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R&R Agency:File03:1999年からの使者
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● 未来へ
寝子暦1370年の世界から、未来へ。
本来なら629年の歳月を重ねなければ辿りつけない世界へ。
しかしそれは感覚的には一瞬で起こった。
乾いた埃っぽい空気。
四方を囲むのはコンクリートではなく褐色のレンガ壁。
どこかの室内だ。アフマドと同じような白っぽい全身スーツの男女が数人、過去からからの客人を取り囲んでいる。アフマドによって全員が無事未来に到着したことが確認されると、白スーツの未来人たちは抱き合ったり拍手したりして歓声をあげた。どうやら『ピラミッドエミッション』プロジェクトの第一段階が成功したことを喜んでいるようだ。
「Wooooo... Wow! これが未来デス!?」
はしゃぐように飛び跳ねたのは、
トワ・E・ライトフェロゥ
。アフマドの仲間からピアスサイズのイヤホンマイクを受け取り耳に付ける。
すると途端に、この世界の人々の言葉が理解できるようになった。トワは目を見開く。
「ほんやくきー!」
「言い方が、某青いロボット的だな」
夜海霧 楓
が言った。トワはふふっと笑ってから、
「これがあると英語で喋っても日本語で聞こえてるのかしら」
と英語で喋ってみる。
「おーすげぇ。日本語で聞こえる。口の動きは英語だから吹き替え映画を見てるみたいだが」
「それなら英語で喋った方がよさそうネー。デスもマスもつけなくていいから楽だし!」
日本語の丁寧語はややこしい。この翻訳機があれば頭の中で英文を日本語に変換しなくて済むなら、トワにとってはありがたいことだ。
「ここは?」
同じく翻訳機をつけた
八神 修
がアフマドに尋ねた。アフマドは時計を確認し答える。
「1999年7月9日。時刻は……13時33分。エジプト。カイロ郊外にある時空歴史研究所だ。現在は、ピラミッドエミッション計画の本部も兼ねている」
四角く刳り貫かれた窓の向こうには絵画のような黄色い砂漠が広がっている。蜃気楼で歪められたピラミッドが、砂漠の中に浮くようにして揺れていた。
「タイムトラベルもだけどココ外国なんてびっくり☆」
志波 武道
は窓の外に手を出して、1999年エジプトの大気に触れてみる。
熱いというより乾いている。指先が砂でザラつく感触すらある。
「1370年の寝子島とは全然違うなー。隕石見えんのかなー?」
「いや、今の時間は見えない。夜になれば見える」とアフマドが答える。
それを聞き、
碧川 雪月
が呟く。
「未来へ来るなんて、想像もしてなかった……」
「そうだね。そういえば雪月ちゃん、ちょっと顔色悪いかも。ダイジョブ?」
武道は心配そうに仲間の顔を覗き込む。
「私……正直怖い、です……」
雪月はうつむいた。
「それ、正常だよ。ほんと、何もなければいい観光旅行だったんだけどな」
武道の言葉に頷きながら、雪月はもうひとつ懸念を抱いていた。
それは、みんなの邪魔に、迷惑にならないか、ということ。
(けど……それでも、私に出来る事があるなら。私のろっこんが役に立てるなら……)
窓の外に広がる砂漠を見つめ、雪月は口唇を軽く噛む。
その間にも、修はてきぱきと準備を進めていた。
「ここにいるのはこれで全員ですか」
「そのとおりだ」
ピラミッドエミッション計画の本部というが、所員はアフマドを含めても10名足らずのようだ。これでは確かに迷宮を攻略し失われた大ピラミッドの頂上部分『黄金のキャップストーン』を手に入れることなど難しいだろう。
「だからこそ君たちの力を借りたいんだ。必要な物資などはできるだけ手配させてもらう」
では、と修が依頼したのは小型酸素ボンベとみんなの分の通信機だ。
「わかった。手配しよう」とアフマドは言った。
「ちなみに通信機にGPS――もしくは現在位置を測定・追跡して発信するような機能は? もしあれば、それで、迷宮内でのそれぞれの現在位置を記録してほしいんだが」
「一応ある。だが、迷宮内でどの程度機能するかは未知数だ」
「それでもないよりはいいだろう」と修は言う。
博士、と
エヴァ・ブランシェ
が声を掛けた。
「迷宮は崩落の恐れがあるのよね。命綱としてアンカーやザイルが欲しいところだけど……博士、用意できるかしら? というか、この時代にそういう物って残ってる?」
アンカーは固定道具で、ザイルは登山するときに使うような丈夫な綱だ、と説明する。
アフマド博士が頷いたところを見ると、手に入りそうだ。
それぞれに通信機が配布され、使い方を伝授してもらったのち、一人の青年が大きな箱を抱えてきた。
「武器が必要な者はいるか?」
箱の中身は武器だ
「お、これいいな」
利平が選んだのは伸縮型の警棒だ。ほかにも銃やナイフ、レーザーガンなどもあり、それぞれが自分にあった武器を手にしていく。
畑中 華菜子
も、小型のレーザーガンとライトを借りた。
「雪月ちゃんも何か持っておくアルか?」
「ううん……持つのが……それで誰かを傷付けるのが怖いから、私はいらない。その代わり、ロープと通信機は借りておく……役に立ちそうだし、Leidenschaftのメンバー同士でやり取り出来たら、いいかなって……」
「うん。いいと思うアル。あ、そーだ!」
華菜子は左手に持っていたカップ麺を高々と掲げた。
「アフマドさーん、お湯も準備して欲しいアル!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月01日
参加申し込みの期限
2016年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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