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星ヶ丘にあるオークレイ牧場。
鎌八 まもる
のアルバイト先に『彼女』が遊びにやってきた。
かつてこの牧場で働いていた時代にはポニーテールだった長い髪は今はさっぱりして、30代後半まで年も重ねた。まもるから見ればおばさんだったが、明るい笑顔は幼稚園生の頃憧れていたそれと少しも変わりはない。
むしろあの頃から変わったのはまもるの方だろう。
「短くしたんですね」
誰にでも友人に話すように気軽にタメ口をきいていた子供が、今や年上を前に反射的に丁寧になる。彼女はその変化に微笑んだ。
「ええ、もうこんな歳だし……、あなたまだポニテ好きなの?」
彼女がそれを知っているのは、幼い頃の遠慮がなかったまもるが、この牧場に来るたびに何度も彼女のポニーテールで遊んでいたからだ。
かつてのお姉さんからすれば懐かしい思い出の一つだったが、まもるの方は曖昧に、お姉さんのポニーテールが好きだった部分のみを大事に覚えていた為指摘されたことに驚き、はにかんでいる。
「ふふっ、照れなくてもいいじゃない」
何だって知っているのよと言うような笑顔に、まもるは世辞なく「今もきっと似合います」と言う。
「あらありがと。じゃあ今度会う時まで伸ばしておいてあげようかしら」と襟足に片手で触れている。
「それにしても久しぶりね。
昔はサッカーボールもっていつも遊びに来てたよね。ここでバイトしてるなんて驚いたわ。
結構頼りになるらしいじゃない? 卒業したらうち来る?」
なんて言われて満更でもない気分になりつつも、まもるの将来の夢はカウボーイ以外にも、もう一つある。
「あのサッカー少年が今や高校生でサッカー部か。キーパーなんだって? すごいね」
そこでまもるからも、大事な思い出が披露された。
——キャッチャ。
崖の淵から転がり落ちそうな子供を、どこからかさっと飛び出して捕まえてくれるヒロイン。
あの時に人を守れる人間になろうと決めたのだ。
「あー……崖から落ちそうなとこ私が助けたことあったね。覚えてる。
私に憧れてくれたんだ。ああ! だからポニーテール好きなのね!」
膝を打ってからまもるの幼い頃の想いを飲み込んだ彼女は、「あらあらやめてよ年甲斐なく赤面しちゃうわよ、私」と白い歯を見せた。
「小さかったあなたには私が格好いいヒロインみたいに見えてたんだね。
ふふ、そかそかじゃこれからも頑張らなきゃだね私も」
会話をしながらゆっくり歩いていた足は、自然と厩舎の方へ向いていた。
そうそう、「アンバーとは相性どう?」。
と、彼女に覗き込まれ、まもるは誤魔化すような苦笑いになってしまう。アンバーがなかなか懐いてくれないのが、近頃の悩みなのだ。
「あらそう、あのコうちの琥珀の血をひいてるのよ?」
「琥珀? 琥珀ってあの——」
「そう、小さい頃よく乗せてあげたでしょ。私の馬」
まもるの中に、幼い日々がふっと駆け抜けた。背の高い琥珀の上で受けた風の気持ち良さ、頭の良い馬はまもるが落ちないようにゆっくり走ってくれたのかもしれないが、他の乗り物では感じられない馬と一体になる瞬間の気持ち良さは、あの頃に覚えたのだ。
「まもるくんならきっと大丈夫よ」
ウィンクされて、まもるの中の小さな子供が心臓を跳させた。その時、風の悪戯で、鞄に入っていたカードがヒラヒラと落ちる。
惚けていたまもるよりも先に、彼女がそれを拾って「あら?」と笑う。
「もしかして彼女?」
「え、違——」
「違うの? ふーん……、あらでもこのコ少し私に似て……」
興味深そうに見つめている彼女の手から写真をひったくり、まもるはいそいそと鞄にしまいなおす。しかし彼女はまだその話題に満足していないようだ。もっと見せなさいと片手を伸ばしてきた。
「いやいやいや」
「こら、隠さなくていいでしょ。良く見せなさーい!」
逃げるまもると、追いかける彼女の周囲に、あの頃のような優しい風が駆け抜けていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月09日
参加申し込みの期限
2016年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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