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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●シーサイドタウンエリア・反撃(1)●
【マリンパラダイス:サンゴ礁ゾーン】
ここで水没したマリンパラダイスの館内に、再び場面を移そう。
溺れてしまった弟・
日暮 朝人
の蘇生に成功した、兄・
日暮 ねむる
と
春山 小枝
たちのその後だ。
3人で移動を始めたねむる達だったが、無視できない問題があった。1つしかない酸素ボンベを3人で共有しているため、空気の減りが早いのだ。イルカの水槽から屋外プールのある館外へと脱出しようと、さっきからイルカの姿を探しているのだけど、このままではイルカが見つかる前に、肝心のエアが尽きてしまう。
(まずいな、このままじゃ全員……)
幼馴染の顔に浮かぶ、その焦りの色にいちはやく気付いた小枝が、ねむるに近寄り言った。
『ねむくん、私の手を握ってくれる?』
えっ、と彼女の顔を見返すねむるに小枝は、
『私が寝てたら、使う酸素も少ないと思うの。
あの時
みたいに、ねむくんがしっかり手を握っててくれたら、
安心してきっとまた眠れるよ』
ねむるは、幼馴染の顔をまじまじと見て、
(はるちゃん……僕の能力に気付いてるのか?)
そうは思ったが、すぐに小枝の提案を受け入れた。何が始まるのかと、弟の朝人が心配そうに見守る前で、ねむるは小枝の手を取って、ろっこん【In to the Sleep Act2】を発動させる。
リラックスした眠気がすぐに襲ってきて、小枝はまどろむ意識の中で、深く思う。
(やっぱり、これ……ねむくんの……)
ふしぎな力。小枝を眠りにいざなう、不思議な力。
じゃあ、もしかしたら。
この自分にも。
そんな不思議な力が、もしあるのだとしたら。
(そう。私が眠ったら、よく見るあの夢は……)
ゆらゆら揺れるサンゴの中でゆっくり目を開くと、春山小枝は1匹の
カクレクマノミ
になっていた。
『やっぱり! お魚になった! 今までのもぜんぶ、夢なんかじゃなかったんだ……!』
興奮してぐるぐる水中を泳ぎ回るクマノミ小枝が、水槽のガラスにぶつかり、ごっつんこ。その透き通ったガラスの向こうに見えたのは、ねむると朝人の日暮兄弟だ。
そして、そのねむるとまだ手を繋いだまま、水中で無防備にオデコを出して寝こけている女の子は、あれは紛れもなく自分自身の身体。小枝の無自覚ろっこん、【ちいさきもののゆめ】が発動し、小枝の意識だけが、近くの水槽にいたクマノミに乗り移ったのである。
ううん、もう無自覚なんかじゃない。
今この瞬間、はっきり小枝は、自分に宿っていた不思議な力の存在を確信した。
(これならきっと、私だってみんなを助けられるっ)
すぐに水槽の上から飛び出し、地続き(水続き?)の水中を泳いで、日暮兄弟の周りをくるくる回る。やたらと人懐っこい、そのクマノミに面食らった ねむるが、
(あれっ? でも、人懐っこい……?)
あの時も妙に人懐っこかった、動物園の事件で助けたハチドリのことを思い出す。あれは結局三羽烏の1羽だったけど、その当のハッチと、それからクローネも、気になることを言っていた。
ねむるは、思い切ってそのクマノミに訊ねてみる。
『もしかして君は、はるちゃん……なのか?』
クマノミは泳いで水中に○を描き、大きなイエスのサイン!
(やっぱり! はるちゃんも、もれいびだったのか!
状況から考えて、近くの小動物に憑依できる能力か?)
ともあれ、これで一行に思わぬ飛び入りメンバーが加わった。小枝はそのクマノミの泳力を利用し、周囲に危険がないか先行して偵察に出る。他の魚と会話ができれば、イルカの水槽がどこにあるか、教えてもらえるかもしれないし。
一方、残された日暮兄弟の2人は、意識がなくなって完全に無防備な小枝の身体を連れて、移動を始める。ねむるは脱いだ上着で、小枝の身体を自身の背に括り付けて、平泳ぎ。レギュレーターは眠る小枝に咥えさせて、息継ぎが必要な時だけ借りた。
泳ぐのが苦手な朝人の方は、渡された酸素ボンベに必死で掴まりながら、バタ足でそれでも前へ。息を止めながら泳ぎ続けるのは苦しいから、やはり小枝のレギュレーターを時々借りて息継ぎをしながら、兄に遅れないように進む。
そうやって朝人が必死に足を動かしていると、やがて前方の曲がり角に、数頭のイルカの姿が見えた。
(やった、イルカを見つけた! 後はあのイルカの後を
追っていけば、兄さんの言う通り外へ出られるんだ)
けれども、そのイルカたちの様子が、何だか変だ。何者かに追われるように必死に水の中を泳いで、こちらに向かってきている。
するとその曲がり角から突然、黒々とした影がゴバッと現れ、曲がりきれずに通路の壁をその巨体で砕いた。体長10メートルはあろうかという、巨大なサメの出現に、朝人とねむるが唖然とする。
『キシャーーーーーーーーーーーーー!』
そして、怒りにのたうち回るその黒いサメと通路の間をすり抜け、何とかそのサメの注意を引こうと必死に泳いでいる、ブルートルマリン色の鱗の人魚が、もう1人。
ろっこん【Merman】で変身した ねむるの友人、
飛吹 勘助
の姿だった。
【マリンパラダイス:イルカゾーン】
水族館の中で、最初にイルカを見つけたのは
飛吹 勘助
だった。クマ先生の娘チカの捜索中、やはり逃げるイルカに遭遇したのだ。
『ギャーギャー! ギーーーー! ギギギギギギ!』
身の危険が迫った時にイルカが発する、バーク音が勘助の耳にも届き、
(……って、あのイルカたち、サメに、おそわれてる!?)
外海から侵入してきたらしい、その巨大で獰猛な魚を、勘助は知っている。
真珠ザメ
だ。虹色に光り輝く真珠層でその全身が鎧われた、美しくも恐ろしい海のハンター。恐らくは神魂の影響で、突然変異をした生物。
けれども、かつて勘助が遭遇したあのパール色のサメたちとは違い、この個体はさらに大きく、その体色も黒い。ぬめるように怪しく輝くブラックパールで全身をコーティングされた、黒真珠ザメ。
名付けるならそう、BLACK真珠ザメだ!(デンドンデンドン)
『キシャシャシャシャシャシャシャッ!』
エラから吐き出す水で、金属音のように耳障りな排出音を辺りに撒き散らしながら、イルカたちに襲い掛かるサメ。逃げ遅れた無力な仔イルカにその獰猛なアゴが迫り、ひと呑みに捕らえる……ガバアッ!
『キュー! キューー!』
哀れサメに飲み込まれる寸前、すさまじい速度で突進した勘助が、横からその仔イルカの胴を抱えて、ギロチンのように閉じるアゴから逃がした。
そのまま黒真珠ザメの泳ぐ方向とは逆方向に舵を切り、安全な距離を取ると、すばやくそのイルカの無事を確かめる。
「ピピーー!(片ヒレぺちぺち)」「どこも、怪我して、ない? よかった……」
けれども、黒真珠ザメが狙っているのは、この1頭だけじゃない。勘助はそちらを振り返り、逃げる数頭のイルカの姿と、執拗にそれを追うサメを見て、心を決める。
『食べられるとこ、みたくない……! あのイルカたちを、助ける!』
日暮 ねむる
と
日暮 朝人
の兄弟は、そうやって必死に真珠ザメと交戦している勘助と、ここで遭遇したのだった。通路の壁すら破壊する、その規格外のサメの大きさに、ねむるは度肝を抜かれたけど、すぐに勘助が、あのイルカたちを逃がそうとしているのだと悟り、弟の方を振り返る。
(朝人、はるちゃん頼む)
見たこともないような兄の強い目に押されて、朝人はねむるが降ろした
春山 小枝
の身体を、そのまま受け取る。弟がボンベと一緒に、その小枝の手を取り支えている間に、ねむるは全速力で泳いで、勘助の傍に寄る。
『無事かい、勘助君!』
『!? ねむる? どう、して……』
友達との思わぬ遭遇に、勘助が目を見開く。けれど、ねむるがすぐに助力を申し出ると、その青い瞳が大きく水の中で揺れて、それから彼も力強く頷いた。
『うん……うん、やろう。2人で!』
BLACK真珠ザメVS
飛吹 勘助
日暮 ねむる
『キシャーーーーーーーーーーーーー!』
新たな邪魔者の出現に怒り狂い、もはやイルカなどには目もくれず、その無数の歯を2人に向ける真珠ザメ。
ねむるは人魚の勘助の速度を借り、その背中に掴まって、敵の突進を避ける。頼もしい味方を得て、サメの執拗な攻撃を掻い潜る勘助の泳ぎは、むしろ1人の時より速くなっているのではと思わせるほどだった。
『サメを倒せるまで、素早く、泳ぐ……負けない!』
『サメに取り付いて、僕のろっこんで無力化してみせる……!』
その巨体を持て余しすぎて、敵の攻撃は大振りだ。海の中でならいざ知らず、この水族館の建物の中でなら、小回りの利くこちらに分がある。
ねむるが的確にそう観察して、自分たちの有利を確信した、その瞬間だった。
ぐりんっとサメの目玉が回転して、巨大な黒真珠がその眼窩にせり上がる。
(!!?)
同時にバカンッとサメの口が大きく開き、ねむる達は見てしまう。その舌の上にびっしりと並ぶ、無数の黒真珠の弾丸を。
『ギシャシャシャシャシャシャシャッ!』
ダダダダダダダダダダダダダダダッ!
ブラックパール・マシンガン。
サメから撃ち出された無数の弾丸が水の中を貫き、呆然とする2人を襲った。
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定員
50人
参加キャラクター数
50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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