this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
炎と再生のサンクチュアリ
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
23
つぎへ >>
● バードサンクチュアリ/儀式の広場・1
このようにして天界や魔界、神殿でそれぞれが冒険を繰り広げていたが――。
浮遊岩世界の中央、バードサンクチュアリの儀式の広場に残った者たちもいた。
自分は戦いに向かないと考えた者であったり、あまり事情を把握していない者であったり、あるいはフェニックスや再生の火を守ろうとする者だったりと理由は様々だが、その数は決して少なくはない。
「変なところにまた飛ばされて羽が生えたうえになぜかドレスになっていたと思ったら今度は陰謀か」
黒衣の天使になった
獅子目 悠月
は、長い赤髪をかき上げた。
耳元のピアスが揺れる。金の瞳は冷静に状況を把握してゆく。
「張り切ってるやつの他に不安そうにしている鳥もいくらかいるな」
見てしまったからには見なかったことには出来ない。いざとなったらまとめて守ってやれるだろう。
そう考えた悠月は、この場所に残ることにした。
手始めに、不安そうな小鳥たちのもとに飛んで行って声を掛ける。
「心配するな。材料を見つけに行っている連中がきっとうまくやってくれる。あの中には頼りになる奴がいるからな、安心しろ」
頼りになる奴――悠月の脳裏に浮かんだのは、星幽塔などで共闘したこともある、
鴻上 彰尋
や
志波 武道
、
呉井 陽太
などの顔だ。悠月は噛んで含めるようにやさしく小鳥たちに言って聞かせた。
「お前たちが今やるべきことは無事にフェニックスが復活した時祝宴が滞りなく行えるような準備だ。人間たちや向かった鳥たちが戻ってきたら、きっと腹を空かせているだろうし、果物も木の実もそれじゃ足りないぞ」
小鳥たちはこくこくと悠月の言葉にうなずいている。
言いながら悠月は思った。
(そうだ。木の実や果実を取りに行こう。それならこの格好でも出来そうだ)
◇
回田 はつな
と
千鳥 雅人
は果物や飲み物を持って、場を和ませようと鳥たちの間を文字通り飛び回っていた。
「一緒に宴会しない? 敵? 味方? 天使と悪魔って事? だったら全然関係ないよ~。私も悪魔だしね。ほら! ご飯も木の実も飲み物も、い~っぱいあるよ~! 我慢しないで! 一緒に楽しも!」
「あら……ありがとうございます。そしてご心配なく。我慢はしていませんよ」
黒揚羽を思わせる漆黒の翼の主が振り返る。スリットの入った黒のドレスを身に纏った
巫部 紫苑
であった。
紫苑はにっこりと笑みを浮かべながら、はつなが抱える山盛りの果物をひとつひとつ手に取ってゆく。
「これはまだ食べていませんね。これも見たことがありませんし、それも……全部いただけます?」
「うひ~!? 全部食べるのっ?」
「もちろんです。一緒に召し上がります?」
「そうだね~、じゃあ他のみんなも誘うねっ!」
はつなはそう言って、うつむいた様子で木陰に集まっている鳥たちのところに飛んでいった。
「みつけたぞ! ほら、一緒に食べよ?」
こうしてはつなは、沈んだ様子の鳥たちを次々と宴会の場にひっぱりだしてくる。
紫苑はその様子を見ながら、果物の汁で濡れた口元を甲で拭うと、おっとりと言った。
「ん~、これもこれもこれも、美味ですね」
傍にいる鳥たちがぎょっと目を瞠っている。というのも、紫苑はさっきから果物の大皿を十は平らげているし、そのほかに木の実も飲み物も、絶え間なくその胃に流し込み続けているからだ。それだけ食べて平然としているのが、鳥たちにとっては驚き以外の何物でもない。
うっ、と口元を翼で抑えながら、カササギが紫苑に話しかける。
「よく食べられますね」
「ええ、このくらいなら全然大丈夫ですよ」
「そうなんですか……私たち鳥にはとてもとても……」
紫苑の食欲は、人間にとっても驚異であるが、それはおいておこう。
そんな紫苑も、催し物が行われるはずだったことや、不測の事態でそれどころではなくなってしまったことなどはうっすらと察していて、果物を全種類味わったのを機に、一度食事を中断した。
「それにしても何やら皆さん忙しそうですけど……何があったのかしら?」
丁度、鳥たちの間を飛び回っていたはつなと雅人がみんなに何か呼びかけている。
「みんな注目ー! はつなちゃんが隠し芸するって!」
拍手に押し出されるようにして、はつなはぴょーんと飛び上がった。
「突発! 隠し芸大会! 一番、私! お花咲かせます! ん~っ!」
ぎゅうっと目を瞑って縮こまり、それから花開くように両手を開いたはつなの周りに、ピンクや白や赤の花と花弁が現れた! これがはつなのろっこん<物言う落花>の力である。花や花弁は、きらきらとあたりに降り注ぎ、それを見た鳥たちはやんややんやの大盛り上がり。
みんなが笑顔になったので、はつなと雅人はほっとして顔を見合わせる。
「うひ~! さ、二番は誰~?」
「ほらほら、そっちの鳥さんも、何か得意な事やってみてよ!」
◇
「ねえ、いぬみん! なにか面白いことやってるみたいなのよ」
「わー、あかりん! いぬみんとあかりんも楽しいことしようよ!」
きゃわきゃわと羽根を羽ばたかせるのは天使(自称)の
橘 明里
(あかりん)と、いぬみん星のプリンセス(自称)の
狗民 きとり
(いぬみん)だ。
「いぬみん星のプリンセスとしては」といぬみんは言う。「地球の皆は仲良くなるべき対象なのです! なんかよくわかんないけれど鳥さんたちのパラダイスにたどり着いちゃったからには、鳥さんたちと仲良くなるべきなのです!」
なんかよくわかんないけど、プリンセスとしてはあまねく宇宙の生物は仲良くなるべき対象なのだろう。
そして天使なあかりんはあかりんで、こんなことを思っていた。
「地上に落ちて人間として暮らしていたあたしだけど、どうやらたまに巻き込まれる不思議な現象のせいで、すっかり天使の力を目覚めさせることに成功したみたいなの。天使のわっかもあるし、羽根も生えてるし、あかりが天使なのは間違いないのよ」
そしてあかりはこうも思った。
「鳥さんたちと仲良くなりたいの。言葉がツーじなくても、大丈夫って思いたいの!」
するといぬみん、あかりんの手をぎゅっと握って言った。
「うん! あかりん! ふたりで鳥さんたちと仲良くなりましょう!」
「わかったの! あかりはいぬみんがやりたいことを、出来うる限りサポートするのよ!」
……少々不安な天然少女たちだが、果たして……?
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
23
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
炎と再生のサンクチュアリ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
77人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月01日
参加申し込みの期限
2016年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!