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● バードサンクチュアリ/儀式の広場・3
「ここどこだろ……なんか、背中に違和感……それに頭は重いし下半身はスーっとする、ような……」
泉のほとりにいた
来島 アカリ
は、泉を覗き込んで驚愕した。
天使がいる。
それもただの天使ではない。
長い黒髪。キュートな赤い瞳。見覚えのあるバッテンに留めたピン止め――。
アカリは美少女天使になっていた。
「……ってなんだこれ!? ……なんでこんな格好になってんだよ!?」
ガーリーな白いワンピースも、苺で出来た花冠も、我ながら似合う。似合いすぎる。
それからワンピースの胸元を指で摘まんで、ちらり。
「う、うー……なるべくバレないように、大人しくしてよ……誰にもバレないように、今の俺は女の子……そう、天使の女の子……」
◇
泉の反対側では。
「うおお、こ、ここはどこなんだ……っていうかこの格好どういうことだってばよ……!」
同じように泉の中の自分の姿に慄いている
エスカルゴ・臼居
がいた。
「我ながら美少女すぎる。しかも羽が生えて……」ちらっ。「そんなバカな
胸まで生え(?)て!
」
エスカルゴは当年とって二十歳。たしかにぴちぴちのお年頃だが、リアルな彼は
寝袋が私服
的な生活を送っているので、ギャップがすごい。辛うじてエスカルゴらしいのは、黒髪のキューティクルと、赤と黒の色違いの瞳くらいか。
「夢かなー? うん、そうだね、神魂ダネ」
はじめこそ戸惑ったものの、人生の大半を仮想世界で過ごしているエスカルゴは、自分が女性であることにも奇妙な状況にもあっという間に馴染むことができた。
「しかし何ていうか、僕みたいに戸惑う人達もいるかな?」
そう思ってあたりを見渡せば、まさに戸惑っているアカリの姿が目に入る。
エスカルゴは飛んで行って声を掛けた。
「こんにちは。困ってそうだけど、まぁ、ひとまず夢だと思ってゆっくりしていってね!」
「こんにちは……あの……?」
なんとなく見覚えがあるような気もするけど、こんな可愛らしい女性に知り合いはいない。
「どこかで会ったことが……?」
「え! ええと……気のせいじゃない? じゃあねー」
エスカルゴはしらじらしいセリフを残して飛び立つ。
それからちらりとアカリを振り返ってこんなことを思った。
「あの子……性別が不明だなぁって思ったけど僕が言える立場じゃなかった! なんか苺と乙女って感じ」
一方アカリは、エスカルゴのお陰ですこし気持ちが落ち着いたので、泉のほとりの木洩れ日の中に女の子座りで座って、身も心も女の子になりきる練習を始めた。
「ふふ……それじゃあ私は、木陰でちょっぴりお休みしていようかな」
セリフがぎこちない。
「あら、果実がたくさんなっているのね。折角だし、少しだけ頂きましょう。怒られない……よね?」
小鳥が飛んできて肩に止まった。話しかけてみる。
「あら、小鳥さんたち……みんなも食べたいの? ふふ、どうぞ。ゆっくりお食べ」
そのときすっと影が差した。アカリは思わず顔を上げる。
「……来島、お前何をしている」
「ふえっ……って、し、獅子目……」
声を掛けてきたのは少女だが、どう見ても喧嘩友達の
獅子目 悠月
である。
しかも悠月も妖艶な黒いドレスの天使姿だ。
「エット、ヒトチガイジャナイデスカ」
アカリは視線を逸らしながらカタコトに言った。
誤魔化しきれるとは到底思えなかったが、一縷の望みに掛けてみたかったのだ。
だが願いは通じなかったらしく、彼は腰に手を当て、呆れたようにアカリを見下ろす。
「どこをどう見ても来島だろう」
ドレスとハイヒールのせいですごい迫力だ。が、次の瞬間、悠月は相好を崩した。
「ふっ、お似合いだぞ?」
これ以上誤魔化すのはムリか。アカリは肩を落として嘆息した。
「うー……何でいんだよお前……」
「知らん」
「てゆーか服装に関してはお前も人の事言えねーだろ……お前こそお似合いじゃねーか?」
言われて悠月は泉の中の自分を見た。
「これは!! なんだこの美少女は!!」
ドレスなのは分かっていたが、よもやこんなに似合うとは。
しかも、エスカルゴ流に言うと胸も生えてる!
悠月は、ぎぎぎ、と錆止めを注し忘れたロボットのようにぎこちなく首を動かすと、アカリに向かってぴっと人差し指を立てる。
「……お互いに今日の格好は次には忘れる、どうだ」
「……あぁ、そうだな。その方がお互いのためだ」
アカリも疲れたような声でそれに応じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
77人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月01日
参加申し込みの期限
2016年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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