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R&R Agency:File03:1999年からの使者
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● プロローグ
――二月のシーサイドタウンに、寝子暦1999年からの使者が現れた。
ニュースは密かに、しかし速やかに各所に伝達され、わずか1時間後。
オカルト調査会社R&Rの事務所には、呼びかけに応じた20名弱のメンバーが集まっていた。
「おおおっ……タイムスリップだと?! 車でか? それともなんかバリバリっと全裸で現れる系か?」
興奮する
握 利平
の隣で、
鬼崎 あやめ
は胡散臭そうに遠い目をする。
「未来からの使者って……眉唾物の話なんですが……」
ソファに座る男。彼こそが、未来から来たというアフマド博士だ。NYASAで開発されてから500年は経ちました、といった具合のくたびれた宇宙服的全身スーツ。浅黒い肌に、中東系の彫の深い顔立ち。髪はほとんど白髪で、顎ひげにも白いものが混じっている。
「眉唾、か。そう思われても仕方ないだろう。だが私は真剣だ」
窪んだ眼窩の奥から青みがかったガラス玉みたいな瞳で見つめられ、あやめは、はぁと達観のため息。
「まあ、報酬も良さそうですし頑張りますよ、ええ。とりあえず、おなかが減っては冒険も出来ませんからね。皆さんの分のおにぎりと水のペットボトルを用意しました」
定食屋「おにざき」の看板娘は肩を竦める。ちなみにおにぎりの中身は鮭、梅、おかかの三種類だ。
アフマドが担ぎ込まれたとき、丁度、事務所で細かい仕事を手伝っていた
サキリ・デイジーカッター
も、事情を聞き早速準備を整えた者の一人だ。刃物マニアのサキリは、ハンカチーフで愛用のナイフを磨いている。
「僕もこの仕事、勿論引き受けるよ。胸が高鳴る冒険の予感だ」
「余裕綽々じゃない」
軽く小突くのは、興味深い事をやってると聞いて飛んで来た
エヴァ・ブランシェ
である。
「ふふ、古代の迷宮……現代から見れば未来の迷宮かしら? 興味を惹かれるわ。『地球を救った英雄』とした未来に名を残せるかもしれないなんて、素敵じゃない?」
サキリはエヴァから冒険者の血の匂いをかぎ取って口角を上げる。
「そっちこそ余裕綽々だね。戻れないかもしれないと言っているけどいいのかい?」
「戻れなかったらその時はその時よ。サキリさんこそどうなの?」
サキリはナイフを磨く手を止めた。
「平穏な日常も悪くないけど。こう疼くようじゃ、やはりまだ心の底ではスリルと危険を求めているんだな」
「グッド。仲良くやれそうね」
そのときドアが開き、肩で風を切るようにして入ってきた一団があった。
彼らこそはLeidenschaft。リーダーの
如月 庚
以下、
屋敷野 梢
、
志波 武道
、
畑中 華菜子
、
碧川 雪月
、
ロベルト・エメリヤノフ
の計六名――情熱の名を冠したもれいびたちである。
「待っていたわ」
出迎えた
坂内 梨香
に、庚はポケットに両手を突っ込んだまま対峙する。
「話は聞いた。未来を見る経験……ね。まぁ、これが俺達の未来なのかそれとも可能性の一つなのかは……まぁどーでもいいか……」
「私も未来は切り開きたいタチよ」
「言いやがる。ま、厄介事は俺らの専門分野だ……つーわけでメンツ揃えてきた」
庚はあごで仲間たちを指す。
「心強いわ」
梨香は微笑んだ。
先日R&Rともエージェント契約を交わした華菜子が進み出て、両手で梨香の手を握る。
「私はちょっと頼りないもれいびアル。けど、世界が滅びるのは防ぎたいアル! 皆と一緒に頑張るアル!」
よろしく、と言う梨香の言葉と被って、見事に緊迫感を打ち砕く発言をしたのは
桜 月
だった。
「未来のファッションがどうなっているか気になるね」
弘明寺 能美子
が反応する。皆には内緒だが、かつてジュニアモデルとして活動していたのだ。
「ファッション?」
「そう。弘明寺さんも気になるだろう? そうだ、帰りにファッション雑誌を買ってきてくれないか。お金の問題は未来の人たちの手を借りてくれ」
「え、ええ。見かけたら。……桜さんは行かないの?」
「うん。私はリンコさんと一緒に、事務所で皆の帰りを待っていよう。……おや、アフマドさんから話があるようだよ」
一同は静まり、立ち上がったアフマドを見つめる。アフマドは両手を胸の前で合わせ、頭を下げた。
「若者たちよ……集まってくれて感謝する」
それを聞き、
トワ・E・ライトフェロゥ
が元気いっぱい手を上げる。
「600 years after. トワの60人位先の未来デス! とても見てみたいから行くマス!」
すると、彼女の隣に立っていた
夜海霧 楓
も右下のトワを指さし。
「本業もあるし、もれいびじゃねーし、未来いく気は更々無いんだが、これを護衛しないといけなくてな」
それを皮切りに、それぞれが「しょうがねえ」「未来を救うよ」などと口々にアフマドに告げる。
アフマドは全員の顔を見渡して言った。
「戻れぬかもしれぬが、本当にいいか?」
今更だ、と頷く少年少女たち。
決意を見て取ったアフマドの瞳が一瞬うるんだ。
「ありがとう。では、ひとりひとつずつ、この装置を受け取ってくれ」
ちょうど掌に収まるくらいの、卵型の機械がひとりにひとつずつ手渡される。
表面に浮かび上がっているのは、『19990709』の文字。その下に円く赤いボタンがある。
「これから寝子暦1999年7月9日に跳ぶ。合図をしたらボタンを押してくれ」
皆、一様に手の中の機械を見つめている。
ごくり、とつばを呑む音。
それから、了承の頷き。
アフマドが「行こう」と合図をする。押される親指。次の瞬間、まるでテレビの画面をスイッチで消したときのようなぷつりという音がして、アフマドの姿が消える。
だが、目を瞠っている暇はない。その瞬間が生まれたら、きっと未来へ行く勇気はしぼむ。
悟って、庚が号令をかける。
「――行くぜテメェら。未来へ、よ……!」
皆が一斉にボタンを押した。
ぷつり、とさきほどより大きく空間が音を立てた。
そして――みんないなくなった。
「……行ったか」
「……行ったわね」
残されたのは、
桜 月
と
リンコ・ヘミングウェイ
の二人きり。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月01日
参加申し込みの期限
2016年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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