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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●シーサイドタウンエリア・決着(1)●
【マリンパラダイス:イルカゾーン】
兄ねむると勘助たちの戦いの行方を案じていた
日暮 朝人
は、こちらにまた戻ってきた真珠ザメの姿を見て、慌てて
春山 小枝
の身体(これは眠っている本体)を引き寄せた。地の利の有利を失ったサメは、再びこの広いエリアの方へと泳ぎ出てきたのだ。
けれども、そのサメとまだ死闘を繰り広げている2人の姿を見つけ、朝人はその場に踏み留まる。
『人魚のお兄さん……それに、兄さん!』
そのサメの背ビレの付け根に、
日暮 ねむる
が取り付いているのが見える。そして
飛吹 勘助
が、苦しげに歯を食いしばりながらサメの前方を泳いでいる。サメの鼻先に赤い煙のように流れる血を見て、朝人は目を見開く。
(人魚のお兄さん……怪我してる!?)
散弾で傷付いてしまった勘助は、その傷口から流れる血をわざと海中に撒いて、興奮したサメに自分を追わせているのだ。激痛に痛む身体を叱咤して、急ターンや急浮上を繰り返し、壁や天井にサメの巨体を激突させて、ますます相手を怒り狂わせている。
サメの注意を自分の方に向けさせるため。
その背中に取り付いている ねむるから、注意を逸らさせるため。
友達のその捨て身の献身に応えて、ねむるもサメに振り解かれまいと、必死にその背ビレに齧り付き、触れた掌に意識を極限まで集中させる。
(もうあと数秒……数秒あればいい!)
(あれが……本当に、僕の兄さんなの?)
朝人はその戦いの様子を離れた場所で見守りながら、初めて見る兄の必死の姿に、ただ呆然としていた。目の前で巨大なサメと戦っている兄の姿は、家でだらけているいつもの兄とは全く違っていた。怖かった。
(──あの兄さんが、サメを傷つける?)
(それとも、サメに傷つけられる?)
どっちの姿も、自分は見たくない。朝人はそう思ったけど、
けれども結果は、そのどちらにもならなかった。
狂乱して暴れていた真珠ザメの動きが徐々に鈍り、やがて完全に鎮静化して、腹を見せ眠り始めたからだ。
人魚のお兄さんに肩を貸し、並んでこちらに帰ってくる兄達を迎え入れながら、朝人は今日この日。
自分が考えていたよりも、兄はずっと強い人なんだということを、初めて知ったのだった。
マリンパラダイス館内にて、勘助&ねむる──BLACK真珠ザメを眠らせ、これを無力化。
【マリンパラダイス:カワウソゾーン】
さてその頃、クマ先生の娘チカを捜しに、再び水族館に入った
入江 みつび
と
龍目 豪
の2人は。水没したカワウソの展示エリアで、ぐるぐる回遊するヒラキマグロの群れを発見していた。
『あれがそのマグロね、ほんとヒライてるや変なの』
開きになった状態で泳いでいるなどという、珍妙な生き物を柱の影から見上げて、みつびがその瞳をぱちくりする。どうやらチカは、あの中の1匹に食べられてしまったらしい。
『しかし、こんなにたくさんいるのか……』
頭上をぐるぐる回遊するヒラキマグロの大群に、やはり戸惑っている様子の龍目に、みつびがほらと指さし教えた。
『あの閉じてるのが怪しいよね?』
『何、閉じてるのが犯人、じゃない犯魚か。
わかりやすくてよかったぜ……って、閉じてるのもいっぱいいるな!』
そうなのだった。ジョイント部分を閉じ、普通のマグロみたいな顔をして泳いでいる連中も結構いる。そういえば……と後ろのガラスの中を振り向く、龍目とみつびの2人。ここには
カワウソと握手できるコーナー
があった筈なのに、そのカワウソが今、1匹も見当たらない。
イヤな予感に、龍目とみつびが顔を見合わせる。
『よし、とりあえず1匹開けてみようっと』
『えっみつび先輩? いや待て、先輩も食われたらどうするんだ!』
『て、わー噛まれじゃないやはさまれ……』
言わんこっちゃない。言ってるそばからばっくりマグロに挟まれたみつびを、無我夢中で龍目が引っ張り出した。幸い開き部分に歯のような物は無く、みつびに怪我はなかったけど、こういう食虫植物、いる。
『あ、豪くんあんがと(どきどき)。しかしこうなると、
何か作戦が必要だね。熊プリンセス救助作戦』
『ああ、一体どうやって捕まえるか……俺が囮になれればいいんだが、
息も続かないしあまり美味そうじゃないだろうしな……さて』
ろっこんで水中活動している みつびとは違って、龍目の方はそろそろ息が保たなくなってきた。ともかく2人はいったん作戦を練りに、イルカの屋外プールからまた外に出ることにする。
【マリンパラダイス:イルカの屋外プール】
龍目とみつびがプールから浮上すると、そこにさっきはいなかった先客がいた。キューキューと心配そうに鳴いてプールサイドに集まっている、数頭のイルカ。そして、真珠ザメからそのイルカたちを見事救った
飛吹 勘助
と
日暮 ねむる
、
春山 小枝
と
日暮 朝人
、それに
志波 武道
と
水上 桜
らの6名だ。
「皆! 無事だったんだな!」
「わー、よかったねー」
龍目とみつびも、パッと顔を輝かせてすぐにプールから上がり、お互いの無事を喜び合う。これでこのマリンパラダイスにいた もれいび8人が全員、この場に避難できたことになる。
後は、今だ消息が知れないチカのみ。
龍目は武道と慌ただしく何やら相談を始め、そして みつびの方は、
「あ、さっきの人魚さん!」
観覧席のベンチに寝かされている、飛吹勘助の姿を見つけて、そちらに駆け寄った。人魚への変身はすでに解除され、今は眠っているようだ。その傍らには朝人がかがみ込み、勘助の両足に手を当てて一所懸命に、何ごとかを念じている。
心配そうに側で見守っている、ねむると小枝に聞くと、彼は怪我の治療中とのこと。兄のねむるが負傷者を眠らせ、弟の朝人がそれを治療するという連携で、怪我を治しているらしい。(ちなみに今は小枝もろっこんが解けて、クマノミから元の自分の身体に意識が戻っている)
「そっかー、早く良くなってね、人魚さん」
やはり心配そうに鳴いているイルカたちの頭を順番に撫で、みつびも勘助の回復を祈る。
さて、龍目の方も武道との話が済み、こちらに戻ってきた。武道が館内探索中にやはり見つけていた、落下防止用のネットを借りることができたのだ。
「みつび先輩、こいつを網代わりに使おう。
あのマグロの群れをプールに追い込んで、この網で引き上げるんだ」
「うん、いい考え! じゃ、私が館内からマグロを追い立てるから、
豪くんはここで待ち伏せ係ね。よしさっそく始めよう」
「いいけど先輩、また食われないように気を付けてくれよ……」
「大丈夫、今度やられそうになったらボビナムでしとめるわ(ウインク☆)」
「それにブドーもこの網、貸してくれてサンキュな! 助かったぜ!」
「お役に立てたなら何より! マグロにカワウソが食べられてるかも
と聞いたら、俺も何かせずにはいられないうわぁん!」
てな感じで立案と道具の調達もスムーズに進み、いざ熊プリンセス救助作戦開始。
「豪くんOK? じゃ、いくよー」
再びカワウソの展示エリアに戻った みつびが、「どらー!」とヒラキマグロの群れを追い立て始める。
『ってあー違うこら、そっちじゃなーい!』
屋外プールへのルートを外れるヤツは、後ろから蹴って方向修正したりと、最初は手間取ったけど、水上桜から貰ったサンマさんの置物(銘刀秋刀魚刀)を、拾ったパイプに打ち付けてガンガン音を立てると、上手いこと群れを1つに集めて追い込むことができた。
『ふふ桜ちゃん、こんなの要らないって言ってたけど、
役に立ったよ、ありがと。よーし豪くん、準備はいいねー?』
【イルカの屋外プール:プールサイド】
「よっしゃ来たな、やったぜみつび先輩。大漁だぜ!」
屋外プールに続々と入ってくるマグロの群れを見て、プールサイドで待機していた龍目は、腕まくりで気合いを入れた。
「あとは俺の番だ……ファイトー!」
あらかじめ張っておいた網を、ろっこん【軽いぜ!】で一気に引き上げ、びちびちと大量のヒラキマグロを捕獲。だりゃっ、と網ごとまとめてプールサイドにうっちゃり、龍目は手の空いている人にも協力を求める。
「その閉じてるやつのどれかに、チカちゃんがいるはずだ!
手を挟まれたりしないように、気をつけてくれよ!」
「やっぱりカワウソも捕まってたうわぁん!」
ピキュウ!とガチャガチャのカプセルみたいに次から次へと出てくるカワウソを、泣きながら開けて助けていく武道。ねむると小枝、それから桜の3人も、マグロのお腹をこじ開けるのを一緒に手伝ってくれた。ほどなくして、その内の桜が皆に叫ぶ。
「いた、いたよ! お腹の中に、小さな女の子が!」
「おかっぱ頭の女の子……間違いない、クマ先生の娘さんだぜ!」
暴れるマグロの中からチカを取り出した龍目が、素早く呼吸の有無を確かめるが、ずっとマグロの中にいたチカは意識がなく、仮死状態だ。勘助の治療を終えて走ってきた朝人が、その様子を見て蒼白になるが、すぐにきっぱりと言う。
「僕のろっこんでなおします……そこに寝かせてください」
今、この場でこの子を救えるのは、治療能力を持つ自分だけ。
僕が、やるしかないのだ。
チカの傍らに跪き、ろっこん【睡眠療法】で治療を始める朝人。兄のねむるを始めとする他のメンバーも、その様子を心配そうに囲んで見守るが、後は朝人に任せるしかないだろう。
(あれ……?)
そこで桜はふと、プールサイドに打ち上げられているヒラキマグロの中に、まだしつこく1匹、閉じたままのマグロがいることに気が付いた。
「また中身はカワウソかな?」
軽い気持ちで、桜はそのマグロを開けてみる。一方、武道も「そう言えば……」と、ずっと気になっていたことを、隣りにいる龍目に聞いてみた。
「豪くん、水族館の中でペンギン見なかった?」
「この騒ぎを起こした三羽烏の1匹か? いや、そういや見てないな」
「俺もフロアマップ使って、居そうな場所を絞り込んでみたんダケド……」
詳細はここでは割愛するが、結論から言えば、どんなに探してもニヒルは見つからなかった。館内に入った他の人も、ペンギンは誰も見なかったという。
「じゃあいったい、ニヒルはどこに……?」
「きゃあああああああああああ!?」
その時だ。いきなり背後から桜の悲鳴が聞こえ、
「なっ……何いぃ!?」
振り向いた龍目は愕然とした。プールサイドの上に、数メートル四方の水の立方体が突如出現し、その中に桜が閉じ込められていたからだ。水の牢獄の中で目を見開き、がばごぼと悲鳴の泡を吐く桜。
『やれやれ……まったく、ハードボイルドな体験だったぜ』
マグロのお腹から這い出てきたでぶペンギンが、その隣りでよたよたと立ち上がり、何事もなかったかのようにクールに身だしなみを整えると、唖然とする龍目たちに向かってビシッと宣言した。
『エム・オー・アール・イー・アイ・ビー・アイ……
そこのMOREIBIども、さァ地獄に堕ちる覚悟はできたか?
この俺が今からてめーらを、最高に冴えたやり方で始末してやるぜェ』
マリンパラダイス屋外プールにて、龍目&みつび&桜──ヒラキマグロの捕獲に成功し、チカを救出。
同プールにて、三羽烏のニヒル──もれいび8名を強襲。
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定員
50人
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50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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