this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
雪解けはすぐそこに……
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
旧市街、参道商店街から少し離れた場所にひっそり佇むような木造の建物は、珈琲や紅茶を飲みながら読書を楽しめる店である。
店名を『思ひ出』。本棚に並ぶのは古今東西の様々な——、ただし古書のみの古書喫茶だ。紙とインクの独特の香りと、淡い灯りの中でゆるりと身を起こしたのは、店主の
柏村 文也
だった。
(さて、今からは休憩時間ってことにして……)
数分後、文也はミルクホールの入り口に立っていた。
(息抜きは大事だよねぇ~
……なーんて、ただ単に美味しい珈琲が飲みたいだけなんだけどね)
ちりんちりんとドアベルが鳴ると、すぐにウェイターがやってきた。カウンター席を頼んで、高めの椅子に腰掛ける。
同じ旧市街の喫茶店の店主がやってきたことに気を使ったのか、キッチンへ行ったウェイター——確かこの店の子だ——の入れ替わりで康子がやってきた。
「こんにちは、いらっしゃいませ」
「今日もお綺麗ですね」
年下の——と言っても文也と康子の年齢はそう変わらないのだが——軽口を康子はうふふと笑って、
「褒められると伸びる子なのよ私、まだ伸びしろあったかしら?」と冗談を重ねた。
「立春というが、まだまだ寒いですねぇ。外を歩いていて凍ってしまうかと思いましたよ」
「じゃあ温かい珈琲で宜しいですか?」
「ミルクホールの美味しい珈琲をお願いします」
注文を聞いて康子は笑顔を深くする。店の品が客に愛されるのは嬉しい事だが、提供する側の人間が認めてくれるのは、別の種類の嬉しさがあるものだ。
そんな彼女が丁寧に淹れたコーヒーを愉しみながら、文也は優雅に時間を過ごす。夕食どき前でまだ店内は静かだったが、同じカウンター席の端で、高校生たちが楽しげに会話するのが良いBGMになっていた。
「美味しいなこれ……ぐっふ!」
「限定って言われると余計おいしくかんじちゃう……うう」
「ふ、ふふ二人とも無理して飲まない方が良いのではなくて? お腹を壊してしまいますわ!?」
合間にそんなやりとりが聞こえて、文也はコーヒーカップを下ろした。
「……ふむ」
折角ミルクホールまでやってきたのに、頂くのがコーヒー一杯だけ?
(なんだか味気ないな)
こう言う時は『折角だから』だ。カウンターに立つウェイターに声をかけた。——そうそう康子の甥っ子だ。あれ……キッチンに引っ込んだ筈なのだが。
「小生、あまりお腹空いていないから、軽めのものでいいんだけど、オススメのものってあるかな?」
「甘いものが宜しいですか?」
彼は文也の手元のコーヒーを見ながら質問し返してきた。文也がその方が良いとノると、既に注文していたコーヒーとセットにしてケーキにすればどうかと提案される。
「ではシベリアにしようかな。他じゃなかなか食べられないものだし」
笑顔で注文を承った彼だったが、キッチンから出てきた同じ顔に鉢合わせになると、「滅亡のヴァレンタイン! ホワイトチョコレートストロベリードリンク辣油風味エリセイスペシャルを勧めるチャンスだったんだけど。
刀と陽毬ちゃんは俺が先輩だからお世辞言ってくれるからなあ」
「それ自分で飲んでみなよ」
「あ。イリヤなら素直な意見くれるかも」
「どうして君は被害を拡大させようとするのかな泉に飲ませろ今すぐ」
ははあ、文也は得心しながらカウンター席で死にそうになりながら頑張っている二人をもう一度見遣った。
「そういえばバレンタインが近いね。若者はそわそわする時期じゃないのかい?」
「そう美味しい思いは出来ませんよ」
双子の片割れが眉を下げて謙遜すると、もう片割れが「させるつもりもないです」と言い切った。滅亡のナントカを作っているくらいだからそうなのだろう。とは言え彼らの様子をみていると、貰えないことも楽しんでいるように見える。
「僕はもうおじさんだからなー。学生諸君が羨ましいよ」
文也は自分の言葉でノスタルジックな気分に浸りながら、少年少女の微笑ましい姿を見ていた。
こうして一息つくと、そろそろ自分の店に戻ろうとゆっくり腰を浮かせた。
「ごちそうさま。またくるよ」
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
雪解けはすぐそこに……
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月13日
参加申し込みの期限
2016年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!