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鬼のいる日常
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【Epilogue、あるいは、鬼のいた日常】
「「「ごちそうさまでした!」」」
そして、なつの家での三人の夕食が終わった。
「あー、やっぱり豆料理っていいよなー」
卯木 衛
が豆で満腹になった腹を叩きながら言う。
「全くだ。腹も膨れるし、栄養価も高い。常に貧乏しているソシャゲ廃人には救世主のような存在だ。感謝するぞ、豆」
千歳飴 楓子
が衛の言葉に頷きながら、スマホを弄る。
「みんなー、俺にももっと感謝してくれていいんだよー?」
そんな二人に苦笑しつつ、
立花 なつ
が食後の茶をすする。
それは、食後の穏やかで幸福な時間だった。
だが、何か忘れている気がする。
「あれ、そういえば何で俺今日豆料理にしようと思ったんだっけ?」
「へ? 何言ってんだよ、なつくん。そんなの決まってるじゃん。……あれ? どうしてだっけ?」
「はて。そういえば、楓子も何故なつ氏の家で夕食を食べているのだったか……」
三人は揃って首を傾げた。
そして、
「「「まあ、楽しかったからいいか」」」
と、結論づけた。
そう。楽しかったのだ。それは間違いなく楽しい時間だった。
たとえ、三人の記憶から、赤鬼との出会いから消滅に至るまでのエピソードがごっそり抜け落ちてしまっていたのだとしても、その楽しかったという記憶だけは――決して消えたりしない。
* * *
その頃、同じ現象は
花厳 望春
にも起きていた。
「やば……、すっごく遅くなっちゃった……。こりゃ姉さん達にどやされるな……」
望春は、研究熱心な桃鬼に対し、ついつい熱弁を振るって、遅くまで甘味話に花を咲かせてしまった。
やはり、同好の士との会話は楽しいものだと、そのときの望春は改めて感じ入ったものだった。
それだというのに、望春が家に帰り、いったいどこで道草を食っていたのかと訊かれたとき、望春は何も答えることができなかった。
(あれ……? 俺、こんなに長い時間、ケーキ屋で何してたんだっけ?)
望春はまるで何も思い出せなかった。
けれども、そこで過ごした時間が楽しかったという記憶だけは、ふわふわと、けれど確かに彼の記憶の奥深くにしっかりと刻み込まれていた。
* * *
真境名 アリサ
も、ふと我に返ったときには、一日を誰と過ごしてきたかを忘れてしまっていた。
(さすがに一日と経たずに顔も名前も忘れてしまうなんて、どうかしてるわね……)
いくら男のあしらい方に慣れているとはいえ、これは慣れ過ぎだろう、と深く溜息を吐いた。
さらに衝撃的なのは、忘れていい程度の男だとは思えないくらい、退屈しない時間を過ごしたという記憶だけが胸の中に残っていることだ。
(まあ、これでよかったのかもね)
アリサはそう納得した。
そして、
「さよなら。どこかの誰かさん」
誰にとでもなくそう呟いて、アリサは家路へと道を歩き出した。
* * *
亜魚隈 猯利
は帰り道で首を傾げていた。
「はて……。今日は誰かと釣りをしていたように思うんだが……」
それは猯利にとっては妙なことだった。
一人で黙々とする釣りが好みの猯利にしては珍しく、誰かとする釣りが楽しかったというのは稀有な記憶だ。
だが、それが誰との記憶であったか、猯利はまるで思い出せなかった。
それでも、猯利はその日を忘れることはないだろう。
どこの誰とも知らない誰かとした、一日限りのその釣りの日の思い出を――。
* * *
御剣 刀
は、家で、魚を調理していた。
「できた。さて、食うか。今日の晩飯は豪華だぞ!」
刀は釣った魚を余すことなく、料理してみせた。
それゆえに、食卓の上に並ぶ料理は塩焼き、ムニエル、煮つけと食べきれないほどだ。
しかし、それをきちんと刀は残さず食べるつもりだった。
何故なら――
「……あれ?」
そこで、刀はふと自分の記憶に曖昧な部分があることに気づいた。
今日、刀はどこかで誰かと出会い、自然との向き合い方について語りあったはずだった。だったのだが。
「……おかしいな。よく思い出せない。ま、いいか」
刀は気を取り直して、釣った魚を食べ始めた。
大事なのは、自分の行動に自分が納得できるかどうか。
だから、刀は自分で納得ができるように、自分で釣った魚を美味しく食べ始めるのだった――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月02日
参加申し込みの期限
2016年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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