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雪解けはすぐそこに……
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綺麗に片付けを終えた自室で、
御剣 刀
はうんっと自分に頷いていた。
剣術の稽古、見回りを兼ねたランニングは済ませた。課題は特にない、買い置きの必要があるものもない。アルバイトも入っていない。
「何もやる事ない! ミルクホールに行こう」
刀はルヴィアを抱き上げると、てくてくと歩いて行った。
「こんにちは〜」と挨拶すれば、何人だよと言うくらいの返事が帰ってきた。ウェイターの武道が説明してくれる。
「イリヤ君たちが勉強会してるんだって」
「あー、受験かあ」
首を回すと丁度桜と話していたらしいイリヤとロベルトが片手をふってきて、誉と泉に会釈された。案内されたのは彼らから少し離れたカウンター席だ。一番端の定位置で
大道寺 紅緒
が、その隣で
伊橋 陽毬
がこっちこっちと手招きしてきた。
「よう」
「よう」と真似てえへへと照れ笑いを付ける陽毬が上半身をそらすと、紅緒がひょこっと顔を出す。
「ごきげんよう赤き利剣」
「お仕事お疲れ様」
「おほほほ今日はまだ疲れてなどいなくてよ!」
「刀君、その子ネコミケで会ったお嬢さん?」
陽毬がルヴィアを覗き込みながら聞いてきた。お嬢さん——、ドール業界ではドールたちをオーナーの息子や娘とするのが一般的な為、陽毬はその言葉を選んだのだ。
「ルヴィアって言うんだ綺麗だろう? 事情があって俺が引き取らせてもらったんだ」
「そっかあ、優しいね刀君」
「今は一緒に暮らしてて、機会があればこうやって一緒に散歩したり遊びに行ったりしてるんだよ」
「素敵なお父さんだねぇ。良かったねルヴィアちゃん」
陽毬がルヴィアへにこりと笑いかける。
「ドレスってどこで買ってるの? 私がいつも行くスタジオの近くに——」
話し始めた陽毬は夢中になり掛けて、カウンターの内側にいるレナートの視線に気づいた。
「あっと、ごめんなさい注文しちゃって!」
「そうだったな、うっかり話し込むところだった」刀は苦笑しながらコーヒーを頼む。
「砂糖とミルクはいらないんだよね」とレナート。
「はい。それと今日のお勧めメニューとかありますか?」
「これからエリセイがきて、君にあるメニューを勧めて来ると思う。それは却下して欲しい」
レナートが真剣な目で言って、正しいお勧めメニューを教えてくれた。空腹でもなかったが、運動の後に糖分の補給は大事だ。運ばれてきた料理は「美味い」と残さず平らげた。
「——あの緑の野菜が美味しかった、外国のキュウリですか?」
「ズッキーニのことかな」
「初めて食べました」
「そう? 使いやすい野菜だからもしかしたら遭遇してたかもよ。チーズのっけて焼くだけで正解だから試してみ」
レナートとこんな会話をしている間中、控えめながらもパタパタとパソコンのキーをタイプする音がする。
「大道寺は何の話を書いてるんだ?」
「企業秘密ですわ」
紅緒は作業の手を止めずに唇の端を上げている。
陽毬が肩を寄せて「マホラクみたいだけど詳しくは」唇に人差し指を当てた。陽毬から聞くところによると、ライトノベルは刊行ペースが早いらしい。紅緒が取り掛かっているのはアニメが放映する際に発売する続刊あたりかもしれない。
「マホラクも、もうすぐだもんねぇ」
「お勧めの番組ある?」
「春アニメ? 私が好きなのはファンタジー系だからクロガネの城主と聖戦の巨像の二期はチェックするつもりだよ。話題なのは——」
陽毬が時に聞き取りづらいくらい早口になって言うの聞いていて、刀は新しい季節を思った。
「気づけば二月、だからな。バレンタインは二人は誰かに贈るのか?」
陽毬はテーブルの上で指折り数えだした。
「お父さんと弟にはもう通販で頼んであるの。それから週末に撮影があるから事務所の人たちに。あとは友チョコ」
「それはつまり」
「義理。です」陽毬はキリッと言ってから、なんとも言えない笑みになった。まあ、おたく高校生の2月なんてそんなものかもしれない。
「大道寺は?」
「編集部の下馬評ではベルナルドですわね」
そうか架空のキャラクターにも関係するのか。「女性人気は主人公じゃないんだな」
「刀君は二つ以上は絶対貰えるもんねー、いいなー」
「俺? もらえたら嬉しいけど俺からも贈ろうかな。男から女の子に贈っても大丈夫だろう? どうせお菓子屋は儲かるし」
刀のイケメンな発言に、陽毬と紅緒が肩を寄せ合って「きゃー」と悲鳴をあげる。
「あ、ミルクホールでバレンタイン用のスペシャルチョコレートとか頼めるかな?
二つ……いや、三つで」
刀がルヴィアからの視線を感じて一つ増やした時、話し声を聞きつけたエリセイが満面の笑みでこちらへやってきた。
「実はね、俺が考えたスペシャルメニューがあるんだ」
カウンターのレナートから「追い返せ」と合図を貰って、刀は友人二人と揃って苦笑した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月13日
参加申し込みの期限
2016年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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