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【星幽塔】第一階層 シャウラの泉へ
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【シャウラ・タイガーの巣】
そうして、いまやシャウラ・タイガーの巣には総勢六名の餌が集まっていた。
「まあ、みんな考えることは一緒だったというわけだな」
八神 修
は、集まったほかの面々――
恵御納 夏朝
、
椿 美咲紀
、
水上 桜
、
桃川 圭花
、そしてダイナマイト婆さんの顔を見まわしながら小声で言った。
六頭のシャウラ・タイガーは彼らを巣に運んで来たきり、何故かすやすやと穏やかな眠りについてしまっていた。少し眠った後、みんなでおいしく頂く心づもりなのかもしれない。
「まあ、私達は考えたっていうか、結果的に運ばれてきただけだけどね……」
寝た虎を起こさないように、やはり小声で圭花が答える。
「みんな、あっちに白い花が咲いてるよ。もしかして、あれって……」
夏朝の言葉に、全員が彼女が指さした方を見た。
「うん☆ きっとあれがマタタービの花ですよ。だって、マタタビの花にそっくりだもん☆」
と、植物に詳しい美咲紀が頷いて言う。
「……これが泉の効力を高める花? そんな特別な花には見えないけれど……」
桜は少し訝しげに花びらをつついて、そう呟く。
「いやいや。間違いない。あれがマタタービの花じゃ。わしがそういうんだから間違いない。年寄りの言う事は馬鹿にしたもんじゃないよ」
と、ダイナマイト婆さんも言う。
「ああ。俺が読んだ本の記述とも一致している。きっと、これがマタタービの花だ」
修は満足げに頷くと、荷物からシャベルを取り出して、できるだけ音を立てないようにマタタービの花を株ごと地面から取り去り、持参した袋に詰める。
「……よし。これで目的は達成だ。なんだ、意外とあっけなかった――」
と、そこで修は皆が自分の方を青白い顔で見ていることに気づいた。
「どうした、みんな?」
「シ、シューくん、後ろ後ろ……」
美咲紀が震える指先で修の後ろを指差して言う。
「うん?」
修がゆっくりと後ろを振り返ると、
『……』
いつのまにか目を覚ましていたシャウラ・タイガーが思いっきり大きな口を開けて、修の頭をガブリムシャムシャしようとしているところだった。
「……っ!?」
修はすんでのところで身を引きつけるようにして、シャウラ・タイガーに噛みつかれる事態を回避した。
驚いて、マタタービの株が入った袋を取り落としてしまったが、もはやそれどころではなかった。
気がつけば、ほかのシャウラ・タイガー達も次々に目を覚まして、彼ら六人をじわじわと包囲し始めていたのだ。
「……や、やあ、初めまして、僕はえみな・かーさだよ」
と、夏朝はそこでおもむろに虎との会話を試みた。
「お願いがあるんだけど、ここにある花を一つだけ摘んで……うわぁっ!?」
が、失敗した。どうやらシャウラ・タイガーはかなりご立腹のようだった。
「ま、待ってくれ、シャウラ・タイガー。俺達を食べたいのもわかるが、まずはこれから食べないか?」
と、修は荷物から準備しておいた生肉を取り出してタイガーに向かって投げた。
「ぼ、僕も肉塊ならあるよっ! ほら、お食べっ!」
夏朝も、修と同様に用意していた肉塊を投げる。
だが、驚いたことに、タイガー達はそれらに見向きもしなかった。
「だ、駄目じゃ……! 最近、シャウラ・タイガーは森に迷い込んだ人間の味を憶えたせいか、以前よりもグルメになったんじゃっ……!」
「……っ、だから、そういうことは早く言ってよ!」
「ていうか、お婆さん、今、地味に凄く怖いこと言ったわよね!?」
ダイナマイト婆さんの叫びに、圭花と桜が悲鳴じみた突っ込みを入れた。
「……シュ、シューくん、こういうときはどうすればいいんですか!? 何か策があるんですよね!?」
美咲紀が一縷の望みに縋るような目で修を見る。
それに、修は口元に笑みを浮かべて答えた。
「……ああ、もちろんあるさ。みんな、良く聞いてくれ、こういうときにとるべき作戦はただ一つ……」
修の続く言葉を待って、全員がごくりと生唾を呑み込む。
そして、
「――全速力で離脱だッ!!!」
だいたい皆が予測していた通りの答えに、一同は尻尾を巻いて全力で逃走を開始した――。
〔Mission failed?〕
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月14日
参加申し込みの期限
2016年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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