this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ヒーローズ! ~魔女は偽りの慈悲を歌う~
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
ハイパー化したロッコーンの力で、周囲にいる者達の持つ負の感情が
風雲児 轟
へと集まる。
己が元に集った負の感情の分だけ、轟の力は増し、
「お前が作り出した偽物の感情が、人間が本当に持ってる感情に勝てるわけがねえ!」
と轟が叫んだ通りに、
島岡 雪乃
による洗脳は彼の力によって上書きされた。
その場に集う者が抱える負の感情が、轟ただひとりへと向けられる。
それは
卯木 衛
への怒りや轟への憎しみを抱く雪乃ですら例外でなく、
「許さない……殺す……殺してやる……」
ぶつぶつと零しながら彼女が信者の手から武器をもぎ取るのが轟の目にも映った。しかし。
(これは……中々に面倒だな)
強化された能力を以ってしても、雪乃の喉元にすぐさま迫るには至らない。
心に闇を抱えた『元』信者達が、この場には山といるからだ。
その全てが、轟を狙って殺到している。と、その刹那。
「っ、と!」
自身の首元を狙った正確なナイフの一撃を、轟はそれでもするりと交わした。
しかし相手――
篠原 翠響
は、攻撃の手を緩めない。
その黒い眼差しには、深い悲しみが、絶望が、やり場のない怒りが宿っていた。
「あたしは何の為に戦ってるの!? あたしが今までやってきたことは何!?」
教えてよ! と翠響は泣きそうにひび割れた声で叫びながら轟を襲う。
轟は、『ザ・ストレイト』としての顔の向こうに、痛みに似た色を滲ませた。
「嫌なモン暴き出しちまったか……悪いな、でも、俺はここで止まれねえ!」
繰り出される斬撃を腕から弾き飛ばし、生じる隙に、腹へと全力の拳を叩き込む。
双眸を見開いて、翠響は糸が切れたようにふつりと倒れ込んだ。
「……次は信者達か。早く島岡の所へ……」
呟いたその刹那、背に感じた殺気に轟はバッと振り返る。
迫る一閃を、轟は強化された己の腕にギリと受けた。
剣を手に緑の瞳で轟を睨み据えるのは、教会に辿り着いた
北原 みゆき
だ。
「悪は許さない……たとえ人から疎まれ、排他されようとも」
「悪を憎む心、か……それと戦うことになるとは、皮肉なもんだな」
身を削り合うような、ギリギリでの鍔迫り合い。
それを破ったのは、ごぼと、轟の口から不意に滴った赤色だった。
彼に負の感情を向ける民間人のナイフが、不本意ながら隙を見せた轟の背を一突きにしたのだ。
ナイフが乱暴に引き抜かれれば、ぐらりと傾ぐその身体。
(こんな……ところで……)
痛みにではなく無念に顔を歪めて――それきり、轟は意識を失った。
轟の形成していた力が消える。負の感情を引き出されていた者達が我に返る。
こちらも我を取り戻した雪乃が、状況を悟るなり、急ぎ、強い『魔力』を放った。
民間人が再び『信者』に戻るも、それ以外でまだ立っている者達の中に、その力に屈する者はない。
みゆきは、目前で起こった出来事を把握して暫し呆然としていたが、
「北原さん! しっかりするのです!」
体力を消耗し
屋敷野 梢
に支えられている
椿 美咲紀
の力強い声に、ハッと自分を取り戻す。
(そうだ……ここで立ち止まってる場合じゃない!)
轟の姿に胸を痛めながらも、口の中にラムネ菓子を頬張って。
途端みゆきは、凛々しい女騎士――ノーラ・ブランネージュの姿に変じていた。
「殺された後も利用される魂なんてあってはいけない……」
想いを胸に、ノーラはその身の変化と共に光を纏った剣を構える。
「人の魂をこんな事に使ってはいけないんです! 馬鹿げたことはやめて!」
邪な『魔女』を一突きにせんと誓うノーラだったが、
「もう! もういいです! 歯向かう輩は皆殺しにしちゃってください!」
苛立ちのままに雪乃が叫ぶや、信者達の波が一行にわらと襲い掛かった。
しかし、その場に集った者達は、彼らに後れを取ることはなく。
「っ、私は! ここで負けるわけにはいかないの!」
己の信じる正義のまま、ノーラは剣を振るい、光の筋をたなびかせる。美咲紀もまた、
「援護なら任せるのです!」
と、蔓を操り敵の動きを阻害し、衛は辺りを跳ね回って、
「こっちだ! かかってこい!」
なんて、その胸の内は勇気でいっぱい、大人相手にも後れを取らない。
一行に翻弄されるばかりの信者達の様子に、雪乃が唇を噛んだ。
「何でこう邪魔ばかり……もう、知りません! 最大出力です!」
途端、溢れ出した『魔力』に中てられて信者達が或いは獣のように唸り、或いは狂った叫びを上げる。
脳を奥から揺さぶられるような感覚に、一行の多くも頭を抑える中、
「……随分うるせぇ場所だな、趣味が悪ぃ」
礼拝堂へと足を踏み入れたのは、ストライクブルーを伴った
如月 庚
だ。
強化された精神力を以ってなお頭に纏わりつく不快感に眉を寄せる庚だったが、
「喧嘩を売られた。だから買った。故にブチのめす」
と、信念の元に言い放つ男の、その目は真っ直ぐに雪乃を睨み据えている。
庚が放つプレッシャーに、雪乃は僅かたじろいだ。
「っ、早く! 誰か、そいつを殺して!」
殺到する信者達へと、庚は額の傷痕を指でなぞるや蒼く輝く拳を振るう。
蒼の拳に、エネルギーに、成す術もなく散る信者達。
(与えられた使命なんざまっぴらゴメンだ……俺を従えられるのはこの世に俺ひとり。それだけだ)
それだけが自分の納得できる道だと、庚は手近の柱を一息に破壊した。
頭を揺らす感覚を振り払わんとしての策である。
このまま時間が経過すれば、礼拝堂は無残に崩れ落ちるだろう。
そのことを思い知って、雪乃に動揺が生まれた。『魔力』が、俄かに弱まる。
(好機、だな。最後の切り札……使わずに済ませたかったけど、そう甘くもないか)
サキリ・デイジーカッター
は、そんな考えを胸に二振りのナイフを握り直した。
ロッコーンが進化したことで、己が新たに得たハイパー・ロッコーンのことを思う。
覚醒した能力の名は、『狂戦士』。
ロッコーンを飛躍的に強化させるものの、制御が難しい諸刃の剣だ。
(まだ慣れてるとは言えない。下手をすれば死ぬまで戦い続けることになる)
使いこなせるか? と自分の心に問う。
返る答えは勿論決まっていて――サキリはホルスターにナイフを仕舞うや、ラムネ菓子を噛み砕いた。
両手にナイフを構え直し、頭の中に空間を引き裂く。
(――自分を見失うな。今回の目的と傭兵の矜持を思い出せ!)
薄れ行く理性の中で自身にそう言い聞かせ、赤い斬光の嵐となって礼拝堂に舞うサキリ。
高速での瞬間移動、そして信者達への攻撃を繰り返しながら雪乃へと近づき、そして。
「あ……」
呟いたのは誰だったか。
雪乃の首筋から真っ赤な血が噴き出すのを、意識を保っていた全員が目撃した。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ヒーローズ! ~魔女は偽りの慈悲を歌う~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
前回シナリオ
ヒーローズ! ~ハイパー・ロッコーン大戦~
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月28日
参加申し込みの期限
2016年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!