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バレンタインデート予行演習
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ツッコミを入れられまくった寝子島イチのナンパ師を見送って暫く——。
「バレンタインの予行演習って……」
橘 千歳
は
小山内 海
と
御剣 刀
と3人顔を見合わせた。
食事をしようとやってきたミルクホールが定休日だったのは想定外だが、中へ連れ込まれるとは更に想定外だ。
「まあ、そうね……」
千歳が息を吐くと、海がスケッチブックを開いて書き込む。
『バレンタインもこの3人で過ごす予定だし構わないよ』
「ここで相談して計画立てるのも悪くないわよね。予定を刀君1人に任せてしまうのもなんか申し訳ないし」
千歳はこう言ったものの、当の刀は双子の方を見ていた。
「その前に腹減ったのでご飯ください」
「定休日だからコーヒーか紅茶くらいしか出せないよ」
「あとは水、砂糖、ガムシロ」
刀がガーンとベタな効果音を鳴らしてやりたい顔になっている隣で、海がスケッチブックを皆に見せた。
『バレンタインは、シーサイドタウンのアウトレット巡りの予定』
「刀君の用意していた案よ。
3人で見て回れそうなお店もたくさんあるし、悪く無いわよね」
話しはすっかり進んでいるようだ。
想定外は想定外なものの、第三者の意見を貰えたら本番の参考になるだろうと、刀も考え直して腹を括った。
「お互い好みが違うから、それぞれが満足できる店を三人で回るんだ」
海は刀を見つめながらコクコクと頷いて、空いたスペースに書き込む。
『春物の服は欲しいよね』
「ええ、私もちょうど思っていたところだから」
『せっかくだから3人でお互いに服を見繕ったりしてみる?
刀くんに似合うのとか、千歳ちゃんに似合うのとか選んでみたいかも』
「俺も服の試着とかはキチンと答えるぞ? 似合ってるから似合ってるとしか言えてないけど」
「男子からの意見なんてそれで十分だよー」
別のテーブル席に座る
伊橋 陽毬
がコロコロ笑った。一見しただけでファッションに気を使っているのが分かる
幌平 馬桐
も同意している。
「俺前に某ショップでクラスの女子に鉢合わせになった時に、『どう?』ってチェスターコートとニット持って聞かれたから『色もコーデも流行抑えてるけど年齢的にもスタイル的にも全然着こなせてないから無難にダッフルとニットにしたら?』って答えたら、スタイリストかよって言われました」
「うん、マジレスは要らないかも」と陽毬。
「好きな人になら可愛いね! とか似合うね! とかだけでも言って貰えたら嬉しいなーなんて。……まあ、二次元相手の妄想ですけどね」
「はぁ、そう言うものなのか」
異性を理解するのは難しい。
刀が改めてそう思ったところで、千歳が「私の意見としては」ともう一つ目的地を提案する。
「買い物帰りに、最近出来た新しいスイーツのお店に行ってみたいかな。
タルトが評判。ちょっと気になっていたのよね」
海が『あそこの店だね』とぱちんと両手を打ち合わせて頷いた。
『いいね! 私もあそこは気になってたし、3人でご飯食べるの賛成だよ』
「甘いものか、甘いものはいいよな。……今日も食べたかった」
刀がしみじみ言うと千歳は苦笑して、それから海へ向き直った。
「小山内さんは、どこか行ってみたいところとかは?」
『私はアウトレットなら映画館に寄りたいかな』
「映画か、何の映画があるんだろう? 海はもう調べてるのか?」
『ちょうどその時期に公開される映画でちょっと見てみたい映画があって』
「それなら午前中に3人で映画を見て、午後からショッピングの流れがいいかしら」
「——これで3人のデートプランが完成しましたわね。予行演習にはなりませんでしたけれど」
紅緒の言葉に、3人を見守っていた皆が「そうですね」と表情で応える。
(確かに、これだと相談)
海は考えて『それじゃ食べるところやるよ』と書き込んだ。
「じゃあココアでも出しとく?」とエリセイとレナートがカウンターへ向かった。
「砂糖と水とガムシロだけだったんじゃ」
「ははは」レナートは人が悪い笑みをしながら、エリセイが出した3人分のココアの上にクリームを絞り出した。
「さあどうぞ」
テーブルの上にココアが準備され、3人はアウトレットの件の評判の店にいる自分たちを想像する——。
「映画、楽しかったわね」
千歳がぎこちないながらも話しを振った時だ。
「海、ほっぺに付いてるぞ」
突然の刀のセリフだが、海は当たり前のようにココアのクリームをとって頰につけた。そして『はいどうぞ』とばかりに刀の方へ頰を向ける。
刀は「うん」と頷くと、海の頰についたクリームを指先で拭い、汚れた指をぺろりと舐めた。
「ぎゃーっ!!」
陽毬と紅緒から盛大に悲鳴が上がった。竹高と馬桐も恥ずかしそうに俯いたり、居心地が悪そうにそっぽを向いたり思春期丸出しの反応だ。
イリヤは不思議そうに瞬きして、同い年の
日本橋 泉
を仰ぎ見た。
「なんで? 僕も小さい頃兄さんたちにああして貰ったよ?」
「3人は小さくもないし、兄ちゃんと妹でもない。から」
「あっ!」『含まれた意味』を理解したイリヤは、自信の子供っぽさを自覚して真っ赤になった。
「そ、そうだね……。そうするとちょっと……」
もじもじする弟を一瞥していた双子が、代わりに声を揃えて言う。
「エロいです」
「俺達みせいねんー!」と武道が主張した。
千歳は途端に恥ずかしくなり、「刀君!」と前のめりになる。
「小山内さんの頬についたものを取るとか、私が刀君の口元を拭くという前提はどうなの?
それだと、まるで小山内さんが……」
『あ、千歳ちゃんが取ってみる?』
「小山内さんっ! 今はややこしくなるから」
「俺は千歳に口元を拭かれてるんだが。いや以前あったからつい」
『確かに刀くんってけっこう千歳ちゃんに拭いてもらってるかも』
「いえ、それに刀君も自分の口元が汚れるってわかるなら、私に指摘される前に拭くべきでしょう?」
千歳がびしっと指さすと、刀は靴を脱いで椅子の上に正座した。
「ハイ、俺がだらしないだけですゴメンナサイ」
「本当にもう……男子ってみんなそういうこと考えてるの?」
「男としてなら千歳と触れ合いたいって考えてるよ、当たり前だろうが」
そして刀は、赤くなっている千歳の頭にぽんっと掌をおいた。
「せっかくだから二人にチョコレートを渡す練習もしようか」
チョコレート? と海は首を傾げた。
『うれしいけどバレンタインデーだよ、渡すのは刀くんじゃなくて私たち。刀くんの分はホワイトデーまでとっといてほしいかな』
「むっ、ホワイトデーを頑張った方が嬉しいのか。分かった、期待しててくれよ」
刀が白い歯を見せて笑うと、千歳もいつものペースを取り戻して喋り出す。
そんな二人へ微笑みながら、海は思っていた。
(なんだかんだいって3人一緒なら何やってても楽しいよね)
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東安曇
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ブロンズシナリオ(100)
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3人まで
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月30日
参加申し込みの期限
2016年09月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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