを上げる。
『よくぞ来た、人間の小娘よ! 我が名はハッチ。
クローネ様が親衛隊、三羽烏の中でも最弱の小者……(ぐったり)』
「Σ 瀕死だーーーー!?」
重い観覧車とか能力で持ち上げたせいで、早くも疲労困憊で息も絶え絶えになっているハッチに、全力で澄佳がつっこみにいく。
激突、ハチドリのハッチVS
澪乃 澄佳
「ふへう!? げ、激突? ううん、激突とかはしないよう!」
ハッチに突っ込みの手が当たる寸前、ギリでその手を引っ込め、澄佳は辛くも戦闘を回避。危ないところだった。敵のペースにいいように乗せられ、訳の分からないうちにバトルが発生してしまう所だった。
「あ、あたしは、ゴンドラの中の人の救出が済むまで、
ハッチさんを牽制とかしときたかっただけだよう!
観覧車さ今急に止まったら、横倒しになって中の人も危ないもんね……
あと、ハッチさんとちょっとお話できないかなと思って」
気を取り直して、改めて澄佳はハッチに、素直な自分の思いをぶつけてみる。
「ハッチさん……ううん、ハッチ! こっだらあぶねえことはやめれよう!
いくらクローネのことが好きだからって、こんな悪いことしていいはずねえしょや!
なんでもかんでもしてあげる、てのがいい関係のはずないもの!」
『ククク……貴様、それは「命令」か?』
と不敵に笑うハッチに、澄佳が困惑する。
「ふへっ? め、めーれー?」
『下等な人間の分際で、この我に「命令」しようと言うのだな?
つまり我輩の女王様になりたいと、そう言うのだな?(ハアハア)』
「Σ そ、そっだらことひと言も、言ってねえよう!?」
『よかろう! 正直、貴様のそのむちむち体型は、クローネ様の次に好みだ……
我のM心をそそる……嗚呼、その太い足に踏まれたい……』
「そ、そこまでむちむちしてないべさ!?」
涙目で上からスカートを押さえる、乙女の羞恥心などにはちっとも構わず、ハチドリは俄然勢いよくその元気を取り戻して、
『フハハハハ、いいだろうぽっちゃり娘よ! 今日から貴様をこの我輩の、第2女王様にしてやろう!
さあ! 思う存分この我を踏むがいい! 靴下を脱いで踏むがいい!
女子高生が素足でこの我輩をぐりぐりぐりぐり、あそーれ、全体重でぐりぐりぐりぐり』
「いやあああああああああああああーーっ!?」
【大観覧車:ゴンドラB】
上空で澄佳が苦戦を強いられているちょうどその頃、直下で回るゴンドラの1つに運悪く、乗り合わせている寝子高生たちがいた。澄佳と同じ
寝子島飛行部隊
に所属する、
山田 勘三郎
と
浅沼 柳司
の2人だ。
「このやろ、ふざけんな、ここから出せー!」
ぐるぐる回るゴンドラの中で、上へ下への大騒ぎをしながら、山田が扉を叩き、
「おおう、洒落にならん! とにかく脱出せんと」
浅沼の方は四苦八苦しながら、抜いたベルトを靴に巻き付ける。バックル部分をかかとに固定し、強度を増した後ろ回し蹴りで、窓ガラスを蹴破ろうと試みたが、
「ぐああ! む、無駄に頑丈な窓やなぁ!」
残念ながらひと工夫しても窓は割れず、浅沼がくやしげに頭を掻きむしる。
「くそー、そっちも駄目か。俺も、カラスがくぐり抜けられる
隙間さえありゃ、ろっこんで飛んで出られるんだが……」
こちらの山田は、ハシブトガラスに変身する能力を持っているのだ。けれども通風口や窓をこじ開けようとしても、それだけの隙間を稼ぐことは出来ず、2人とも早々に打つ手が無くなった。
「しっかし、その気も無いし機会もないしの観覧車に、
まさかの巡り合わせで乗ることになったと思ったら……
運が悪いにもほどがあるぜ! しかも男と相乗りだし!」
くー、と山田が男泣きに泣く。2人は飛行部隊の知り合いとは言え、べつに今日は誘い合わせてこの観覧車に乗ってたわけじゃない。混んでるからとか、なんかそんな理由で、強引にスタッフさんに相乗りさせられてしまったのだった。
「俺かて、どうせ乗るなら若菜先輩と乗りたかったなー」
と窓の破壊を諦めた浅沼も、ガコンガコン揺れる窓の外を、黄昏れた目で見る。
「先輩、今どこで何しとんのやろ……」
「なんだ浅沼、ちゃんとお相手がいるのかよ。くそー、俺も!
次こそは俺も、目の覚めるような美女と乗ってやるんだからな!」
「ハァイ、お2人さん。お望みの美女が来てあげたわよ?」
ガコン! と唐突にその時、ゴンドラの扉が外に吹き飛び、そこから救助者たちが顔を出した。
「「!!?」」
あんぐり口を開ける浅沼と山田……そう、ここで彼らを助けに現れたのは、あの
桃川 圭花
と
雨崎 荒太郎
の2人だ。雨崎が念力で圭花を飛ばし、その圭花が解体ろっこんで扉を外すという役割分担で、閉じ込められた他の人の救出に回っているのである。
「浅沼くん、山田くん! 大丈夫ぅ? 怪我はないー?」
呆気に取られていた2人だったけど、やはり同じ寝子島飛行部隊の仲間、雨崎の声でハッと我に返り、「助かったぜ!」「サンキュな」と口々に礼を言う。そして山田はデヤッと勢い良くゴンドラから外に飛び出し、
「やい馬鹿鳥そこ動くな、一発殴らせろ!」
そう上空に向かって叫ぶと、即座にカラスの鳴き真似をして、ろっこん【腹ぺこガラス】を発動。ハシブトガラスに変身して、ハッチのいる空へと向かう。
浅沼もまた、靴と靴下、上着を脱いで口笛を吹き、【有翼人 ─高林─ 】で変身。狭い空間に閉じ込められていたストレスから解放され、その背中の翼を思う存分空に伸ばす。
「よっしゃ、俺もやったるでー!」
「あっ、浅沼君!」
先ほどと同様、無人になったゴンドラをまるっと接合部から切り離して落とした圭花が、その浅沼の方を振り向きざまに叫ぶ。
「山田君と一緒に、上の澪乃先輩を助けに行ってあげて!
ハッチの精神攻撃で、澪乃先輩がピンチ!」
「せ、精神攻撃……?? な、何やよう分からんけど、分かった。任しとき!」
旧市街方面、逆境組・浅沼&山田……雨崎&圭花のアシストで観覧車のゴンドラBより脱出。
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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