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炎と再生のサンクチュアリ
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● プロローグ/バードサンクチュアリ
バードサンクチュアリという名の浮遊岩の世界は、祝いの雰囲気から一転、混乱が広がっていた。
それというのも、とある一羽のフェニックスの復活の儀が、何者かによって邪魔されたからである。
老いたフェニックスが飛び込んだ炎は、禍々しい漆黒色に変化し、その炎を浄化するための道具である『魂の壺』もカラスの群れによって奪われた。
五十嵐 尚輝
先生と並んでその様子を目の当たりにした
御巫 時子
は、はっとして息を呑んだ。
「もしかしてクローネさんが近くに……?」
そんな時子のもとに、一羽の夜鷹が舞い降りる。夜鷹はその背にヒヨコを乗せていた。
「ヨタカさん! 雷鶏さん! 来てくれたんですね」
黒い翼の夜鷹のヨタカさんと、黄色いヒヨコの雷鶏さんは、二羽とも鳥好きの時子が飼っている鳥だ。
「おや、お友だちですか。時子さんは本当に鳥たちと仲良しですね」
感心したような尚輝先生の言葉に勇気をもらい、時子は<鳥の囀り>を発動させる。
「ヨタカさんと雷鶏さんも来てくれて心強いです。まずは鳥さんたちに話を聞いてみましょう……!」
悪魔に変じた
回田 はつな
もこの混乱の楽園にいた。
騒ぎ立てる鳥たちの神経質な鳴き声をきき、背に生えた可愛らしい蝙蝠の羽根をぱたつかせる。
黒のミニスカートにウェイトレス風のエプロンも愛らしいはつなは、傍にいた
千鳥 雅人
の白いエプロンの裾をきゅっと掴んだ。
「な~んか笑顔が足りないな~。事情はよく知らないけど、暗いしピリピリしてる……うひ~、限界! 楽しくないなら楽しくしよ、千鳥くん!」
「そうだね。こういう時こそ落ち着かないと、解決できるものもできないよー!」
雅人とはつなは、あたりが花で飾られ、果物や木の実などの食事の用意が整っているのをみて、それぞれ手に持てるだけのご馳走を抱え、鳥たちの間を飛び回る。
「大変な時こそ、一度深呼吸をして気持ちを整えるんだよー! みんなリラックスリラックス!」
雅人が鳥たちの首筋を優しく撫でれば、はつなも鳥たちを励まして木の実を配る。
「そうだよー。赤い鳥さんも青い鳥さんもそんな暗い顔しないの。まずは食べよ! お腹空いたままだと、力出ないよ~?」
一方、炎を浄化し、復活の儀式を成功させようと願うフェニックスの長の周りには、協力しようという鳥たちや天使、悪魔が集まっていた。いや、姿こそ天使や悪魔だが、その多くは寝子島の民である。
「天界のクリスタルフォレストに咲く
『アイスクラウン』の花弁に溜まった夜露を三滴
、魔界に流れる忘却の川の川底に生息するという
『燃える夜光貝』を砕いた粉を駝鳥卵の殻一杯分
、このバードサンクチュアリの神殿にあるホルス像に嵌められた
『ホルスの左眼球』
、それからカラスたちに持ち去られた
『魂の壺』
――これらをすべて集めればいいんですね」
念入りに確認するのは
八神 修
である。
「この世界の底から天頂へ回る金色の浮遊岩――『太陽』が天の頂に昇るまでに、炎を浄化しなければいけないということでしたが、あとどれくらいの時間が残されていますか」
『おおよそ半日、といったところだ。……頼めるか』
フェニックスの長の声は、不思議に深く脳裏に響いた。
「はい、きっと間に合わせます。ところで、お願いがあるのですが」
修は長に跪いた。
「夜露を入れる器が必要です。硝子小瓶と金属小瓶をお貸しいただけませんか」
『何故二つ……とは尋ねまい。考えがあるのだな。よいだろう』
長が鋭くひと啼きすると、白い鳥が二羽、くちばしにそれぞれ小さな香水瓶のようものを咥えて飛んできた。
修が望んだとおり、片方は中身の透ける硝子製で、もう片方は銀色の金属製だ。
修がふたつの小瓶を受け取ったのを見ると、長はもう一度高く啼いた。
すると今度は別の二羽が、割れた駝鳥の卵の殻を咥えてきた。
『燃える夜光貝の粉を入れるには、この殻を使うがよい』
これは、忘却の川へゆく悪魔仲間を代表して、
桃川 圭花
が受け取る。
『天界と魔界へは仲間に道案内をさせよう。頼んだぞ』
こうして炎の浄化に必要なものを手に入れるために、それぞれがそれぞれの場所に旅立った。
まもなく、黒い羽根を大きく広げた悪魔姿の
綾辻 綾花
が空に現れ、黒く燃え盛る炎の上空を見張るように旋回しはじめる。綾花だけではない。幾羽かの鳥の仲間も警戒するように炎と長のまわりを飛び回る。
「長、みんなと一緒に護衛させていただきます」
カラスが壺を奪ったのを目撃した綾花は、近くにいた鳥たちに「フェニックスを守るように炎を囲んで全方位からカラスを監視したい。けれど自分だけでは守り切れ無さそうだから力を借りたい」と声を掛け、即席の自警団を結成したのである。
『それはありがたいことだ。さて、何か私にできることはあるかな』
長はその長い首をわずかに傾げた。
「あの……それでしたら、まずは仲良くなりたいです!」
ほんとうは触り心地の良さそうなふさふさの羽根に埋もれたり、思い切りもふったりしてみたい!
そう思いつつ、さすがにそのまま口にするのはためらわれ、綾花は控えめに願い出てみる。
「できれば、ちょっと撫でたりできたら、なんて……」
だがフェニックスの長は首を縦には振らなかった。
『君を焼き殺したくはない』
呼吸に合わせて揺れる羽根は、目に鮮やかな赤とオレンジで、縁にはゆらゆらと炎が灯っている。
フェニックス――火の鳥の名は伊達ではないらしい。
残念だが仕方がない。
「それでしたらすこしお話を」
『よかろう』
綾花はフェニックスの役割やこの世界について知りたかった。警護しようと鳥たちで声を掛ける過程で気付いたのは、鳥たちがフェニックスに対して特別な敬意を抱いているということだ。
この世界はどのような場所なのかと尋ねると、長からはこんな返答があった。
『ここは我々フェニックスが管理する鳥の楽園だ。また、フェニックスの故郷でもある。天界や他の世界にいるフェニックスの祖はここで生まれた』
「そうなんですか! 他の世界……。天界や魔界、この世界以外にどんな世界があるんですか?」
『さまざまな世界がある。縁があれば行くこともあろうし縁がなければ知らずともよい』
「うぅん、他の世界はあるけど、それがどんな世界かは教えてはもらえないんですね……。もう一つお伺いしてもいいですか? フェニックスの復活は何年に一度くらいなんでしょうか?」
『それは個々の寿命によるが、地上の鳥より長く生きるのは間違いなかろう。此度儀式を行った友
アカース
は人間の世界で言うなら三千年近く生きたのではなかったかな』
神の中にはそれより長く生きる者もあるが、と長は最後に付け加えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
77人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月01日
参加申し込みの期限
2016年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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