「あぁぁぁ、随分明るくなったもんだねぇぇぇ」
腰の折れたお婆さんが1人、サジタリオ城下町を歩いている。
古ぼけた布を幾つも重ねて羽織って、杖をついてよろよろよろ。
「しかし明るくなると、暑いねぇぇぇ。シャウラの泉が恋しくなるわいねぇぇぇ」
シャウラの泉とは、森の中にひっそりと佇んでいる美しい泉だ。
星の力が浸透しているとの噂で、泳げば体力を回復するとか若返るとか言われている。
そうでなくても、その心地よさを求めて訪れる者は少なくないという。
「わしゃぁぁのぉぉぉ、泉に入るためにぃぃぃずっと仕込んどったんじゃぁぁぁ」
バサバサっと布を剥ぎ取っていくと……ババーン!
それはもう見事なまでのビキニ姿が! 泉に入る気満々だ!
おっぱいの垂れ方は半端じゃないが、これが泉で泳いでどうにかなるとしたら、なるほど泉の効能は凄まじいものと言えそうだ。
「問題はぁぁぁ、森を抜けられるかどうかぁぁぁだわねぇぇぇぇえ」
水着姿を見たからか、大きな声の独り言を聞いたからか、
婆さんを“泉への冒険者”と判断して商売上手な者たちが集まってきた。
森を抜けるための乗り物として喋るラクダはどうか、光る剣はどうかなどとキリがない。
「ふはぁぁぁ。最近は店も増えたから、買い物も楽しめるってもんだねぇぇぇ」
婆さんはニヤリと笑むと顔を上げて、ダイナマイト水着姿で歩き出した。
活気の戻った城下町を楽しむか、冒険に出発するか、どんな水着を着るか……すべてはあなた次第!
ごきげんよう。水月 鏡花です。
コミュニティもできて、さらに盛り上がっていきそうな感じですね~。どんどんいきましょう!
このシナリオの概要
このシナリオの舞台は、第一階層です。
城下町、森、辿り着けた方だけ“シャウラの泉”です。
このシナリオでできることは、以下の2つです。
どちらかひとつを選んで、アクションの冒頭に【泉】か【町】と記入してください。
・【泉】シャウラの泉への冒険
・【町】城下町で好きに過ごす
※第二階層のシナリオに参加中の方も、こちらに参加できます。
星幽塔の時空も多少歪んでいるのでしょう。あまりお気になさらずお楽しみください。
【泉】シャウラの泉への冒険
シャウラの泉は、森の中にあります。
この森の上空は毒の霧が漂っています。
森の中を飛んで移動するのはいいですが、さらに上に出てしまうと危険です。
森には道がなく、いったん入ると暗くて磁石も効きづらく、方向もわからなくなります。
幸運を呼ぶと言われる黄色い尾の長い鳥“シャウラ・バード”は、泉の場所を把握しています。
泉からのオーラを受けるように翼を広げていることがあります。
この鳥にそっくりな、方向音痴の鳥“マイゴラ・バード”がいます。惑わされないようにご注意を。
マイゴラ・バードは、翼が濡れると黄色が青に変わります。
鳥に遭遇することは簡単ですが(確定ロールで大丈夫です)、どちらの鳥かは不明です。
森には野獣がいて、襲ってきます。
大きな猫のような姿で、黄色い体に黒いしましま模様が入っています。虎でした。
この虎には翼が生えていて、“シャウラ・タイガー”と呼ばれています。
シャウラ・タイガーは獲物を捕まえると飛んで巣へ運んで、そこでゆっくり食べる習慣があります。
この虎の巣には、シャウラの泉の効能をアップすると言われる、マタタービの花が咲いています。
シャウラ・タイガーの目を盗んで摘んで持っていくとよいでしょう。(成功確率1%)
もし泉に辿り着けたら、どんな格好でどんな風に楽しむか、一応書いておいてください。
簡単に辿り着けるとは思えませんが、みなさんならきっと……!
そうそう、サジタリオの領主フランチェスカは一足先に泉に辿り着いて、優雅に泳いでると思います。
もしも辿り着けたら、仲良くしてやってください。
道中には、シナリオガイド本文に登場したダイナマイトビキニ婆さんがいると思います。
変わり者なので関わるとろくなことがないと思いますが、よかったらどうぞ。
※泉への冒険を選んだ方も、武器などの買い物をしてからの出発が可能です。
ただし、買い物シーンは省略されるか、描かれても僅かなものとなりますのでご了承ください。
【町】城下町で好きに過ごす
お好きなようにお過ごしください。
他のPCさんのお店や拠点で行動する場合は、GAを組んでください。
今回は 星幽塔コミュニティ 誕生記念ということで、コミュニティを参照させてもらいます。
参照が必要な場合は、必ず該当URLを省略しないで記載してください。
アイテムやマイリストもぜひ活用してください。
今回は、URLをちゃんと載せてもらえれば、全部参照させてもらいます。
ステラは酒場を中心に城下町をふらふらしてます。気が向いたら声をかけてください。
質問とかされてもよくわかってないので、それよりは一緒に食べたり遊んだりの交流がお勧めです。
星の力
星幽塔の中では、ひとりにひとつ、不思議な光が宿っています。
剣士の光(青) :剣技が上手くなる
闘士の光(オレンジ):腕っぷしが強くなる
狩人の光(紫) :弓矢が強くなる
盗人の光(金) :宝物を見つけたり鍵開けが得意になったりする
魔火の光(赤) :火の魔法を使える/星の光が宿った武器が火属性になる
(例:火の玉を飛ばす魔法が使える、刃に炎を纏ったりできる)
魔水の光(水色) :水の魔法を使える/星の光が宿った武器が水属性になる
(例:水流を鉄砲の様に飛ばす魔法が使える、刃に水を纏ったりできる)
魔風の光(緑) :風の魔法を使える/星の光が宿った武器が風属性になる
(例:つむじ風を起こす魔法が使える、刃に旋風を纏ったりできる)
魔土の光(茶) :土の魔法を使える/星の光が宿った武器が土属性になる
(土礫を投げつける魔法が使える、刃に砂を纏ったりできる)
癒しの光(白) :自分や他者を癒すことができる
光は体に宿ったあと、その者にあわせた形状に変化し、身につけることになります。
(例:指輪、体に埋め込まれる、武器になっている、愛用の武器の装飾に)
※星の力のサポートは、星の力が宿ったアイテムを所持していない時は受けることができません。
※武器(剣、弓、斧、杖など)はひとりひとつ。双剣など2つで1セットのものなども可。
※星の力やその形状は、変化したりしなかったりいろいろなケースがあるようです。
(このシナリオの中では変化しませんので、今回はひとつだけ選んでください)
※もれいびは「星の力」と「ろっこんの力」の両方使えます。
※ひとは「星の力」を使えます。
※塔に召喚されると、衣装もファンタジー風に変わります(まれに変わってないこともあります)
※もちものは、そのPCが持っていて自然なものであれば、ある程度持ちこめます。
どの星の光をまとい、その光がどんな形になったかを
アクション冒頭に【○○の光/宿っている場所や武器の形状】のようにお書きください。
衣装にこだわりがあればそれもお書きください。
では、参加をお待ちしてます!