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旧市街の参道商店街から路地に入った場所にあるお好み焼きの店『うさぎ屋』
その店の奥で
宇佐見 満月
は弁護士
小林 貴文
と会っていた。
人当たりの良さそうな笑顔で挨拶をし、ロマンスグレーの髪を撫で付ける彼を前に、満月はどこか冷めたような、しかし真剣な顔で本題に入った。
「親権喪失が認められたと連絡はありましたが、それは確か、姪っ子の義父だけの話でしたよね。
母親の方は、どうなりましたか?」
「認められましたよ」
貴文は湯飲みで温めていた掌を離して、手慣れた様子で鞄から資料を出した。
「義父の方は、実刑になってもまだ虐待を否定してましたし、出所後の保護の必要性を訴えたらすぐに喪失になりましたけど。
……母親がどのように義父と関わっていきたいのかが、本人の口からなかなか聞けなくて、聞けても二転三転して……」
会話の途中、資料の上にある封筒を示した。
「で、やっと貰えたのが、この手紙です……読みますか?」
そこは依頼人側の自由であると判断を任せられ、満月はふうっと溜息を吐いて封筒を開いた。
「……読ませて貰うよ」
便箋がかさかさと乾いた音を立てるたび、満月の心も乾いていくような、そんな手紙だ。
目が滑りそうだとつぶやいた満月の眉が寄るのを、弁護士は目敏く見ている。程なくして疲れた息を吐き出しながら、便箋は封筒にしまわれた。
「謝罪しているような言葉に紛れて『彼が出所したら一緒に住みたい』かぁ」
「ええ」
貴文は短い相槌をうって続けた。
「この手紙が決定打になりましたね、あと、姪御さんの日記。
義父の時もそうでしたが、母親の時も『隠語』を使って、日記に虐待されたことを記していましたから、ね」
「あの日記はあたしでさえびっくりしましたよ。
一見すると『普通の女の子の日記』にしか見えませんでしたからね」
満月の言葉を、貴文は否定も肯定もしなかった。
家庭裁判の案件を得意とする彼が、今迄受けてきたなかで、ああ言ったものは幾つあったろうか。個人としては思い起こしたくはないものについて、彼は職業を離れて意見を述べた。
「……賢い娘さんです、多分、お兄さんの血かと」
「褒めたって何も出ないよ、オバケの兄貴くらいしか。
あとは、ゆっくり姪っ子とあたしとの養子縁組の話を進めるだけ……ですかねぇ?」
終わったのだ。いや、これが始まりなのかもしれない。準備運動のように伸びをする満月に、貴文は少し同情的な笑みを向けた。
「そうです、ね……未婚の母ですけど、良いんですか?」
「いいんだ」と満月も微笑む。
彼女の瞳は、仏壇の写真へ向けられたいた。
「本当は過労で死んじまった両親がやりたかったと思うんさね」
写真の中で二人は優しく微笑み、家族を見守っている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月09日
参加申し込みの期限
2016年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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